京都芸術大学イラストコース、2年目夏期の振り返り。
2年での最短卒業を目指してなんとかギリギリ目先の課題に向き合ってきましたが、卒業制作やポートフォリオ課題を除くすべての専門科目の単位を取得でき、卒業制作着手許可が出ました。がんばった…。
夏期を振り返る間もなく、卒業制作のハードなスケジュールにてんやわんやしていましたが、今さらながら軽く夏期を振り返っておきます。
今期取り組んだ科目
WS)コンテンツプロデュース
イラストレーターとして仕事をする上で自分をどう売り込むかを考えたりする実践的な科目で、課題は京都の伝統的工芸品からひとつ選び、その商品をプロデュースするというもの。
私は扇子を選び、商品自体のプロデュースということで、絵本のような柔らかいタッチのイラストを扇子デザインとして制作した。
かなり短時間で書いたものだけれど、結構気に入ってる
(評価コメント)
・テーマを大切にしている企画になっており、まとめ方がわかりやすい
・ターゲットにしている層が楽しみながら知ってもらえる工夫が施されている
WS)イラスト実習III
講義動画の内容は人物や衣装、それから機械についてとかだったかな?
課題は、機械と人物を含むモノクロイラストの制作。
あんまりメカ描きたい欲はないので、なんだか不思議な装備のバイクで旅してる普通の女の子を、キノの旅みたいなイメージで描いた。
モノクロイラストはラノベ挿絵の課題以来の2枚目だけど、やっぱり濃度の調節難しい。あと質感表現むずい。
(評価コメント)
・地面が暗くディティールが潰れてしまっている。バイクが一番暗くなるようにするとわかりやすくなる
・背景に空の部分が多い。山の頂上から湖を見下ろした構図にすると要素が増えて画面も埋まり、視線誘導も考えやすい
・人物も訳あり感を出すためにペンダント等のキーアイテムをもたせたり、決意を持った表情で目的地を見つめている等して物語性を想像しやすく
・光源の位置が曖昧。バイクの構造を考えながら陰影をつける
・面の変わり目である 角の部分に明るい色ではっきりハイライトを入れると金属の質感を強調できる
ついでに:卒業制作着手
うっかり夏期が終わる前にこの振り返りを書くのを忘れていて、この執筆時点ですでに11月。
ついでに、10月から取り掛かり始めた卒業制作やポートフォリオ課題についても、今時点での状況などを軽く書き残しておこうと思う。
卒制は、着手してすぐ10日くらいに企画書やラフスケッチの締切があり、慌ててテーマ考えたりリサーチしたりしてかなり慌しかった…。
どうやら10月に入る前から卒制のスケジュールや内容は確認できたらしい?から、もっと早くからテーマなどは考え始められたっぽいけど、そんなに情報チェックしてないしわからんやん…。
2ヶ月〜3ヶ月もかけて取り組む卒業制作の企画内容やテーマの大筋を、最初の10日で決めろと言われてだいぶ焦った。
卒業制作の全体の流れは、第1課題で企画固めて、第2課題で本制作して、それから第3課題で発表準備という感じ。
それぞれに、第一提出、フィードバックを経ての最終提出があり、締切と締切の間が結構タイト。
イラストレーションコースなのでイラストがメインの作品であることはもちろん必須だが、私の画力ではイラストの力だけで「卒業制作」にふさわしい力を入れた作品を作るのは無理だろうということで、その他の経験も総合的に活かせる、2Dゲームを制作することにした。
イラストの背景やら素材描いて、UnityいじってC#でコード書いて、なかなか頭が重い1ヶ月。あと1ヶ月で完成させねば…。
あと卒制課題と並行して出されているポートフォリオ課題の方は、10月末に第一課題のデザイン提案書(表紙デザインや掲載作品、ページ構成を含む)があり、一旦そこまでにざっくり内容決めて出したので、あとは最終提出の2月まで放置予定。
最後に
夏期に提出した課題は2つだけだったけれど、来年卒業を目指すためにはその2科目の単位を必ず取る必要があったので、単位が取れるか結構ひやひやした…。
なんとか無事に卒業制作着手許可出てよかった。
取れてなかったらあと1年在籍したかわからん。
あと、卒業要件を満たすために芸術史のレポートももう一つ出さないといけないけれど、それも書いたので提出期間を待って出すだけだし、あとは本当に順調に卒制さえ終われば卒業できそうかな…。
最近は、卒業制作に頭がいっぱいになりながら、映画を見たり本読んだりして頭を意識的に休ませながら過ごしてる。
だいぶ寒くなって日が短くなってきたこの時期に、部屋で暖かい飲み物を飲みながらぬくぬく過ごす時間もいとをかし(枕草子のレポート書いたので引きずられている)。
引き続き、卒制をなんとか形にできるようがんばるぞ〜。