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【パット上達しない理由】インパクトの加速〜パッティングは0加速!
(2023年7月2日更新)
本記事では、あまりアマチュアには知られていない事実、パッティングストロークにおいて「インパクトでクラブヘッドを加速させない」という教えについて、「プロは加速させてないのか?」「なぜ加速させないのか?」「どうすれば0加速を達成できるのか?」などをCAPTOのウェビナー動画を参考に解説していきます。
パッティングに悩む上級者へ向けた神回と言っても過言ではないですし、後半にレッスン方法も紹介しているので先生方も参考になる記事かもしれません。
参考動画は、CAPTO YouTubeチャンネルより「The Acceleration Theory of Grober and Capto Optimal Acceleration」という素晴らしいウェビナー動画です。オリジナル動画が気になる方は、リンク先よりご覧ください。
※このブログは約8,400字です。
長いのでお時間のあるときにゆっくりお読みください。
パッティングに関する過去記事一覧はこちらから。
参考動画の概要
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68329038/picture_pc_7bf9f3d55ff0368106118c07be0e8af2.png?width=1200)
まず、なんのウェビナー
まず今回参考にした動画は、CAPTOのYouTubeチャンネルに投稿されている、アメリカ合衆国・シカゴ西部で活動しているPGAクラスAのインストラクターBiv Waddenさんによる、Flatstick Academyのメンバー向けにおこなわれたパッティングセミナーの動画です。動画の公開日時は2021年5月なので、わりと最近のものかと思います。
ウェビナーテーマ
ずばりテーマは「インパクトでパターヘッドを加速させないためのフォースのコントロール」で、ヘッドを加速させたくないことは大前提で、そのためにはどんなフォースをどうやってコントロールすればいいのか?とウェビナーで説明しています。(神)
裏付ける理論
これを裏付ける理論として紹介されているのは、イエール大学の物理学者であるロバート・グローバー博士の「Optimal Acceleration Rhythm Ratios and Stroke Time」から「the Grober Theory of Acceleration」という理論です。(以下、グローバー理論とします)
この研究では、インパクトにおける力とトルク等の力学的な要素に焦点を当てています。ゴルファーがボールに対して加える力・トルク、インパクトのクラブとボールの相互作用などを調査し、スイングの効率性やパフォーマンスを向上させることを目的としています。
ロバート博士って誰
ロバート博士(Robert D. Grober)は自身もハンデ5の上級者ゴルファーであり、趣味としてパッティングの加速に関するフォースやグリーンリーディングについて研究しています。
2000年前半に「Resonance in Putting」という論文で、共鳴をテーマにパッティングストロークのバックスイングとダウンスイングの比率・パターヘッドの加速に関する研究を発表し、これがゴルフ業界に大きな衝撃を与えたんだそうです。(お時間ある方はここで読んでみてください。おもろーな内容でした。)
さらに2020年には、皆さんお馴染みのサイエンティストであるマイケル・ジェイコブスやサショ・マッケンジーに触発されフォースとトルクに関する論文「Forces and Torques Near to Impact in the Golf Swing」を発表しています。(ここで読めます。)
と登場人物はそんな感じです。
動画のハイライト
・最適な距離のコントロールと密接に関わるストローク中のパターヘッドの加速について(フォース・理論の要点)
・適正な加速の統計的恩恵について
・適正な加速ができてないケースの例
・どのように修正すればよいか?
パターのレッスンを受けたことがある人なら知っていると思いますが【インパクトでパターヘッドを加速させない方がいい】というインストラクションがありますよね。わたしは「なんでだろう?」って長いこと疑問に思っていたので今回調べてみました。
加速に関わるフォース
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ワールドクラスのパター名手の特徴
グローバー理論では、冒頭で「The world-class putters have putting strokes that are similar to a pendulum driven at twice its natural resonant frequency. (世界トップクラスのパターの名手達は振り子の2倍の固有振動数と似たパターストロークをしている)」と述べています。つまりこれは2:1のテンポのことを指していることが分かります。
固有振動数(NRF)
ブランコに乗りブラ〜ンブラ〜ンと前後に移動する中で、前進へ切り返すとき、⑴持ち手を引き、⑵足を前に蹴り出してブランコを加速させますよね。そして後ろへ切り返すときは、⑴持ち手を押し、⑵足を後ろへ蹴りますよね。
私たちはブランコに乗るとき前後の切り返しポイントで、ブランコに小さなフォースを与えリズムと振り幅を一定に維持しています。
しかしながら……ブランコの振り幅を大きく・小さくとコントロールすることができても、ゆっくり・速く漕いだりスピードをコントロールすることはできません。
ブランコは固有振動数を持つため揺れる振動数が決まっています。そのため、誰が漕いだとしても速さをコントロールすることは不可能なんです。これが「Natural Resonant Frequency」=固有振動数(NRF)です。
つまり?
