見出し画像

京都芸術大学イラストコース、1年目夏期の振り返り。

4月に入学して気が付けばもうすぐ半年。
夏期ももう終わりということで、今回取り組んだ科目など振り返っておこうと思います。

(春期の振り返りはこれ↓)


今期受けた科目

TW)キャリア論

初めてしっかり描いてみたデフォルメイラスト。ア・メリカ先生の絵柄の模倣。
ア・メリカ先生といえば自然的な背景のイメージの方が強かったからそっち方面でテーマを考えて2ヶ月くらい悩んでたけれど、風景を描くのが私にはハードル高くて、部屋を背景にテーマを変えてからはサクサクと進んだ。
どうしても暗いどんよりした感じの色味になってしまって、色選び難しい。

講師の中から1人選び、絵柄を模倣した作品を作成する課題。
A85点(理解力:S / 表現力:A+ / 造形力:A)

《評価コメントのメモ》
・光の奥行きを考える。
・見て欲しいところにコントラストを出す。
・質感を意識して、視線の集まる光の部分に情報量を持ってくる。
・各種チャンネルをグレースケールにしてみて、絵に含ませる色味を推移させる。

TW)メインビジュアル

ラフを描いた後に絵のモチベーション自体が失われてしまって、2ヶ月くらい間空けてから制作を再開したせいで、もともと何を伝えたかったのか何を表現したかったのかがよくわからなくなってしまったやつ。
技術のなさが露呈しすぎ。
どうしたらいいかわからなくなってめちゃくちゃ苦しんだけど、なんとか単位は取れて安心した…。

KUAイラストコースのメインビジュアルを作成する課題。
B73点(理解力:B+ / 表現力:B / 造形力:B-)

《評価コメントのメモ》
・人体デッサン見直す。
・主目的を表現する要素不足。何をどんな構図で描けば説得力が増すか考える(紙や本の資料を入れて学び得られる描写入れる、モチーフの動物の種類増やす、電子ホログラム入れる、人物大きく描く等)。

WS)デジタル演習AⅡ

締め切り前日の夕方に着手して、徹夜で完成させた。
青+ピンクのおしゃれな色味のイラストを描いてみたいなと思って挑戦してみた作品。
一度3Dデッサン人形を使い始めてからは毎回なぞって描いてしまってるけど、これだといつまでもおしゃれな人物イラスト描けないな…。
自分なりにちゃんと人を描けるようにしていきたいなぁ。

CLIP STUDIOの人物3Dモデルを使用してイラストを制作する課題。
A81点(理解力:A / 表現力:A+ / 造形力:A)

《評価コメントのメモ》
・イラスト上部あたりが寂しいので、夜空に月を浮かべてみたり小さな星を散りばめたりたりするとよりロマンチックにできる。
・近くにあるビルの窓をもう少し細かく描き込むと、より建物が近くにある雰囲気を作れる。

WS)クロッキーII(着⾐)

春期はヌードで、今回は着衣のクロッキー。
そもそも人体を描き慣れてなさすぎてすごく不格好になってしまうのだが、着衣だと服のシワを上手く描けなくてさらに不格好になってしまった。
イラスト上手くなりたかったらクロッキーは優先的に練習すべきだとわかってはいるんだけど、なんかもう下手すぎてしんどくて課題以外で全くやれてない…。

(提出データ消えたので画像ない)
B74点(理解力:A / 表現力:B / 造形力:B-)

《評価コメントのメモ》
・ビッグシェイプでつかんだシンプルとコンプレックスの印象が消えないよう線を追加してく。
・リズミカルに思い切って長いシワも足す。
・頭身が不安定。頭部のマルの大きさを基準に、ここは頭1個分、ここは0.5個分、と目分量ではかる習慣を付ける。体を先に描いてから、最後に頭を乗せるように描くと、バランスが取りやすい。

WS)人物キャラクター基礎I

1枚につき3時間くらいかかった…×27枚…。
色んな角度で人を描くのは初めてだし、時間がかかってかなりしんどかったけど、でもすごくいい練習にはなった。(再提出だけど)

色んな角度で人を描く課題。
評価結果はD。表情差分のシートを表情以外コピペにしてたことで再提出。

WS)芸術史講義(ヨーロッパ)2

A80点

盛期ルネサンス〜印象派あたりまでのヨーロッパ美術。もともと特に好きな部分の話だから興味深かった。
今回レポートを書くためによくよく調べたことで、今まで本を読んだりしてたのの比じゃないくらい理解が深まった。
やっぱりレポートを書くのはいい勉強になるな。大変だけど。

