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『淡の間とわたし』 第1話 きくちゆみこ x 淡の間


『淡の間とわたし』
第1話
きくちゆみこ x 淡の間


淡の間が「いま話を聞いてみたい人」を毎回ゲストに呼び、対談を進めていくマガジン『淡の間とわたし』。
第1回のゲストは淡の間とも親交が深い、文筆家のきくちゆみこさん。事前にお答え頂いた「22の質問」の回答の内容も交えつつ、ZOOMを通して行われた約1時間のリモート対談の内容を本日から3週に分けてご紹介します。お互いの自宅からリラックスした状態で行われたここだけのトークをお楽しみください。


きくちゆみこさん(K)
淡の間(A)

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A「いいなあ。ゆみこさん家」
Y「なんか来たことある気がするけど、来てないもんね」
A「確かに!わたしも来たことある気がするのに、ない!(笑)えーっと、ゆみこさんとはこの間のパーラー(※パーラー四月という、毎月淡の間が主宰しているオンラインイベント)でも喋ったし、なんだかんだやりとりは多い方なんだよね」
Y「本当に?うれしい~!わたしはここ最近は、ふきこちゃんとしかやり取りしてないぐらいのレベルだったよ(笑)一番構ってもらっているなって思ってたから」
A「本当?実はわたしのここ数年の時間軸が濃密なんだけどさ、2019年初夏の頃にドイツへ滞在してた時は、まだゆみこさんってわたしにとってはすごく遠い存在だったんだけど、『She is』だったかな?当時ゆみこさんが話していたインタビュー記事のなかのお勧めの本特集で紹介してた作品をドイツに持って行って読んでたんだよね。『タオ自然学』とかさ。」
Y「すごーーい!『タオ自然学』をドイツに!」
A「そう。お守りみたいに持って行ってて。数年前から『きくちゆみこ』さんっていう存在は、わたしの中でのある種の希望っていうか。いつかこの人に会えたらいいなっていう、人生の中で『叶ったらいいな』っていう小さい目標の中の一つの希望みたいな。それのひとつがいま日常になっていて、すごく不思議で嬉しい感じがする」
Y「よかったあ。逆に見守ってもらえてた気がして嬉しい。知り合う前から」
A「まず名前が似てるんだよね。母音が一緒だからさ」
Y「で、『きくち』の『ち』も『池』だしね」
A「そうそう。だからゆみこさんも『yumiko kikuchi』って書いてるときあるじゃん。私もメールアドレスが『fukiko kikuchi』で打ってたりするから」
Y「めちゃ似てるよね(笑)」
A「(笑)そう、ほんと同じだよね」


淡の間がWEBマガジンを立ち上げる理由


A「今回、わたし自身がなぜこのWEBマガジンを立ち上げようと思ったかを話したいな。

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