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自分の見えている世界が本物で、常識になっていく。
「友達が連れてきた知らん女性に奢るのって、おかしくね?」で話題になっている、リュウジのお兄さん料理、もとい、“料理のお兄さんリュウジ”さん。
「好感度下がると思うけど~」なんて言いながらXでポストしてたけど、いやいや、至極当たり前じゃないのその感覚・・・と思いながら見ていたわたし。
・・・が「それ、港区女子の常識なんだよ~」ってポストしている内容を発見。
「ほう・・・?」と思いながら、読み進めてみました。
要約すると、こうかな~。
・ ・ ・ ・ ・
【港区女子の生態】奢られるのが当たり前、場合によっては、話してあげてるんだから金もらえるよね?っていうのが、港区女子の常識。
・ ・ ・ ・ ・
本当にその女の子たちが港区女子だったかどうか、港区女子の定義がこれで合ってるのかは置いておいて。
うんまあ今回は仮に、その女の子たちが港区女子だったとしよう。
リュウジさんの常識は港区女子にとって非常識だし、港区女子の常識はリュウジさんにとって非常識だったわけだ。
「自分の中の常識が、他人の常識であるとは限らない」ってね。
う~~~~~ん、なるほどね。って、考えさせられたと同時に、いろいろな場所に住んできた身として、ふと思い出したことがありました。
・・・一つ、わたしが錦糸町に住んでいたときの話。
当時の彼氏が、日本とフィリピンのハーフだったのね。
フィリピン人のママはすごく気さくで、国に帰ると「お土産買ってきたよ~」って、ダンボールひと箱の洋服やアクセサリー・靴、独特なオーラを放ってる人形なんかを買ってきてくれてさ。
カタコトでわからない日本語とかあったけど、普通に生活する分には十分なくらいでさ、本当、すごいよね。
ほいである日、私は深夜に、錦糸町のとあるスーパーに行ってたんだけど。
『プスッ!プスプスッ!!』
って、こう、なんていうか、口で空気を強くはくというか・・・まあ、プスプスと音が聞こえてきたんだよ。
今までもたまに、そのプスプス音が聞こえることがあったんだけど、あんまり気にしてなかった。
けど、プスプス音が、どうやら近づいてくるんだわ。
そのうち怖くなってきて、後ろ振り返らずに早歩きしてたんだけど、急に肩をトントンされて。
ビクーーーーーーーーーーーーーーーーーってなった。
・・・ら、わたしの顔を覗き込んできたのは、彼氏のママだった。
「oh----------------なんで無視するのーーーーーー」
って。
(いやいや声かけられてないけれどもーーー!?)
と思いつつ「えー?呼んでた?????」なんて返したら「プスプスしてたじゃないの!!」・・・と。
ほう・・・。
・・・ほう・・・?????????
ママいわく、フィリピンでは後ろから人を呼ぶときに「プスプス」って言うんだって。普通に声で呼ぶよりも、雑音の中でも遠くからでも耳に届くんだってさ。うん、確かにそうかも。
ふと気になって聞いたんだけど。
「これ、誰のこと呼んだとかわかるの?みんな振り向いちゃうんじゃないの?」って。
「うん、振り向いちゃうよ~。でも、そこに友達がいれば、私のこと呼んだんだってわかるでしょーーー。友達いなかったら、自分じゃなかったと思えばいいでしょーーー。常識よーーー」ってさ。ふふ。
フィリピン全土の常識なのか、ママが住んでいた地域の常識なのかはわからないけれど。
確かに、フィリピンパブが密集してる道路の下とか歩くと、よくプスプス聞こえてた。
ちなみにわたし的に。今回の場合は、リュウジさんが気の毒だなぁと思っちゃう。
真実はぜんっぜんわからんが、もし友達が女性陣におごりだと伝えてたとしても、リュウジさんはそんなの聞いてないしそのつもりなかったんだもんね。
(まあそれでいったら女性側も「おごり飲みって聞いてたのに金払えって言われた」って感じだったら、えー!ってなるもわからなくはないけれど。)
さて。
「郷に入れば、郷に従え」って言葉があるように。
ちょっと思い出したフィリピンママみたいに、国ごとの常識だけじゃなくて。
自分の価値観と違う人は、日本中でたくさんいる。常識が違う地域は、たくさんある。
日本ってだけで、みな同じ感覚みな同じ常識みな友達(←)と思わないでいたいなと、改めて思いました。
これ、夫婦間でも友達間でもいえるなぁ。・・・てか、すべての人に通ずるのか。
同じ常識・同じ感覚でいると思って夫にイラつくことよくあるけど、きっと相手からしたら「そんなのわしの常識じゃないわい知らんがな」だもん。
自分の心の平穏を守るためにも、私の価値観を人に強要しない、いちいちイライラしない落ち込まない。・・・んだぞ!自分!!(自分に強めに言い聞かせるスタイルw)
ぶち|言ノ葉執筆家