のぼり旗ってデザインだ
こんばんは。デザイン学生の春休みブログです。
みなさん、最近のぼり旗は見ましたか?
道路沿いの家電量販店や、カーディーラーなどで見かけることも多いですが、あんがい影の薄い存在なのではないでしょうか。
この頃は洒落たのぼり旗も増えてきましたが、広告媒体としては他と比べても身近で手頃な印象。
デザイン学生からすると使い所が難しそうに思えたので、今回はそんなのぼり旗の活用シーンについて分析してみました。
のぼり旗の活用シーンをざっと分類すると、
1.道路沿いの量販店
2.ガッツリ系の飲食店
3.祭りなどのイベント
の3つに分けられます。
これらのシーンに有効と考えられる理由を1つずつ挙げていきます。
まず、客に認知してもらう効果があること。
家電量販店やカーディーラーののぼりを想像してみてください。道路沿いにのぼり旗がずらっと並んでいると、なんとなく安そうだし、お得な気がしますよね。それに風が強い日だと、ずっと旗がはためいて目がいきます。動く媒体なので目をひきやすいんですね。
加えて何度も通る道だと、私たちはなぜかその店に親近感が湧いてきます。目立つのぼりを何度も見かけるうちに、脳が警戒を解き、「ここで買ってもいいかも」というように思い始めるという算段です。
次に、客を煽る効果。
飲食チェーンで目にする機会も多いですが、空腹時ののぼり旗の破壊力は計り知れません。食欲増進効果のある暖色の背景に、美味しそうなグルメがドーンと乗ったビジュアル。客の食欲を煽ります。
視覚的な情報を多数の旗で訴えることによって、衝動性や本能といった人間の弱い部分にダイレクトな刺激を与えることができます。
そして、雰囲気を統一する効果。
例えば祭りのイベント会場には、のぼり旗が立ち並びます。これはイベント会場を盛り上げると同時に会場内のテイストを合わせるためです。開催前にのぼり旗を設置することで、イベントの開催と場所を周知する目的もあります。
店の看板ならぬイベントの顔という役割もあるのですね。
さて、今回はのぼり旗についての分析でしたが、いかがだったでしょうか。
広告媒体の中でも、のぼり旗は非常に興味深いですね。今回の分析を今後の授業で活かしたいです。