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忘れられたあのいつか

新秋の涼が心地よい今日この頃、皆様お変わりありませんか。
台風の影響でしょうか、突然涼しい朝を迎えました。そうすると急に秋の気配を感じるようになりましたが、きっと気付かないうちに秋はアチコチに忍び寄ってきてたんですよね。
さすが秋!

さて、昨日の続きなんですが、そう言えば、中学生時代、友人が学校からの帰り道に、神社近くの桜の木の下で小学生の男の子を見たらしいんですが、一瞬目を離した隙にその男の子がいなくなってしまったらしいんです。

それ自体はあまり不思議とは思わなかったんです。どこにでも隠れる場所はありますし、大きな桜の木だったんで、後ろに回れば姿は見えなくなりますし。

でもその子はそれを幽霊との遭遇と捉えたらしく、ご両親と一緒にお祓いに行った際に、お友達の中に、墓地の近くを通って学校に通っている子がいるはずだ。
その子は霊媒体質で霊を呼び寄せるからお付き合いは控えた方がいいという話をされて、桜の木の下にはお酒を撒いておくように言われたらしいのです。

それ私やん!

それを聞いた時にびっくりしてそう思いましたね。
私も若かったんで、え?私に秘められた能力が!?てな感じになって、それからは心霊写真の本を買っては凝視していました。
何も見えませんでしたけれどね。

それ私やん。というか、学校のすぐ近くに、古墳や霊園を兼ねた山があり、そもそもその子が帰宅時に通った神社も、その古墳の所にある神社なんですよね。
その学校に通う全ての子たちが、古墳側を通るか、霊園側を通らないと帰れない。
それ以外の道は、別の学校の校区か工場地帯なので。
そりゃ友達の中に高確率で存在しますよね。
2択ですもん。
地元の方ならよく知ってるでしょう。

私に霊感なんてなかったんや。
それを裏付ける?出来事もちゃんとありました。

エンジェル様。

知ってますか?
これをやる女子はほとんど「これはこっくりさんじゃないの!エンジェル様だから危なくないの!」と言い張りますが、降霊術の一種ですよね。多分。

これが中学時代に流行ったんですよね。
やり方はもしかしたら、当時うちの学校で流行らせた人のアレンジが入っているかもしれませんが、紙に入り口と出口を書いて、YESと NOを書く。後は御供物の絵を描いていました。

そして鉛筆を握って、入り口の所に書く方を当てて立て、力を抜いて、「エンジェル様、エンジェル様」と呼びかけるんです。
そうすると鉛筆が動き出して、質問に対してYES NOで応えてくれるんです。

皆、聞くことは変わりません。
誰が誰を好きだとかそういったことですよね。
ただし、YES NOなので、1人ずつ名前を言っていかなきゃいけないんですけどね。
気になる男子が話をしていて、モヤっとした女子の名前を連ねていくわけです。
で、終われば、「お帰りください。」と声をかけると出口まで鉛筆が進み、手を離すことができます。

これは1人でもできるし、それ以上でもできるらしいんです。
私も友達とやりましたが、凄い勢いで鉛筆がひっぱられるんですよね。
いやぁ、不思議な体験でしたね。

で、私に霊感がない裏付けなんですが、さっきも言ったように、これは1人でもできるらしく、友達も3人とも1人でやっておりました。

ところがですね、これが私がやるとピクリとも動かないんですよ。
ピクリともですよ。
どの霊からも総スカンですよ。
アイツは好かんと周りで霊がヒソヒソやってるかは分かりませんが、そこに友達が手を添えるとスイスイ動き出すんですよ。

なしか!

降霊術やろ。
霊媒体質ならピッタシやろ。
霊媒体質やなかったんか。
それともなんや冷媒体質やったんか!

まぁ、私に霊感がないことは間違いないことが判明しました。
きっと男の子の霊を見た友達には私と同じ通学路を通る私の知らない別のお友達がいたのでしょう。

つまり、霊感のカケラもなさげな私は、金縛りにあった後は、そのまま寝てしまっているから、金縛りにあう夢を見ていたのかもしれませんね。

金縛りにあったことありますもん。とか大嘘でしたね。

ごめん!!

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