ポケモンがTCG化する音が聞こえたのでシリーズ6で消えたポケモンたちのことを考える。
以下執筆記事はねこの考察・思考記事です。
意見等は特に求めておらず、そういった思考の共用が苦手な方はお控え頂きたい。
記事内には豆腐で激しく頬を殴打するような暴力的表現が含まれる。
シリーズ6 上位ポケモンを消す
自身で創り出したポケモンたちが強すぎるから消す、というのは神の御業としては随分と荒々しい。いや、神等ではない人間だからこそこんなことが出来るのだ。
「つよいポケモン よわいポケモン
そんなの ひとの かって
ほんとうに つよい トレーナーなら
すきなポケモンで かてるように がんばるべき」
というお言葉からには程遠い環境破壊であって、特に強い=かっこいいというのはシンプルな好きの理由であるから今回のこの所業については賛否両論だろう。
さて、何故このポケモン達はデストロイ・デコンポーザで執行対象になったのか。
この考え自体は思慮深く執筆しなければならないが、所詮はねこの道楽記事なので思考と筆を直結しながら、頭を空にしてつらつらと書き連ねよう。
問題は実にシンプルであり複雑だ。
先ずエースバーンという最強のメタモンが登場したことから環境は大きく狂い出す。
さらにミミッキュを含めそれらを抑え込むためにウーラオスを投入しバランスを調整しようと試みた。
ウーラオスはミミッキュやエースバーン、ドラパルトの上位ポケモンに対してバランスを取るよう設計されており私は登場時にすぐ「ランクまで必ずでる」と宣言した(しかし、伝説だから出ない等の反論意見が多くあった)。
強いポケモンには強いポケモンでバランスを取る。
こういったゲームメイクは確かにTCGでは商業主義的な立場ならば成功はするのだろうが、ゲーム上では非常に難しい。
ポケモンに至っては一度出したら修正が非常に難しい。
なぜ難しいかと問われれば、ゲームバランスとかその他の理由は簡単に答えられるだろうが見え隠れする最大の理由は「生き物ブランド」だ。
ポケモンは現在生き物として固有のブランドを持っておりそれを商売にしている。
それらは生物としての立場があるためこれをすぐに修正するというのは機会的でありあまりにも物理主義だ。そのためリベロを取り上げるという方法が難しい。
そこでそれらに勝るポケモンの投入することとなった。
「エキスパンションパスにこいつらに勝つポケモン入れればゲームバランスを取れば儲かるしゲームも楽しくなるし俺頭良くね??ww(ハナホジ)」
結果、単純にウーラオス入りのミミッキュ、ドラパルト、エースバーンの固定パーティーが出来ただけで、これでバランスを取ろうと考えたやつは料理でスパイスが効きすぎたら砂糖をいっぱい投入して、甘すぎたから鷹の爪いっぱい入れたろ、という要領で物事を進める濫りがわしいやつに違いない。
「化け物にはバケモンをぶつけんだよ」と息巻いてウーラオスを投入したところ見事に全員が合体してしまったのだ。
本来であれば例えば使用率20位のポケモンが上手く上位層に食いつく形でバランスが保たれるが、これらのポケモン(ミミッキュ、ドラパルト、エースバーン)が強すぎてしまいこいつらに勝つポケモンがこいつらという二日酔いには酒で治す位には不健康な体(環境)が出来てしまった。
次にアニメだ。少しネタバレになってしまうのでがアニポケではメッソンがこれからの主人公になる可能性が高い。
「この子」を主役にさせたいという気持ちがあるのだろうか。
ゲームとアニメは分離した考えであったがサンムーンからリアルタイムでゲームの物語に直接変化をもたらすことが出来るよになった。
現環境ではインテレオンがそこそこ活躍できる。
これは勘ぐりすぎな気もするが、特にポケモンGOとも連動したアニメはゲームに影響を与えないとは言い難い。
特にエキスパンションパスを「売らなければならない」から何としても冠の雪原で登場するポケモン達を活躍させなければならない。
次シーズンの環境で「うわ~◯◯つえ~」となった時にそれらに有効なポケモンを出すだろうし「エースバーン勝てるか分からねww」となれば今回の「消す」の意味も出てくるだろう。
まあ結局戻ってきたエースバーン、ドラパルト、ミミッキュに制圧されるだろうけれど。ワンチャン休止期間を経ているから「生物」として支障が出ないことを確認して、リベロ没収はあるかもしれない。
そうそう、ポケモンゲームがTCG化する音を聞いた気がする。
それはペキっともバキバキともつかない、ドロドロと初めは小さな音で、徐々に耳を侵食していくような不快感の伴う音だ。
※もちろんTCGが悪いわけではなく、ポケモンという物語あってのTCGであり、単純なTCG化の様な収益方法が本家で用いられるというのは危惧している、ということだ。
例えば今回上位ポケモンと言ってもウーラオスも上位(11位かな)であるにも関わらず残っている。
そのためシリーズ6で「鎧の孤島」を持っているプレイヤーは強い、もしくは便利だ。
もちろん交換という手立てはあるけれど普通は手放したくないポケモンだろう。
例えばポリゴン2が好きだからエキスパンションパスを購入したプレイヤーも中にはいるはずだ。にも関わらず利用できないというのはいささか暴力が過ぎる。
ポリゴンは配布していたがウーラオスは配布しないだろう。
今回の禁止によってよりこのあたりの訝しげに眺めていたのは嘘ではない。
ドロドロ、と波打ち迫る音は何とも心が乱れる。
「新しい(エキスパンションパス)パックのポケモンじゃないと勝てないから買う。」
行き過ぎたコマーシャリズムの追求は不道の元であり、松下幸之助も企業の社会性こそが利益の根源としている。
この音が止むことを切に願いつつ、何とも歯切れの悪い形で幕引きとする。
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