WS)芸術史講義(近現代)2

レポートは出さずに講義動画だけ見た(全部出さなくても必要単位数は足りるから捨てた)。
奈良美智さんとか草間彌生さんとか、直島・豊島あたりで見た好きな現代アーティストの作品とか、馴染みのある作品がたくさん出てきて面白かった。
インスタレーション的なアート作品、結構好きなんだよなぁ。もっと美術館回りたい。


ワンドロ(+α)

5月の課題提出が落ち着いてから少しの間、学生さんが主催されている KUAワンドロ(1時間ドローイング)のお題をお借りして、追っかけ参加で絵の練習をしていました。ほぼワンドロ(1時間)ではないけど。

そもそも絵を描いてなさすぎて、課題をこなすだけではまったく描けるようにならないことに気がついた頃で、絵を描く習慣を作るのにちょうどよかった(けど続かなかった…)。

1 青空
とりあえず人描くの苦手だから人を描く練習しよう!と思って描いたもの。
5時間くらいかかった…1時間で描こうという意識がなさすぎるというか、そもそも絵を描くことに慣れてないから、どう短縮すればいいのかわからず…。
初めて3Dデッサン人形を使って描いた絵。

2 スケルトン(骸骨)
私の描きたい世界観に骸骨はなかったので、ネタ寄りになった。ふとイメージが浮かんだ「神っぽいな」パロの神っぽい骸骨。
ラフにそのまま塗り潰しツールで色埋めてって時短成功。

3 孤独な少女
女の子が水に沈んでるイメージってビジュアル的になんか好きなんだよな。
漫画アニメとかで白とか銀髪のキャラ好きだからか?オリキャラを白髪にするのが癖のよう。それに気づいて、これ以降はナチュラルな髪色にするようになった。

4 洞窟
そのまま洞窟描いたら茶色の地味な絵になるな…と思ったので、キラキラ鉱石の反射するファンタジーな洞窟にしてみた。
時間があったら鉱石の描き方調べてもっとキラキラに描き込みたかったな。

5 火属性
人描く練習しようと決めてたのに日に日に人が小さくなってきてしまってたので、今日はがっつり人を描こうと思い、キャラデザは私には難しかったので、初の二次創作に挑戦。
煙草に火をつけるためだけの火属性ローレン。今見ると色々直したくなる絵だ。上手く描けずごめん。

6 虹色
前回がっつり人を描いて満足&疲れたので、逆にデフォルメっぽいのに挑戦。
淡いパステルっぽい色彩の絵が描いてみたかった。全部淡い色を選ぶだけだとメリハリのない絵になってしまうし、デフォルメイラスト自体も描いてみると案外難しかった…。
絵本っぽいデフォルメの効いたイラスト描く人に憧れるけど、描いてて楽しいのはもちっと写実的な方向なのかも?と思ったり。まだ探り探り。


今期を振り返って

5月の1ヶ月間で春期の12単位分の課題に取り組んだり6月頭に毎日ワンドロやったり毎日がっつり絵に向き合った後、完全に燃え尽きてしまい、6月〜7月の2ヶ月間は完全に絵のモチベーションを失ってた。
このまま一生卒業できないのでは…と心配してたけど、シンプルに締め切りがないとダメなタイプらしい。

イラストを描き始めて半年弱、やっぱり絵を描くことに対する抵抗はかなり減ったと思うし、描けば描くほど描いたものに対しての理解は深まって引き出しの中が増えていくのを感じる。
でも、上手くなるまでは長い長い道のりがあることも、前よりもっとわかってきた。

評価でよく指摘いただいたり、上手な方のイラストと比較して、自分のイラストで特になってないと思うのは、

  • 人体や服のデッサン(クロッキーやらなきゃ…)

  • イラストの目的、伝えたいことをイラストに落とし込む力。モチーフや構図選び(色んなイラストを分析して自分の引き出しにしまいたい)

  • 色彩(色がくすむ。複数の色を鮮やかに使いたい)

  • 奥行きの表現(色んないいイラストを分析するとか)

あたり。
ちゃんと頭を使ってこの辺りを重点的に練習していきたい。

…ところだけど、課題をこなす以上のことをするとまた燃え尽きて数ヶ月何も描けなくなりそうだから、あまり無理せずほどほどに、まずは卒業に向けて課題を着実に進めていこう。

今月から開発系の通学のスクールにも通い始めて今までよりも取れる時間が減るし、秋期からはもう少し計画的にバランスよく進めよ〜。


いいなと思ったら応援しよう!