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パッティングのランチコンディションの勉強はじめました(総集編)

皆さんこんにちは!

今年はパッティングのガチ勉強をしようかな〜と思いまして、今回はパッティングの記憶を絞り散らかして2021年現時点で知ってる基本情報を整理してみました。

改めて考えると「?」なことが多くて、書き終えるまで2ヶ月もかかってしまいました。このブログの読者は変態しかいないと聞いていますが、今回も自分のメモ用に書いたワンマン記事なので、真面目に読むと疲れちゃうので適当に読んでいってください。笑

そんなこんなで今回は【パターのランチコンディション】についてお話しします。

なのでテクニックじゃなくて数値や転がる仕組みの方の話ですね。
私はこれまでにパッティングについて3つ記事を書いてるので気になる方はそちらも読んでみてください。

これができないとそもそも入らない、パッティングの秘密
USパッティングレッスンの流れ
初心者向けパターのストロークについて

(今回の記事で間違った情報があった場合は調べて直ぐにアップデートしてくので、コメントなりメッセージなりじゃんじゃんください。疑問質問もあれば先生やメーカーに聞いたり調べたりするのでコメントください。ご協力よろしくお願いさーす)



目次多すぎわろたw

データについて

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ここは明確にしておきたいので最初に説明しておきます。

今回の記事で引用しているデータの多くは母校であるGolf Academy of AmericaClub Assemble/ Club Fittingという授業で教材として使用されていた書籍や参考資料がソースなので、ちょい古めの2011〜2017年頃のデータです。

で、その他、リサーチして他から引っ張ってきたデータには引用元やリンク、いつ頃のデータなのか分かる範囲で記載していますので気になる人はそこから自分で色々調べてみてください!よろ!

今回はパッティングランチモニターを出しているメーカー(SAM PuttLab・Quintic・Trackmanなど)の公式資料を年代別で読んだり、レッスンレポートもいくつか読んでみました!でも勘違いもあるかもしれんから、それはごめんやで。

で、今回は各データの適正値を紹介していきますが、これは全ての項目を適正値に収めなければいいパッティングができないという訳ではありません。どこか適正外の数値があっても他の項目とのバランスを見て加減することで結果が良くなったりするので、結局は全体のバランス=マッチアップが大事だと私は思っています。なので皆さんもその気持ちで読んでね〜。




ボールの転がりについて

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まず、パッティングのボールの転がりについてです。パターヘッドでボールを打ち出したとき、ボールはコロコロとすぐに転がり始めているように見えますが実際はそうではありません。ボールは地面より少し高く打ち出され僅かにバウンドを数回します。このバウンドによるグリーンとの摩擦で回転が追加されていき、やがてボールはピュアロールと言われる順回転でコロコロと転がり始めます。

このボールが転がり始める前の状態をスキッド(SKID)と言いますが、インパクトの後ボールが少しスキッドしてから転がりだすようにボールを打てると、適正な順回転でボールが転がっていくので、距離感のコントロールがとても易しくなります。スキッドでボールがバウンスしてポンポンポーンって跳ね過ぎてしまうとショートし易く、曲がり易いうえにタッチが狂い始めるのであまり良くないと言われています〜。


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上の画像がQuinticで撮影された実際にポンポンポーンって跳ねてるパッティングのボールの動きです。(打った人:うちの長男)

上データの要注意項目(アンバーと赤文字)
アタックアングル(入射角):0.13
フェイスアングル:3.05
ランチアングル(打ち出し角):5.03
カットスピン:39rpm

これらの項目がこの数値だと何故要注意なのか許容範囲の数値ともに紹介していきます。




スキッドとロールって何?

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先ほど少し触れましたが、ボールの転がりは【スキッドとロール】から構成されています。パッティングの総距離に対して何%がスキッドして何%がロールしているのか?というのが転がりに大きく影響するので距離感のコントロールで非常に重要になってきます。

スキッドはインパクト後、ボールスピードが1番激しく減速するフェーズで、ボールが順回転し始める前の状態のことを言いますが、そのスキッドも大きく分けて以下の2つの種類に分かれます。
・バウンス(跳ねてるスキッド)
・スライド(跳ねず芝先にずっと接して滑ってるようなスキッド)

どっちがどういいとか悪いとか私はまだ分からないのでこの辺りは今年勉強したいと思ってます。


一昔前まではパッティングの強さや長さに関わらず、
・スキッドが総距離のおよそ14〜20%
・ロールがおよそ80〜86%

になるパッティングが理想的と言われていました。
(Ralph MaltbyのThe Complete Book of Golf Club Fitting & Performanceより)
ですが、ランチモニターでデータを細部まで分析できるようになった近年では
・スキッドが15%以下
・ロールが85%以上

になるパッティングがより適正な転がりのパッティングと言われているようです。


このスキッドとロールを理想の割合にすることも重要ではあるのですが、それよりも安定して一貫したパットを打つためには総距離に対する【スキッド:ロール】の割合を常に一定にできることの方が断然重要と言われています!

アベレージゴルファーの場合、わずか3〜4yのパットでさえもストローク毎に30cm以上もスキッドの距離に誤差が出てしまうんだとか。パッティング毎にスキッドが長かったり短かったりしてしまうんですね。

それに対し、ハイスキルゴルファーは3〜4yのパットでスキッドの誤差を毎回5.08cm以内に抑えることができるそうです。

同じようにストロークしているつもりでもスキッドの割合がばらつくと距離感もバラバラになってしまうので、スキッドとロールをいつも一定の割合で打てると距離感も狂いません。ここがパッティングの上手い人と下手な人の大きな分かれ道と言えそうですね。

スキッドの正確な適正値についてですが、最新のQuintic公式はエリートレベルで10%以下が理想だが、10〜20%が許容範囲であると言っており、Trackmanが公開しているPGAツアーアベレージは15%以下です。なので一般アマが15%前後をキープできればかなり上出来と言えるのではないでしょうか?

