【縦読みマンガ最新情報】ウェブトゥーンノベル、ドラマからウェブトゥーン、セクシー表現問題ほか【2021.12.17】
こんにちは!コピンコミュニケーションズジャパンのハツミと申します。コピンは、今流行りのスマホ最適化された縦読みマンガ、通称WEBTOON(ウェブトゥーン)を制作している会社です。
本noteは、最近国内で話題のWEBTOON(ウェブトゥーン)に関するニュースをピックアップして、週1でご紹介するものです。ウェブトゥーンを描いてみたい作家様、業界関係者様のためになるようなニュースをピックアップしていきます!
弊社は、韓国に本社を持つウェブトゥーン制作会社ですので、本場韓国のウェブトゥーン事情なども合わせて発信できればと思っております。よろしければ、フォロー、シェア等、よろしくお願いします!
最近、国内でのウェブトゥーン認知度も上がるにつれて、ありがたいことに、「コピンのこと知ってるよ!」という方々も増えてきました。覚えていただき、ありがとうございます!もっと頑張ります!!
▼ 前回の記事 ▼
-------- 以下、ニュース記事 --------
漫画のミライを考えるオンラインイベント「漫画家ミライ会議」に、弊社コピンが登壇!
いきなり宣伝すみません(笑)
株式会社ナンバーナインさん主催で行われた、漫画家のためのオンライントークイベント「漫画家ミライ会議」にて、12月10日(金)の回でコピンがウェブトゥーンのセッションに登壇しました!
セッションでは、コピンの韓国本社とZoomをつなぎ、弊社の人気作「皇女、反逆者に刻印する」の制作秘話から、ウェブトゥーン業界のあれこれについてお話ししました。
本イベントはアーカイブ動画として、あとで公開されるそうなので、見逃された皆様もぜひご覧ください!ご視聴いただいた皆様、また、放送中コメントしていただいた皆様、本当にありがとうございました!
ピッコマノベルがヤバい。俺レべ、盗掘王などの人気作品をノベル化し、ラノベ市場もミックス?!
ピッコマで、『俺だけレベルアップな件』に続く人気を誇る作品『盗掘王』がピッコマノベルとして、リリースされたそうです。ノベル版は、ウェブトゥーンより少し先の展開が読めるらしく、ウェブトゥーンファンにもメリットがあるそうです。ピッコマでは『俺レべ』もノベル化していますので、人気作をノベル化することで、プラットフォーム内でのラノベユーザーと、ウェブトゥーンユーザーの橋渡しを行っているのではないかと考えられます。
ところで、皆さんピッコマ内でノベル読んだことはございますか?結構日本の有名なラノベ作品も読めるようになっていて、それらは普通のラノベのように横読み(文章タテ:横にページめくり)なのです。しかしなんと『俺レべ』と『盗掘王』は縦読み(文章ヨコ:縦にスクロール)な上に、めちゃくちゃ絵が入ってる!!!
え!!?そこも縦スクロールなの?という感じですよね。そして、『俺レべ』『盗掘王』のノベル版には、めちゃくちゃ挿絵が入っているんですよ。ですが、原作のウェブトゥーンで使われていたコマが、そのままラノベ用の挿絵として流用されているんですよね。いやぁ省エネ…!
IPを使えるとこまで使うぜという、強さを感じる。
もう韓国の大手ウェブトゥーン企業は、ウェブトゥーンで勝負しているというよりも、もう「IP全体をどう使うか」で勝負してきているんだと思います。そういった意図で、いままで様々なメディアミックスを行ってきたのだと思いますが、今回の人気作のノベル化を見ていると、「日本のラノベ市場もミックスしに来てるな」と感じますよね。今後の動向に注目です。
韓国にて、7年前のドラマがウェブトゥーン化!今はドラマ→ウェブトゥーンの流れ!
2014年に韓国のKBS 2TVで放送されたドラマ「恋愛の発見」が、ウェブトゥーンとしてリリースされるようです。作品については、私も詳しくないので、ここでは割愛しますが、注目してほしいのはこの流れ!
