おちゃめに100歳寂聴さん
ずっと気になっていた本。
年末実家に帰った時に、テレビで寂聴さんが出ていて、お母さんと
寂聴さんの人生に興味ある!
って意見が一致して、ひょんなところで親子を感じたのと、これは買うトキだ!と直感が言っていたので、満を持して購入。
気になってすぐ買う本と、すごく気になってるけど先延ばしにする本があって、後者はどこかの段階で今回みたいに、何かひっかかったりとか、運命のトキだ!ってピンときたりするんだよね。
みんな似たような感じで本を買っていると思うけど、わたしは特にそれが強くて、本当に恋愛のように、今だ!!!ってくる。それで、そのときに読むと、やっぱり今読むべきだったなってしっくりくることが多い。
この本もまさに然るべきトキに読めた気がする。
年末に引いたおみくじで、
「ご飯食べたり、着物きたりばかりしてる場合じゃない。明るい世界を作るためにあなたは生まれてきたんじゃないの?」
みたいなことを言われて、普段あまりおみくじを信じないんだけど、なんか心に残っていて。
わたし、自分で言うのはなんだけど、結構正義感が強くて、昔から妙に社会問題に興味がある子供だった。特に環境問題。 それでいて単純だから、うおー自分がなんとかせねばー!と燃えてたんだよね。「世界一周しながら植林する」が小学校のときの夢だったりして。
でも大学生の後半あたりから、1人で熱くなってるのがばかばかしくなってきて、自分の幸せを追求することにシフトした。
だからかな、なんかドキッとした。
一緒にいた友達にも、確かに昔はもっとそんな感じだったよね〜と言われてさらにドキッと。
まなほさんの本の中にも、寂聴さんと出会ったことによって、社会で起こっていることについて、触れたり考えるようになった過程や心境が、飾らない文章で書かれていて、説教ではなくすっと心に入ってきた。今年は自分以外の人、世界のこと”も”考える年にしようと思った。
“も”を強調したのには理由があって、自分の幸せを追求することはまったくもって間違っていないと思うし、シフトしたことに全然後悔はしていないから!
寂聴さんも自分の幸せを追求しまくりだったしね笑 (なんかホッとした)
だけど、それと同時にまた少し周囲に目を向けていく時期なのかなって、この本を読んで思った。最近、与えてもらうことばかり考えていたから行き詰まっていたのかもしれないと。
今、世界で、日本で何が起きているのか目を向けて、誰かのために自分にできることをちょこっとでもいいからやってみる。そんな2019年にしたいと思いました。
たぶんバランスだよね。
周囲に向く矢印と、自分に向く矢印。
それが、寂聴さんはどちらもものすごく強いから素敵。やっぱり欲張りって大事だな〜と改めて思った。
わたしも思うがままに生きてみよう。
95歳がこんなにのびのびしてるんだもん!
おわり。
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