この適正値はプレーする芝の種類やグリーンのスピード、またゴルファーのレベルによって変わりますが、スキッドが短すぎるのも良くないんだそうですよ。(ややこしw)

2017年のUSトラックマンの公式記事には、PGAツアー選手は10%-14%のスキッドと、86-90%のロールでパッティングしている選手が多く、またスピードドロップも25-32%台に留まっている、だがこの数値は芝の種類やゴルファーのレベルによる。と書かれていました。

とういうことでね、Quinticが言うように一般アマチュアのスキッドの目標値は総距離の2割以下ならOK、15%前後なら上出来!と考えればいいんじゃないかなと個人的に思っております。

日本のような四季のある環境、芝の種類(ベントや高麗)で、ハンデ10以下の一般アマチュアゴルファーが対象の場合、どんな数値が推奨されるのか気になるので何か発見があれば追記していきたいと思います。(今ネット上にある殆どのデータは海外で計測されたものです)

今回のリサーチの一環で【The effect of skid distance on distance control】ていう短いレポート?みたいのを読んだんですけど、同じランチコンディションのパッティングでも人工芝と天然芝でスキッドの割合は変化するそうです。運動摩擦係数の関係で天然芝の方がスキッドが少なくロールが多く出るんだとか。アマチュアゴルファーは人工芝でパッティング練習する方が圧倒的に多いと思うので、実際のゴルフ場の生芝の方がロールが長くなると覚えておくといいかもしれませんね。



スッキドが多くなってしまう原因(Quintic v4.4より)

・スタティックロフトが大きい
・パターフェイスの素材・デザイン
・ダイナミックロフトが大きい
・インパクト前に手首をフリップしている
・ボール位置が左すぎる





フェイスデザインでスキッドを減らすことができるのか?

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「パターヘッドのフェイスのデザインでスキッドを減らせる!」というのは、果たして本当なのでしょうか?気になりますよね?

グルーブ加工に関しての答えはYesでありNoかなと思います。

母校では師匠にクラブフェイスのデザイン(グルーブと言われる溝加工)で僅かにスキッドを減らすことができると習いました。

メーカーによっても、アッパーブローでボールをコンタクトできるとフェイス面のグルーブ(溝みたいなやつ)がボールのディンプルをキャッチするので、よりボールに順回転をかけることができると謳っているとこもあります。師匠も同じようなこと言ってました。

ですが、パターフェイスとボールの摩擦がスピンを生み出す訳ではなく、スピンはダイナミックロフトと入射角、そしてストロークのスピードによって生み出されるのでパッティングの弾道分析機器を出している【Sam PuttLab】は、グルーブ加工でトップスピン(順回転)を増やすことはほぼ実現不可能!との見解を公式ページに載せているんです。リンクからGroovesのとこ読んでみてね。

なのでグルーブ加工によるスキッドへの影響のベストアンサーはYesでありNoであると思います。

だってパター作ってる人とかQuinticはYesって言ってて、パターのランチモニター出してるSam PuttLabはNoって言ってるからね・・・

でパターのフェイスの加工はミーリング・グルーブ・インサートの3種類に分かれるんですけど、グルーブではNO?なの?でも他の加工ならYes?なのか?
でどの程度影響するの?今のわたしにゃ全く分かりません。ここもリサーチしたいとこですね。

とりあえずプラシーボ効果に期待しとこう!
結果が出ればいいんよ!ね!笑





ダイナミックロフトとスタティックロフトについて

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パッティングでは理想的なスキッドとロールを実現するため、適正な打ち出し角度でボールを打ち出すことがとても重要です。そこで大きく関わってくるのがダイナミックロフトとスタティックロフトです。

パターのロフトは距離感のコントロールの上でとても重要になると言われていて、ダイナミックロフトはボールを打ち出す角度に85%の影響を及ぼすと言われています。(Sam PuttLabより)

ダイナミックロフトの打ち出し角への影響は85%です!(2回言っとくw)
(83%説もあるけどどっちでもいいですよ)

ダイナミックロフトはインパクトの瞬間のロフト角のことで「エフェクティブロフト」と呼ばれたりしています。

このダイナミックロフトは、パター自体の元々のスタティックロフト(オリジナルロフト)や、インパクトでどのくらいハンドファーストに/ハンドレイトに打っているのか、またセットアップのボールポジションで数値が変わってきます。

ハンドファーストに打てばもちろんロフトが立つのでダイナミックロフトは減りますし、セットアップでボールを左に置けば置くほど、それに合わせてストローク中にグリップエンドを左方向へシフトしない限り、アッパーブローでボールを打つことになるのでダイナミックロフトも増えます。

グリーン上でボールは芝の表面上に乗っているように見えますが、実際は少し沈んでいます。そのため、ボールを少し高く打ち出し芝の表面上にボールを乗せてあげる必要があるためパターには僅かながらロフトがあるのです。

ですが、ダイナミックロフトがマイナスだったり、小さ過ぎる場合は、ボールは正しく空気中に打ち出されずに地面に対して下へ打ち出されてしまいますし、ダイナミックロフトが大き過ぎてもボールはバウンスしポンポンポーンって跳ねてしまいます。ボールが跳ねてしまうと転がりが一定でなくなるので、これもまた方向性や総距離のコントロールが非常に難しくなってしまい、ほとんどの場合ショートしてしまいます。

