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消すためにあるゴムの、カス

俺は消しゴムのカスを、地面に捨てる。
今は昔よりも減ったけど、中学の時はゴミ箱に捨てた記憶なんて1度もないくらいに、地面に撒き散らしてた。

一校目の高校入試当日(三校受けたうちの、最初の日程のとこ)、銀河より広い(マジ)受験会場に、それはそれはありえないくらい大量の試験監督がいた。逃走中のクソ回の終盤に出てくるハンターくらいいっぱいいた。彼らハンター達は口を揃えて
「ここは借りて使わせてもらってる会場なので、消しゴムのカスはゴミ箱に確実に捨ててください」
と促した。
しかし俺は、消しゴムを今から捨てますよ、とアピールするために手の中に机中に散らばった消しゴムのカスを集めるフェイントを1度入れ、ゴミ箱に向かう途中にちびりちびりと落として行った。NARUTOの52巻あたりに出てきた、誘拐されたうずまきクシナが髪の毛をちぎって痕跡を残すやつみたいに。てか何してんねん俺。

そして、その高校に爆落ちした。いや、微落ちだったのかもしれないのだが。ただ落ちたことは確かだ。流石にちょっと落ち込んだ(三つ中唯一の不合格)ので、なぜ落ちたのかを考えてみた。

考えてみて割と直ぐにその高校はキリスト教の高校だったことに気づいた。
俺は、多分キリスト教の聖人界隈の中で、ユーラシア大陸アジア地区日本担当部門に当たってるやつが見てたんだろうと思った。多分ロヨラとか
後に受けた2つの高校も同じカス行為をしてたのに(消しカスだけに)、そこだけ落ちたってことはそういうことなんだろう。確信。

つまり何を言いたいかというと、
宗教系の学校を受ける人は試験監督よりも神の目に気をつけること。いいね?



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