上記、韓国のニュースサイトなので、私の方で簡単に翻訳・要約しますと、
IPを活用する器としての側面も持つウェブトゥーンですから、確かに過去のドラマを新しい媒体でリニューアルするというのは、IP活用という面で非常に効果的かもしれませんね。
さらに面白いのが、ウェブトゥーン版を作る場合、ドラマとは別のストーリー展開で制作する作品もあるらしく、ただ媒体を変えただけとならないような制作がされるそうです。面白いですね。
日本のドラマも結構面白い作品が多いので、日本でもこの流れこないかなぁと期待しているのですが、日本のドラマ関係のIPは、すごいややこしそうですので、出たとしても結構先になるのではと予想しています…
ボイスル 韓日ウェブトゥーン翻訳コンテスト 大賞受賞者決定!国内のウェブトゥーン翻訳の需要
弊社でも、韓国原作の翻訳などで協力いただいているボイスルさんが、面白い企画をやっていたようです。その名も、韓日ウェブトゥーン翻訳コンテスト!その大賞受賞者が発表されたようです。第一回はもう終了してしまいましたが、応募の詳細は以下。
国内ウェブトゥーンの認知度上昇とともに、ウェブトゥーン翻訳の需要も国内で高まってきているように思います。弊社コピンジャパンのTwitterアカウントをフォローしていただく方々も、ウェブトゥーン翻訳を職業にされている方が多かったりします。(いつもありがとうございます🙏)
今後、国内ウェブトゥーンが、国内需要だけでなく、世界展開していく際にハードルとなるのは、やはりセリフや擬音語の翻訳だと思います。引用した記事にもありますが、ウェブトゥーンの翻訳はいわゆる直訳じゃダメなんですよね。ストーリーなどの、高度なニュアンスも伝えなければいけないので、ウェブトゥーン翻訳はもう高等スキルなわけですよ…。その需要が高まると予期して、コンテストまでやって、PRと採用までやっちゃうボイスルさんのPR、うまっ!
と、思ったハツミでした。
韓国ウェブトゥーン会社、アメリカ・欧州などに向けて進出ラッシュ
※こちら韓国記事ですので、Google翻訳等を用いてお読みください。
記事の内容をざっくり翻訳・抜粋すると以下、
記事では言及されていないんですが、進出先に日本は選ばれていないんですよね。これは、韓国的に、カカオとネイバーで日本市場はもう飽和しているという認識なのでしょうか?もしくは、今後DMMなどの日本企業の参入により、さらに市場が熾烈化することを見越してなのでしょうか?どちらにしろ、韓国ウェブトゥーン産業は、続々と世界に進出を始めているようです。
上記の韓国記事では、「ネイバーとカカオの第二次世界大戦勃発か?」みたいな喩えもでていました(笑)日本でもバチバチに市場を奪い合ったネイバーとカカオですが、今後、その戦場は欧州にも広がっていくようです。
牛乳業界PRウェブトゥーンで、セクシーな美女で描いて炎上。日本でも同じような問題あるある!!
韓国の牛乳業界が、PRの目的として制作していたウェブトゥーンに、セクシーな女性が登場するのですが、それが「セクシーである必要はあるのか?」「性差別じゃねぇか!」と物議を呼び、炎上したそうです。
こういう問題、日本の漫画でも結構ありますよね(笑)
以前Twitter上で炎上していた温泉娘のPRのときも、似たような問題が起きていましたよね。表現の自由、性差別、煽情的表現とPR絡みの問題は漫画のみならず、ウェブトゥーンでも起こりえる問題のようです。漫画とウェブトゥーン、つくづく「似てるなぁ」と思いますよね(笑)
-------- ニュースおわり --------
ざーっとご紹介しましたが、少しでも皆様のウェブトゥーン理解の手助けになれば幸いです。コピンでは毎週、こういった情報を発信していきますので、ぜひ、シェア、フォロー等していただけますと、助かります!
また、ニュースまとめ以外にも弊社では、ウェブトゥーンに関するnoteをいくつか書いておりますので、よろしければそちらもご覧ください。
弊社コピンでは、世界に届く日本産のウェブトゥーン制作に日々励んでおります。「我こそは、世界を轟かすウェブトゥーンメーカーになる!」という志の方がいらっしゃいましたら、ぜひ弊社にご連絡ください。
作家様、編集者様、グラフィックデザイナー様、CGアーティスト様、とにかくウェブトゥーンを描いてみたいクリエーターの方々のご連絡お待ちしております。