ショートすることが多いゴルファーはそのスピードでグリーンを読む癖がついてしまうので、ラインの読み方が厚くなる傾向があります。また、アマチュアの多くはダイナミックロフトが大きいので、それにより打ち出し角が大きくなり、バックスピンも多くなってしまうんだとか。(Sam PuttLabより)

大昔のグリーンは今日のグリーンのように整備されスムーズな転がりをするようなグリーンではなかったので、ボールを高く打ち出す目的でスタティックロフト自体が4°〜12°のパターが好まれて使用されていました。

そして、今から少し前の時代、トラックマンなどの計測器が盛んに使用され始める前(2009年くらいまで)はダイナミックロフトが3°〜4.5°だと、スキッドとロールのパーセンテージを最も一定に実現し易いため理想的だと考えられていました。スキッドが今より少し長いのが理想的って言われていた時代です。

(このデータはフラットフェイスデザインのパターの場合です。パターフェイスにも色々なデザインがあるので、データを参考にする場合はどんなフェイスデザインのパターのデータなのか、自分のパターのデザインは何に当てはまるのか抑えておくのは重要かもしれないですね!)


あ〜ところがどっこいしょ!

テクノロジーの進化により近年ではパターのデータもフルスイング同様に入射角やダイナミックロフト、打ち出し角度やスピン量といった細かいデータを計測できるようになり、

そこで新たに「スタティックロフト4°もあったら打ち出し高すぎん?それにバックスピンも多すぎん?」って流れに業界がなり、最近のパターのスタティックロフトは3°前後が主流なんだそうですよ。(True Spec Golfより)

ちなみに有名どこで言うと、スコッティキャメロンは3.5〜4°のスタティックロフト、オデッセイは3°、YESは2°のパターを標準モデルとして展開しているんだとか。メーカーによっても様々なんですね〜、もちろんモデルによっても数値は変わると思いますが。世の中にはスタティックロフトが0°やマイナスロフトのパターだってあるんですよ。(Sam PuttLaboより)


そしてレクシー・トンプソンが使用していることで有名なアメリカのパターメーカーのCure Putterは、2019年にデータとともに1.5-2.5°のスタティックロフトのパターを推奨すると公式HPに記載していました。だからCure Putterのスタティックロフトは若干少ない1.5〜2°なんだそうですよ。そしてその理由を長々とブログに書いていたので、パターの先生や暇なオタク様など気になる方々は読んでみてくださいね。

ここのパターはオフセンターヒットによるフェイスのツイストを最小限に抑えるため、高いMOIと、重心位置を可能な限り浅くしたヘッド設計で従来のブレードパターより方向性のミスを1/10にまで減らしているんだとか!個人的に激気になります!Cure Putterの公式ブログはMOIを高くするためのフィッティング術や、実際のデータを公開しながら他のメーカーを堂々と批判しているものもあり、アメリカやなって感じで読んでてとても面白かったです。やはり打点は重要ですよね〜。



ここまで見てきて、各メーカーの推奨スタティックロフトだけで1.5〜4°の幅があります!今までみなさんは気づいていましたか?

ゴルファーのストロークタイプによって必要なスタティックロフトは変わりますし、芝の種類によっても適正な打ち出し角は変わるので、スタティックロフトの幅が広いと選択肢が増えるので我々アマチュアゴルファーにとっては大変ありがたいとも言えますよね。

わたしのエースパターはGoldilocksていう地クラブなんですけどスタティックロフトは2.5°です。わたしのストロークに合う非常に優秀なパターなので、気になる方は是非1度試打してみてくださいませ〜。




ダイナミックロフトはデリバリーで変化する

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先ほども軽く触れましたが、ダイナミックロフトはストロークの仕方で大きく変動します。つまりグリップの動かし方・手首の使い方ですね。

例えば!PGAツアーのフィルのミケちゃんのパターはスタティックロフトが7°もあるそうです。彼はかなりロフトを立ててハンドファーストにストロークするタイプなので、結局インパクトのダイナミックロフトは4°になるんだとか。このダイナミックロフトがミケちゃん的に1番勝率が高い数値なのでこのセッティングにしていると言っていました。スキッドの距離が総距離に対し常に一定の%をコントロールできていれば距離感は常に一定になるのでダイナミックロフトが4°でも全く問題ないですよね、特にPGAのグリーンなんて超高速ですしね。うん。

冒頭でも述べたように、パターのストロークでもフルスイング同様に、そのゴルファーのデリバリーの仕方によってロフトを立てたり寝かしたりできるんですね

入射角が大き過ぎる場合に考えられる主な原因は以下の通り
・手首をフリップするように使っている
・ボール位置が左すぎる
・スタティックロフトが大きすぎる
・パターの重心がボールの赤道より下を打っている

ここまでの情報で、個人的にやっぱり距離感・タッチのコントロールに関しては【スピードのコントロール=スピンコントロール】が大事で、ダイナミックロフトと入射角、打ち出し角度が重要だなと感じています。




フィッティングの恩恵はでかい

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もうすでに何言ってるか分からんし。は?
そんな細かい数字で言われても再現できんし。

と思ってるそこのあーた!ご安心を!

ダイナミックロフトや入射角が適正でなく、さらにデリバリーやセットアップのボールポジションをあまり変えたくない場合でも、ランチコンディションが最適な数値になるよう道具の方をゴルファーに合わせてフィッティングすればいいだけなんです。

あまりにクレイジーなストロークをお持ちだとフィッティングにも限度がありますので、心当たりのある方は少しストロークを整えてね。

パターのフィッティングではパターの長さや、ロフト角、ライ角、グリップの重さやサイズ、ヘッドのデザインや重さ、パターのトータルのウェイトバランスなどを考慮し好みにフィッティングしてもらえます!だからちゃんとした設備と知識のあるフィッターさんとこ行くか、パッティングのレッスンをやってる先生に相談してからフィッターさんを紹介してもらえるといいかもですね!

