【縦読みマンガ最新情報】BTSのウェブトゥーン、俺レべNFT、韓国作家の悲惨な現実、ほか【2022.01.14】
こんにちは!コピンコミュニケーションズジャパンのハツミと申します。コピンは、今流行りのスマホ最適化された縦読みマンガ、通称WEBTOON(ウェブトゥーン)を制作している会社です。
本noteは、最近国内で話題のWEBTOON(ウェブトゥーン)に関するニュースをピックアップして、週1でご紹介するものです。ウェブトゥーンを描いてみたい作家様、業界関係者様のためになるようなニュースをピックアップしていきます!
▼ 前回の記事 ▼
-------- 以下、ニュース記事 --------
BTSのウェブトゥーンついに1月15日(土)より始動!日本でのWEBTOONの認知拡大なるか!?
本noteでも以前から動向を追っていた、BTSをキャスティングしたWEBTOON『7FATES: CHAKHO』が15日、NAVERよりリリースされるそうです。日本では、LINEマンガで読めるようになるようです。
LINEマンガには、『7FATES: CHAKHO』のリリースに先立って、SUPER CASTING: BTSという特設ページができていました。内容は、BTSメンバーの写真にウェブトゥーン的なコマ割りを施したプロモーション用WEBTOONという感じです。この特設ページだけでも、NAVERの本気度がうかがえますね。
昨年9月頃、Twitter上で「ウェブトゥーン」「WEBTOON」と検索しても、つぶやいているユーザーは業界関係者くらいしかいなかったのですが、このBTSのWEBTOONのリリースが発表されてから、日本国内でもBTSファンの方々が頻繁に「WEBTOON」についてつぶやくようになったように思います。今回の作品リリースをきっかけに、BTSファンから波及し、WEBTOONの日本国内の認知度が向上すればいいですね!
はたして、本作品はヒットするのか!?そして、そのヒットにより国内のWEBTOON認知度は向上するのか?動向を追いたいと思います。
「俺だけレベルアップな件」NFT発売後すぐ完売!WEBTOON x NFTの未来とは?
※海外記事により、Chrome等で読まれることをオススメします。
日本国内でも絶大な人気を誇るWEBTOON作品『俺だけレベルアップな件』(Solo Leveling)がNFTとして販売され、すぐに完売したそうです。
▲ NFTについて(さらっと1分で読めます)
NFTとして販売されたのは、WEBTOON内の2つのシーン。172話の印象的な戦闘シーンのコマ、179話のキャラクターが出会う印象的なシーンです。戦闘シーンのコマは200部限定、出会いのコマは100部限定でNFT化、KlipDrops(NFTを購入できるプラットフォーム)にて販売されたそうです。
購入は、サイト独自通貨KLAYトークンでしか行えないにも関わらず、公開すぐに売り切れるという人気ぶり…!
また、作品のNFT化のほかにも、NFTを用いた技術はWEBTOONに浸透しているそうです。韓国大手のウェブトゥーンプラットフォームToomicsは、NFTを用いたプラットフォーム技術『TooNFT』と提携し、独自のプラットフォームにしていくとのこと。
※海外記事により、Chrome等で読まれることをオススメします。
プラットフォームがNFTを導入することで、どんなメリットがあるのかはいまだ未知数ですが、ニュースを読む限り、作者と読者が直でつながれるようなP2Pの投資システムを構築できるとのことです。(※投げ銭やクラウドファンディング的な)
最近、海外のWEBTOON会社は積極的にNFT、メタバースに進出していますが、日本のWEBTOONスタジオもいずれ、作品のNFT化などに手を出していくのでしょうか。NFTやメタバースと、WEBTOONの親和性に関しては、これからもリサーチが必要になりそうですね。
「俺レべ」で有名な制作スタジオREDICE インドネシアで新たにスタジオ設立!
※海外記事により、Chrome等で読まれることをオススメします。
これまた「俺レべ」関連の話題。「俺レべ」で話題の制作スタジオREDICEがインドネシアに新たにスタジオを立ち上げたそうです。タイやインドネシアなどの東南アジアは、ネイバーも進出していた国なので、WEBTOONの潜在ニーズが結構あるのかもしれません。
また、カカオ、ネイバーも同様ですが、海外展開するときは現地のデザイン会社や小説プラットフォームなどを買収・合併するのがセオリーになっているようですね。そのおかげもあって、スピード感ある海外展開ができるのでしょう。
「作家の70%以上、次回作を作れずに消える」韓国WEBTOON作家の悲惨な現状とは?
※海外ニュースばかりでごめんなさい!Chromeで読んでください!
韓国ウェブトゥーンのインディーズ作品「バイマイバディ」が韓国で話題のようです。本作品の内容は、ウェブトゥーン作家のリアルな現状を描いた作品らしく、韓国内の作家たちからも多くの共感を得ているとのこと。
記事の中でも取り上げられているように、韓国のWEBTOON業界では以下のような問題が作家を苦しめているそうです。
週刊連載による作家の過剰労働
違法WEBTOONサイトによる、売り上げの減少
WEBTOONの売り上げ規模が一兆ウォンを突破した韓国ですが、その分作家が強いられている負担はずいぶん大きいようで、連載期間中の過労による健康被害などから、全体の70%の作家は次回作を出せなくなるとか。また、作家自身の健康被害のみならず、不正サイトの横行により、業界全体がダメージを受けている状態。
この二大問題が、現在の韓国WEBTOON業界の抱える課題だそうです。日本でも最近WEBTOON制作スタジオが増えてきましたが、同じような状況にならないといいですね…。
アニメ、ゲーム、WEBTOONで魅せる『トライブナイン』がアツい!
アカツキとトゥーキョーゲームスが共同で制作するアニメ。トライブナインが1月10日より放送開始しました!
こちら、アニメ、スマホゲーム、WEBTOONのメディアミックスが行われている作品で、私がひそかに注目していた作品でもあります。作品の世界観もすばらしく、ネオトーキョーという都市で、「XB(エクストリームベースボール)」という競技で、トライブ同士が競う合うという胸アツ設定です。男の子が大好きな設定じゃないですか…
シナガワトライブがインテリ系で、アダチトライブがゴリゴリのヤンキーっぽいキャラクター設定なのも、おもしろいポイントですよね…(笑)
私が個人的に気になっているのは、アニメ、ゲームが公開されたとき、WEBTOONがどういう位置づけで機能するのか、またどれくらいファンがWEBTOONに流れてくるのかです。
『トライブナイン』のように、ゲーム、アニメ、ウェブトゥーンを同時に動かすようなプロジェクトはなかなかないので、こちらの動向も今後注目です!
-------- ニュースおわり --------
本noteが少しでも皆様のウェブトゥーン理解の手助けになれば幸いです。コピンでは毎週、こういった情報を発信していきますので、ぜひ、シェア、フォロー等していただけますと助かります!
また、ニュースまとめ以外にも弊社では、ウェブトゥーンに関するnoteをいくつか書いておりますので、よろしければそちらもご覧ください。
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