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外出着としての半纏 Japanese Short Coat
こんにちは、サクライです。
本日は半纏(Japanese short coat)の外出着としてのイメージ、ケア方法、歴史的背景について皆様にご紹介致します。
外出着としての半纏 Japanese Short Coat
クラウドファンディングにて現在先行販売を展開している半纏(Japanese short coat)。
プロジェクトページに使用している着用写真は背景も白いので、なかなかイメージが涌きにくいかと思います。
今後ルックとして発表する予定のスタイリング写真を、着こなしの参考になるよう先んじてお楽しみいただければ幸いです。
(女性:イトウ161cm着用)
(男性:テラシマ180cm着用)
半纏(Japanese short coat)は、和の雰囲気が普段使いには躊躇してしまうというイメージもあるかと思いますが、"毛七"のウール生地に改良を重ねたシルエットにより、お出かけの際のコートに着用いただけるデザインに仕上がりました。
江戸時代から普段着として愛され、現代まで受け継がれてきた半纏。
自分たちで企画、生産していく中で実感したことは、改めてこのニュートラルなデザインが、それぞれの時代に即してきたことです。
半纏らしい顔つきは残し、現代の私たちが街着としても胸を張って着られる服。そういった想いが半纏(Japanese short coat)には込められています。
(男性:テラシマ180cm着用)
(女性:イトウ161cm着用)
一番合わせやすいコーディネートとしては、シンプルな服装に一癖足すような着合わせです。
"毛七"で織り上げられたメルトンウールは、昔からPコートやダッフルコートなどミリタリーアイテムで使われてきた防寒用の生地です。
今日では、多くのコートに活用されており、外国の方のみならず日本人にとっても冬用の素材として最も親しみやすい生地の一つと言えるでしょう。
ハードなデザインのアイテムと合わせれば抑え役に、シンプルなデザインのアイテムと合わせれば引き立て役に、変幻自在の半纏(Japanese short coat)はスタイリングにおいても優等生な一着です。
(女性:イトウ161cm / 男性:テラシマ180cm)
半纏 Japanese Short Coatを通して見る歴史
半纏(Japanese short coat)を、お洒落として、ファッションとして着るということについて、歴史的背景からお話させていただきます。
19世紀後半、ジャポニスム(Japonisme)と呼ばれるヨーロッパで流行した日本文化の取り入れがありました。
陶器、漆器などの工芸品に端を発し、浮世絵、琳派の芸術品から、果ては着物や日用品まで、様々な日本の伝統や文化が、海外の好事家たちを唸らせていました。
(モネ作の"ラ・ジャポネーズ"という絵画が、当時の様子を垣間見るにピッタリです)
同じく、日本も南蛮貿易から文明開化そして現代に至るまで、積極的に欧風の伝統や文化の取り入れを行ってきました。
すっかり洋風文化が定着した私たちですが、今まさに当時の西欧の人々と同じような感覚で、"和"と向き合えるのではないでしょうか。
少し壮大な話になりましたが、懐古趣味でありながら新鮮さを感じられる、
半纏とコートの良いとこどりなアイテムが出来上がりました。
大量に作られて、大量に消費される服が一般的になってしまった今、サスティナブルな要素を持ち、歴史的背景や生産者の息遣いが聞こえてくるような、そんな"語れる服"をお楽しみいただけると嬉しいです。
メンテナンス
個人の好みの差もありますが、まずはメルトンウール生地特有の毛羽立ちに関して。
これにおいては、まず着用後にウールの毛流れに沿ってブラッシングを。
半纏(Japanese short coat)の毛流れは上から下へ、袖部分は肩口から袖口へ。
これを普段から心掛けていただくだけで見えが変わります。
そして毛羽立ちが目立ってしまったときも慌てずに。
110℃以下の低温アイロンでこちらも毛流れに沿うように、優しく押し当てて上げることで回復いたします。
(まったくケアせずガシガシ着込んだメルトンウールも、それはそれで味があります。笑)
もしご自身の手に負えない、破れや穴あきが発生してしまった場合には、
私たちでリペアの対応をさせていただきます。
(女性:イトウ161cm着用)
(男性:テラシマ180cm着用)
ピシッと着られるときには、街着として、着込んでクタクタになったときには、部屋着として。
そんなサイクルで着ていただくのも宜しいかと思います。
こうなったらどうしよう?そういうときはどうすれば?
なんて些細なことも、是非お気軽にお問い合わせいただけると嬉しいです。
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