ゴルフガチ勢で経済的時間的に余裕のある方は是非ご検討ください。

パッティングの転がりに癖があるとグリーンの読みにも癖がついてしまいますので、一度見てもらうとめちゃめちゃいいですよ!自分の打ち方が悪いのか、読みが悪いのか、パターが苦手な人はこの際はっきりさせちゃいましょう〜





入射角について

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パッティングのストロークもフルスイング同様に振り子運動で行われますよね。
ロングパターをアンカリングした場合、ストロークの支点はグリップエンドになり、1重振り子運動になります。短いパターの場合、1つ目の支点は胴のどこかになりますが、肘や手首を必要以上に動かしてしまうと、支点がさらに増えるのでストロークは2重振り子、または3重振り子運動になってしまいます。このような現象の原因はストローク中に体や足を左右に動かしてしまうことにあります。結果として入射角を一定に保つことができなくなってしまうので注意が必要ですよね。


「基本的にパターは僅かなアッパーブローで打つもの」と言われていますが、それはなぜだと思いますか?

下の図を見ながら考えていきましょう!
サムアカデミーの画像を参考に日本語Verにしました。



パッティングもフルスイング同様に考えていいのであれば、

入射角がダイナミックロフトより小さいときはバックスピンがかかります。

これはボールの重心より下にフォースのベクトルが通りスピンロフトが(+)になるからです。下の図では入射角がレベルになっていますが、ダウンブローで打った場合もフォースのベクトルはボールの重心より下になるので同じです。

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入射角がダイナミックロフトより大きいときはトップスピンがかかります。

これはボールの重心より上にフォースのベクトルが通りスピンロフトが(ー)になるからです。

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サムアカデミーでは、入射角が比較的フラットになってしまう要因
・ストロークフォームの左肩が上昇し切らない
・クロスハンドグリップのゴルファーに多く見られる現象
と紹介していました。

これだけに限らず原因は色々ありますけどね。

そして、もちろんこれらのようなデリバリーの仕方も入射角に影響しますが、ボール位置も大きく関係があります。セットアップでボールを左に置くほどアッパーに当てやすいですよね。どのくらいアッパーに当てるのが理想なのかは、先程のダイナミックロフトの話同様にデリバリーの仕方(ロフトの立て方)やそのパター元々のスタティックロフトによるので一概にこれが正解とは言えません。

なので、入射角をチェックするときは、ダイナミックロフトとスタティックロフトを一緒にチェックするのが理にかなってますよね。



Quinticは、ダウンブローは打ち出し角が不安定になるので、入射角は0.5〜2°のアッパーブローにできると良いと言ってますが、一方、SamPuttはもう少し大きい数値3〜4°のアッパーブローを推奨しています。そして世の中にはダウンブローで打つ方がいいと教えるコーチもいます。(一般人の俺、混乱w)

自分のよくプレーするグリーンの速さによって、適正な打ち出し角度は変わるので、つまりダイナミックロフトも変わります。だからこういう推奨数値は参考までにとどめましょう。

例えば理論的に考えると、普段アマチュアの私たちがプレーするグリーンがスティンプ9の速さだと仮定すると理想の打ち出し角度およそ2°です。でそのためのダイナミックロフトが2.5°、入射角がそれより大きいとトップスピンがかかるから、2.5°以上だなって考えられます。もちろんこの他にも、ボール位置、打点や使用してるパターのスタティックロフトの大きさによりインパクトでシャフトをどれだけ傾かせるかなど、その他要素も絡んでくるので、この数値だけが正解という訳ではありませんが考え方はこんな感じです。

もし普段プレーするグリーンがもっと速く、さらに転がりを良くしたい場合は打ち出し角を低くしなければならないので、その他の数値も変わってきます。

でプラス、左肩支点でストロークする場合は僅かなダウンブローで打つのが適正だ〜とか言う意見もあるので「なんか難しい話嫌い〜」とか「自分で考えるのめんど〜い」って人はパッティングの先生に相談するのが1番早いですよね〜。うん。行ってこい、レッスン。

僅かなダウンブローで打って転がりが多少悪かったとしても毎回そう打てれば距離感が狂うこともないですし、自分の癖を理解しそれを考慮してラインを読めれば問題ナッシングじゃないでしょうか?だからダウンブロー派をアンチする気は全くありません。

ただわたしはアメリカでも日本でもアッパーで打つようにしか指導されたことがないので自分がダウンブローで打とうとは思わんだけで好みの問題なんじゃん?と思います。言われたからただやるんじゃなくて、色々理解した上で自分はどう打ちたいのか選択していくことが大事ですよね。




打ち出し角度について

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打ち出し角度はボールが打ち出された時の角度(高さ)のことで、ダイナミックロフトが83%入射角が17%打ち出し角度に影響していると言われています。(さっきは85%言うたけど2%くらいどっちでもいいんよw)

この打ち出し角度は距離のコントロールにおいてめちゃめちゃ大事なので、自分はここの数値を1番にチェックします。

打ち出し角度が適正範囲内でないと距離感のコントロールが難しくなってしまいます。打ち出し角が大きすぎた場合、地面に着地したあとボールはバウンスしてしまうのでスムーズに順回転していきません。 また打ち出し角が小さすぎる場合、ボールは芝にぶつかってから上に飛び出すのでイニシャルオーバースピンが多くなってしまい、スキッド中にボールスピードが急激に落ち、これもまたスムーズに順回転していきません。

では適正値はどれくらいなんでしょう?

