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2021/11/6(土)生活日記

初夏に日記を上げてから放置していた。いつの間にか秋も深まる季節になっている。夏が始まる頃の私は、夏が始まって終わる事に怯えている。
実際に夏が終わった今、ケロッとしている自分がいる。秋は空が綺麗だし、寒い冬が好きなことにも気づいた。

この夏を振り返ってみる。
停滞しているようで、中身は亀のスピードだけど変わっている気がする。
まず、大切な人との別れがあった。誰よりも近いところにいてくれたのに、もう二度と会えないのが不思議だ。あんなに同じ時間を過ごしたのに、楽しかったのに。もう交わる事が無い。不思議だ。
あの時間、ほんの一瞬だけ交わり合った縁、触れ合った袖。どれ程硬く手を握っても、たった少し触れ合っただけな気がする。「一期一会」という言葉の真意を体感した。これからは出会う人とのその一瞬を味わい尽くそうと思う。けれど、別れに怯えて、その一瞬はまたさらりと零れていく気がする。
「君は知っていた。僕も気付いていた。終わる魔法の中にいた事。」バンプの歌詞を思い出す。(記念撮影/BUMP OF CHICKEN)

その分新しい出会いもあった。ほぼ偶像に近いけれど。何かを埋めるように、別れた人と出逢う以前のままで止まっていた時間を動かす様に、その人は私の中に入ってきた。久しぶりの胸の高まりで嬉しい。彼のロマンチックでエモい思想の虜になってしまった。

「停滞の時は変化の時だ。」藤くん(藤原基央)がいつか言っていた。
なんとなく、変われたかな。
「苦労から抜け出したいなら、肩の力を抜くことを覚えなさい。」
ずっと何かに焦って自分を追い詰めてきた来た気がする。無駄に力んでしんどくなっていた。自分を大切にすることは、甘えだと思っていた。
雨の日もある。晴れの日もある。いつか晴れる事をゆっくり待つのは甘えではない。雨の日に何故雨が降っているのか自分を問い質しても疲弊するだけである。

向日葵の様に朗らかなあの人の様に、柔らかく生きていきたい。

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