サムパットラボ公式の理想の打ち出し角
高速グリーンで2°(スティンプ10以上)
遅いグリーンで3〜4°(スティンプ9以下)
Quintic公式の理想の打ち出し角
普通のグリーンで0.75〜1.5°
遅いグリーンや芝目の強いグリーンで2°

ちな、あやの公式はスティンプ10前後で1.5〜2°でOkとしています。(雰囲気でw)

真面目に考えるとアマチュアの方はとりま大手の間をとって2°前後が許容範囲かなと思っとけばいいんじゃないですかね。(真面目に考えてもざっくりw)


打ち出し角が高くなり過ぎる原因
・ダイナミックロフトが大き過ぎる
・インパクト直前で手首をフリップする
・ボールを左に置きすぎている
・スタティックロフトが大きい
打ち出し角度が低くなる原因
・ダイナミックロフトが足りない
・ダウンブローで打っている
・ボールを右に置いている
・スタティックロフトが小さい

自分の理想の打ち出し角に少しでも近づけられるように入射角やダイナミックロフト、シャフトアングルも調整できるといいですよね!

てかグリーンの速い/普通/遅いの基準をスティンプメーターで全世界統一せえと思いますね。レポート書いてる人の言ってる速いグリーンってのがわたしの思う速いグリーンと一致するとは限らんし、もう、ややこしいねん。




スピン量とサイドスピンについて

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パターで回転数(rpm)が大事な理由は、回転数が適正だとボールは狙ったラインに長く乗ってくれるからです。ボールは天然の芝の上を転がっていくわけですが、スパイクの後や芝がダメージを受けている場所もあるので、その表面上はボコボコだったりしますよね?回転数が適正でボールが順回転していくとその上をしっかり転がる「ある程度の勢い」がボールにあります。ですが回転数があまりに多過ぎると、高速グリーンの下りのパットの場合など勢いがあり過ぎることになりますし、回転数が少な過ぎても上りなんかはショートしちゃいます。

パットの度に「これは下りのラインだからこのくらいの回転数になるように打とう」とか考えるのは変態かデシャンボーくらいだと思うので、まず皆さんはベースラインとしてフラットなライでストレートラインの10'(3ヤードちょい)のパッティングで一定の適正な回転数で繰り返し打てるように練習することが大事だと思います。



そしてパッティングにはサイドスピンというものが存在します!
普通のアイアンやドライバーなどのフルスイングにはサイドスピンが存在しません。と言われています。説明めんどいから疑問に思う人はググってね。笑

サイドスピンが20rpm以上あるとパットラインに影響してしまうので、許容範囲は20rpm以下です。(できれば10rpm以下が理想的とQuinticは言ってます)


サイドスピンが20rpm以上ある場合の取り組み

・打点の修正
・軌道に対するフェイス向きの修正
・パターのフィッティングを受ける(ライ角の調整やフェイスバランスパターを使用することで緩和することができるので)

 サイドスピンが40rpm以上ある場合の取り組み
・アドレスとストローク自体も修正しましょう

また、フックスピンは順回転に移行するのが早く、カットスピンは遅くなります。ですがこれはフックスピンなら必ず早く順回転するという意味ではなく、順回転が始まるタイミングには様々な要素が絡んでくるので、全く同じ状態でサイドスピンがあるものとないものを比べた場合、移行するタイミングに違いがあるということです。

サイドスピンには、クラブ軌道に対するフェイスの向きや、インパクトの打点位置、またライ角などが影響してきます。ライ角の誤差は0.5°以内が方向に大きな影響がでないので理想的な数値と言われています。サイドスピンが気になるときは上にあげた3項目も合わせてチェックしたいですね。




打点について

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パッティングの打点もフルスイング同様、効率よくエネルギーをボールへ伝えるためフェイスの芯で打つのが良いですよね。

パターの芯とはスイートスポットのことで、クラブフェイスの真ん中の少し上部にあることが多いようです。(サムパットラボより)

この打点が左右にずれてしまうと、ヘッドがツイストするので方向性に大きく影響が出ます。打点が安定しない人は、まず練習せえ。それでも良くならないようでしたらオフセンターヒットに強いパターヘッドを選ぶのがお勧めです。

オフセンターヒットに強いパターヘッドの特徴
・クラブヘッドが重いもの
・ヘッドのトウ側とヒール側の重量が重いもの
・MOIが高いクラブヘッド

あ!先日テーラーメイドの新しいパターのトラス(TRUSS )を打たしていただいたんですけどすげっすね。ネック部分が三角形になってるやつです。ヘッドの重量を上げなくてもMOIが高いのでオフセンターヒットに強いそうですよ。自分は打感が硬いし、ヘッドが軽いな〜と感じてストロークし辛かったですが、慣れれば気にならないのかな〜とも思います。気になる人は1度試打してみてください。




フェイス向きについて

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話は戻りまして、打点の影響でフェイス向きが変わると打ち出し方向にも影響が出るので、長いパットほど外す確率が高くなってしまいます。

パターの場合、インパクトのフェイス向きはボールの打ち出し方向に90〜92%の影響を与えると言われています。

もしあなたのクラブフェイスがインパクトで2°開いていた場合、もう5’のパット(1.5Mのパット)は入りません。そして8’(2.4M)の場合はフェイスの開閉を1°以下に抑えなければ入りません。15’(4.5M)は0.5°以内です。(これらはストレートラインでパスが0の場合)

ほんの僅かなフェイス向きの誤差でもボールの転がる距離が長いほど、どんどんカップから離れていってしまいますよね。悲しい限りです。


フェイス向きに関して言えることは、まずはアドレスでフェイス向きを真っ直ぐ構えられるようになることが大事だと思います。打ち出したい方向に対して真っ直ぐ構えられるようになると、フェイス向きのスクエアな向きが身に付くのでインパクトでもスクエアになる確率が高まります。


ちなみに自分はアドレスで僅かにクローズに構えてインパクトもクラブパスに対してクローズに打つことで僅かに左スピンをかけて打っていることが分かりました。(0.5くらいクローズでした。)

ですが一貫して僅かな左スピンで打てているならそれは気にしなくていいとパッティングコーチに言われました〜。確かに〜考えてみると、フックラインは曲がりやすくスライスラインはそんなに曲がらないってだけですからね。てゆか20rpm以下なら自分は全然気にならないです。笑

そして、ボールの曲がりに関しては、フルスイング同様クラブパスに対するフェイス向きが大きく関わっているのでこのFace to Pathはなるべく1°以下に抑えられるようにしましょう。願わくば0.5°以下で。




フェイスローテーションについて

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フェイスローテーションはインパクト前後でのクラブフェイスの開閉スピードのことで、フルスイングで言うROCのスピードみたいなもんですね。

6打以上パッティングを行いその誤差が5°/s以内ならスーパーエリートレベル、パッティングが上手いと言える許容範囲は5〜15°/sなんだそうです。

インパクトのフェイス向きは限りなく0°に近い状態が理想なので、フェイスの開閉スピードは必要以上に大きくない方がいいですよね。打ち出し方向がバラつく人なんかは、打点とフェイス向きも合わせてチェックしたいですね。

この開閉が速すぎる原因は以下のことが考えられます
・上半身をアップライトに構え過ぎている
・肘下を回旋しストロークしている
・手首でストロークを操作しすぎている(フリップなど)
・アンカーポイントが低すぎる(手が低い/パターが長い)
・ストローク中に体を動かしすぎている
・パットラインの可視化ができていない

とは言え、この数値なんかはランチモニターなどで計測しないと分からない数値ですので気になる人は計測してもらってみてください〜。




ミート率について

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パッティングでもフルスイング同様、どれだけボールにエネルギーを伝えられたのか?をミート率から見ることができます。

フルスイングと同様に【初速/クラブヘッドスピード】で計算されますが、パッティングの場合ミート率ではなくImpact Ratioと呼ばれてりもしています。

パターのスイートスポットでボールをヒットできると、もちろんミート率は上がります。打点がスイートスポットから上下左右に外れてしまうとクラブフェイスがツイストしたり揺れてしまい、最大限のエネルギーをボールへ伝えることができないからです。

距離感/タッチのコントロールはボールのスピードをコントロールすることですよね。そしてボールの転がるスピード(タッチの強さ)によって、ボールの曲がりは変わるので、ラインの読み方も変わってきます。スイートスポットで安定してボールを打てることがゴルファーのタッチや感覚を洗練していくことに繋がってくると言えますよね。

ベン・クレンショーの言葉で
”殆どの3パットはグリーンの読みが悪いことが原因ではない、スピードのジャッジが悪いことが原因だ”
というものがあるそうですよ〜。

同じクラブヘッドスピードでもミート率の違いによってボールスピードはこれだけ違うというチャートが以下の通り。ミート率が高いと転がりが伸びますよね。

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とは言え、ミート率1.9は、実際に人間が出せる数値なのか疑わしいくらい難しいと思います。笑
ちな、わたしは1.7台でした。

ですがやはりパッティング毎にミート率が大きく変動してしまうと距離感のコントロールに大きく影響してしまうので、一定のミート率でパッティングしたいですよね。

打点のミート率への影響は以下の通り。
ど真ん中しか勝たん!ということです。

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ミート率が変動するとき考えられる要因
・オフセンターヒット
・パターフェイスの素材(柔らかいインサートはミート率が下がる)
・ボールの種類
・グリッププレッシャー
・ボールの温度(影響は僅かだが)




クラブヘッドスピード・テンポについて

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15’(5y)のパットを10回おこなったとき、クラブヘッドスピードに0.5mph (0.2m/s)以上の誤差が出た場合、毎回一定のスピードでストロークできていないことになるんだとか。(Quinticより)

原因は主に以下の項目が一定でないことが挙げられます。

・テンポ
・ストローク幅
・バックスイングの長さ
・ダウンスイングの長さ
・インパクトまでの加速


インパクト前後のクラブヘッドスピードは一定もしくは僅かに減速していることが理想とされているので、インパクトで加速させるのは良くありません。

加速させすぎてしまう原因は以下の通り。
・バックスイングが短く、ダウンスイングで急加速させてしまう
・テンポとリズムが乏しい
・手首で操作しすぎ、肩の動かし方が乏しい
・ボール位置が悪い(最下点から遠い)


続いてテンポですが、テンポはどのランチモニターも通常【バックスイング/フォワードスイング(インパクトまで)】の計算方法で計測されます。
Trackmanによると10〜15’のパットで1.9〜2.1のテンポでストロークできるのがベストなんだとか。

そう言えば自分も昔10’のパットを2.0のテンポで練習させられてな〜なんて今更思い出しました。メトロノームのアプリを使うとテンポを簡単に整えられるのでおすすめです!

まずは2/4設定の73bpmでストロークしてみて、このテンポが少し速い/遅い方が心地良く振ることができるのであれば、そこから少しbpmを上げ下げして調節してみてください。私は少しストロークが遅いので69bpmが心地よく感じて好きです。このテンポは66〜75bpmが一般的なテンポと言われているので、もし自分のテンポがこの範囲外な人はなるべくこの範囲内のテンポでストロークできるように練習した方がいいそうですよ〜。

ちなみによくショートパットとロングパットでテンポは変わるのか?と聞かれますが、打つ距離によって振り幅は変わってもテンポは変わらないのが一般的です。なので違う振り幅も同じテンポで振るということは、短い振り幅のショートパットのヘッドスピードは遅くなり、ロングパットのヘッドスピードは速くなります。





ボールスピードについて

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ボールスピード(初速)に関しては、一貫したスピードでボールを打てることが鍵です。一貫性がないと正しくグリーンを読むことも難しくなってしまいます。

5yのパターを10球くらい計測して、ボール初速に1mph(0.45m/s)以上の誤差がある場合は問題があると言えます。

ボール初速が一定にならない原因
・打点のずれ
・ボール位置が毎回違う
・ストローク中に不自然な加速減速を行なっている




シャフトアングルについて

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これはインパクトのシャフトの傾きについてですね。
ですがインパクトでの適正なシャフトアングルは様々です。

ここまでで、グリーンの芝の種類や速さにより適正な打ち出し角度は変わるということをお話ししました。そして打ち出し角度には、入射角とダイナミックロフトとパター元々のスタティックロフトが関わってくるんでしたよね?

ということは適正な打ち出し角を出すためのシャフトアングルは打ち方やパター自体のスタティックロフトによって変わるので、打ち出し角や入射角を調整するためのアプローチの1つがシャフトアングルということになります。

先にも述べたように、フィルのミケちゃんがめちゃハンドファーストでパターを打つのがその例ですよね。

シャフトアングルが変わる主な要因は以下の通りです。

シャフトが後方に傾くとき
・ボール位置左過ぎ
・手首使いすぎ(フリップするように)
・ストロークタイプにスタティックロフトがあっていない
シャフトが前方へ傾くとき
・左に体重乗せすぎ
・ボール位置右過ぎ
・アドレスでフォワードプレスしてる
・ストロークタイプにスタティックロフトがあっていない




打点の高さについて(おまけ)

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上の画像は、2011年に出版されたRalph Maltbyの”The Complete Book of Golf Club Fitting & Performance”から日本語verに作り直してみました。

では、この画像について解説していきたいと思います。

え〜っと、まず細かいことは気にしないでください(えw)

と言うのもこの画像では、スタティックロフトが4°のパターを使用し、ダイナミックロフトが4°で入射角が0°だった場合、打点は毎回ボールの重心より1.524mm下になると言ってるからです。(私はアホなので何故そうなるのか1行目で意味が分かりませんでしたw)

ボールはグリーン上で静止している時が1番沈んでいて、動いている最中は止まっている時よりも常に浮いていることになりますが、このようなインパクトだと一定の力がボールに伝わるので、インパクトベクトルは4°になり、この4°によりボールは1.905mm上昇して打ち出されます。この上昇が高いほどバックスピン量が増え、芝に沈んでいたボールが、芝の表面上まで浮いてくるんだと著者のMaltbyは言ってます。

ですが入射角のとこで説明したように、Sam PuttLabはダイナミックロフトが入射角より大きいとバックスピンがかかるよ〜って言ってましたよね?なのでこの理論でいくとボールにはバックスピンがかかりジャンプしてしまうことになるのでは?と思います。それとも許容範囲のバックスピンなのかな?

でまあ何でこの画像を選んだかと言うと、打点の高さについて話したかったからです。

画像ではパターヘッドの重心の高さがボールの重心位置の僅かに下にくるようにインパクトさせていますが、このときクラブヘッドのソールは地面から浮いています。クラブヘッドのデザインにより地面からどれくらい浮かせられればパターヘッドとボールの重心が近くなるのかは変わりますが、インパクトではなるべく2つの重心位置の高さを近くできるように、そしてクラブヘッドの重心位置がボールの重心位置よりも僅かに下に来るようインパクトさせられると理想通りの順回転でボールが打てるんだとか。そのためにはパターヘッドを浮かせてインパクトさせる必要がある場合もあるということです。この著者であるRalph Maltbyの意見ですけどね。

とは言え、人によってボールの上打てとか、赤道打てとか、ちょい下を打てとか言うので、わたしも真相は知らんねん。勉強しとくわ。笑。でも赤道より上を打つってのは自分はあんま聞かないかな〜と思いますけど、この打点の高さとよく似たこと言ってる教授が日本にもいましたよね。後、打点の高さに焦点を当てた練習器具もありましたよね〜。

ここまで色々な資料を見てきて思ったのが、こういう見解って博士であろうがメーカーであろうが研究機関であろうが、特定の条件下でロボットを使って実験してるはずなのにオーガニゼーションによって見解が微妙に違うから面白いですよね。ゴルフは物理なはずなのに答えはいっぱいあるんだよね。物理って普遍性を極限までに追求する学問じゃないん?って思うのだけど、実験はロボットで行っても実際プレーするのは人間だからね、繰り返し同じ条件下、環境、同じ動きができないのはわかるんだけどさ、、、まアホなのでこの辺で考えるの辞めとく、寝込みそうw

大事なのは許容範囲がどのくらいで、自分がその内か外かってことと、それによってどんな影響があるのかを理解してればいいだけですよね〜うん。シンプルにね。

まこれはおまけなのデータなので、それぞれでほどほどに理解してください。笑




グリーンの速さが違えば適したクラブも違うのか?

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速いグリーンの場合、ロフトの少ないパターの方が転がりが良くなるため適しており、逆に遅いグリーンや芝の密度が濃かったり芝の長いグリーンの場合はロフトの多いパターの方が跳ねずにスキッドから順回転していくので転がりが良く適していると一般的に言われています。

打ち出し角度はダイナミックロフトのおよそ85%になるので以下のデータが推奨されています。

高速グリーン(stimp 10-11)
・ダイナミックロフトが2°〜3°
・打ち出し角度が1〜2°
遅いグリーンは(stimp 9以下)
・ダイナミックロフトが4°〜4.5°または5°でも良い
・打ち出し角度が3〜4°
(wizgolfより)

なので毎回一定のストロークができるスキルのある方は、その日プレーするゴルフ場のグリーンの速さによってパターを変えてみるのもありかもしれないですね!


そいえば、先日タイガーウッズがパッティングの話をしている昔の動画を見たんですよ。彼は下りのラインのときはあえて初速が落ちるよう打ち出し角を少し高くできるよう打っているそうなんですよね。例えば下りのフックラインはフルスイング同様にフェードのイメージで打ってラインを少し緩和させスピードも落とせるようにしていると言ってました。

神の領域展開すぎて。ね。速いグリーンはなるべくすぐ順回転にできるように転がした方がいいというのがセオリーなのですが、タイガーは逆に転がりを抑えてスピードを落としたかったんですね。パッティングもフルショット同様、色々仕組みはあるのだけど、どれだけクリエイティブに自分の成功率を高められるかなんでしょうね。もちろん知識はその助けになりますが、結局は自分の成功率が高いことを選択し続けることが成功への鍵ですよね。

世界のトッププレイヤー達は意識的にまたは無意識にこういうことをしているんだろうな〜と思うと、ゴルフって本当に奥が深いというか、飽きなくて最高すぎじゃね?と思います。健康でいられれば死ぬまでゴルフで楽しめますね。




結論:いいパッティングとは?

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結局のところ「いいパッティング」とは、つまりどういうパッティングのことなんでしょうか?

それはずばり「一貫性の高いストロークから生み出されるパッティング」だと私は思います。

理想的なデータで理想的な転がりの方がいいですが、そうじゃないにしても一貫して同じパットを打てることが大事だと思います。

例えサイドスピンが高くても、例えスキッドが長くても自分の傾向とその影響を理解できていて一貫して同じようなパットができればそれはいいパッティングなんじゃないかな?と個人的に思います。クレイジーなデータは除いてね。笑

ですが、それじゃ納得いかんという方もいると思うのでQuinticの発表している各データ項目の許容範囲チャートを下に貼っておきますので、自分がどの辺にいるのかチェックしてみてくだせえ。
(全文はここから見てね

青文字がロボットのデータ(人間には出せないデータらしい)
緑文字がパッティング上手い人のデータ
アンバー文字がアベレージで上手くも下手でもない人データ
赤文字が下手っぴさんのデータとのことです

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レッスンを受けるとこの記事で触れた項目の他にも、フェイス角の開閉のローテーションや上下のローテーション(ロフトの立/寝)、シャフトの軌道、ストローク全体の再現性、リズム・テンポなどなど様々な観点から多角的にストロークをチェックしてもらうことができます。




パターはパッティング専門コーチから学ぶべし!

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この記事を書いてる間に、わたくしパターのレッスンへ行ってきましたねん。

自分自身どんなデータをもらえるのか気になったのでQuinticとCAPTO使ってレッスンしているパッティング専門コーチのとこへ行きました。

自分は股関節痛と腰痛持ちなためパターの練習は命懸けになるので効率性が最優先!正しい練習を正しくおこなうがモットーなのですが、レッスンでは色々なアドバイスをいただき本当に有意義な時間になりました。結果、今使ってるパターが自分のストロークに合っていることも分かりました。Goldilocksね。愛してる。

今回の記事でパッティングのレッスンに興味を持ったガチ勢は、まずランチモニターを使用したレッスンを受けてみることをお勧めします!最初に自分の現状を把握して、そのデータを基にストロークを整える練習を自分で行う、もしくはヘルプで他で簡易的なレッスンを受けてみるのはどうでしょうか?

で最終的に自分のパフォーマンスを更に上げてくれるパターを探したい人はフィッティングやカスタムを受ければと思います。

決してランチモニターを使用しないレッスンの質が悪いと言っている訳ではなくて、データを数値で現状把握してから、ランチモニターなしでストロークを整えてもらえるレッスンへ行くのがベストなんじゃないかな?と個人的に思うからです。

うちの主人はゴルフのコーチしてるんですけど、フルスイングメインのコーチなのでアプローチなどのショートゲームはたまに教える程度。パッティングに関して練習方法などアドバイスすることはありますが、基本的にパッティングのレッスンはしておりませんw主人はパッティングに関しては専門のコーチのとこ行ってくださいって言ってます。これはシンプルにその方が生徒さんにとってアドバンテージだからってだけです。





おわりに

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できるかどうかはひとまず置いておいてねw(安定の保険)
こういうの知るのって楽しいし、この程度の浅い知識でも知ってると知らないの差はデカイよな〜てわたしは思います。

そりゃ実行スキルも伴ってて欲しいですけどね。
大人は色々みんな忙しいやん?

自分も働く母ちゃんで忙しいので、趣味のゴルフは易しく簡単に効率よくをモットーに続けていきたいと思ってます。

現時点ではまだ分からんって中途半端な部分も多くて申し訳なく思いましたが、これからしっかり勉強していきたいと思います。

何か新しいことに気づいたらまたアップデートしたいと思いますので、今回は2021年5月3日現在でわたしが知っていることをご紹介しました。

もっと詳しく色々知りたい人は、パッティングコーチからレッスンを受けたり、セミナーなどに参加してみてはいかがでしょうか?



そんな感じで〜

てかここまで読み切った人いるん?笑
こんなブログを最後まで読んでくださってありがとうございました!

他の記事も読んでくれたら嬉しいぜ〜
またね〜




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