世界トップクラスのパターの名手達は、パッティングの切り返しで「ブランコの切り返しの蹴るようなフォース」を上手く使えているため、2:1のテンポのストロークでインパクトの加速を安定させている。とグローバー理論を解釈することができます。
パッティングストロークとフォース
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しかし、ウェビナー講師のWaddenさんによると、実際のところパッティングはブランコの減少とは少し異なるんだとか。
静から始まるということは?
パッティングのストロークはフォロースルーを出し切ったところから始まらないので、振り子を往復させるような「動」からストロークを始めることはありません。アドレスで完全に止まった「静」の状態から始めます。つまりテイクバックをおこなえるだけの量のフォースをプレーヤーがクラブへ与えながらテイクバックのストロークをしています。
タイガーのテンポ
動画で紹介されていたタイガーウッズのストロークを見てみましょう。
[A Putting Storoke Driven at Twice Resonsnce](2倍共振のパッティング駆動)とタイトルがあったので、「切り返しで適正なフォースを与えられればストロークテンポは1:2になるという意味だと思います。たぶん。85%の自信。笑
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68325941/picture_pc_3e4dacaa7b044c8b42e7be6d595cb1d4.png?width=1200)
タイガーのバックスイングは2/3秒つまり0.67秒でおこなわれ、フォワードスイングも0.67秒でおこなわれています。
アドレスからインパクトまでのストロークはトータル1秒ですが、これがよく言われる「1:2」のストロークテンポです。グローバーの理論でもこのテンポを推奨しています。
1:2を実現できるフォース
1:2を実現するために必要なフォースにはどんなものがあるのか、切り返しの様子を詳しく見てみましょう。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68331225/picture_pc_7e5a91e6adb946fddbec2e828ac8c71b.png?width=1200)
プレーヤー目線のパターヘッドの様子です。
◆黄緑の矢印
ストロークの開始で「パターヘッドを後ろへ動かすフォース」を与え続けることでテイクバックします。
◆⑴赤の矢印
切り返す前「パターヘッドを減速させるため逆方向のフォース」を与え始めます。そしてトップでパターヘッドの動きを一度止めます。
◆⑵緑の矢印
フォワードスイング(ダウンスイング)では「パターヘッドをボール方向へ動かせるだけの逆方向のフォース」を与えます。
ロバート博士は、インパクトの加速を一定にするために「テイクバックのフォース」と「切り返し〜フォワードスイングのフォース⑴+⑵」は等しくあるべきだと考えています。
やはり、切り返しで等しい適正なフォースを与えるとストロークテンポは1:2になるということのようです。
インパクトへ向けてのヘッドの加速について
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加速させ続けない=0加速
フォワードスイングではインパクトへ向けてパターヘッドを加速していくわけですが加速させ続けるわけではありません。
ここではインパクトの「0 Acceleration」=「0加速」という言葉が大きな鍵となります。
どういうことか下の理想的な加速を表したグラフを見ていきましょう。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68331935/picture_pc_5bbd78f2d42c71b755b7bd4eb941dcb8.png?width=1200)
表:速度と加速の図(グローバーモデル)
青が速度 [左縦軸(インチ/秒)]・グレーが加速 [右縦軸の(インチ/秒^2)]・横軸は左からアドレス〜右がインパクト・左側の縦の太線がトップ・右側の縦の太線がインパクト。
ストローク中パターヘッドの速度はインパクトで最高速度に達しそれ以降、加速はしていません(上の赤丸)。またインパクトの瞬間に加速度は0になっているのがわかります(下の赤丸)。
インパクトでヘッドスピードを加速させないことが、インパクト前後で一貫した速度を維持する秘訣であり、これを0加速と呼ぶということだそうです。
この0加速が実現できると、ボールの初速が一定になるため距離感のコントロールがとてもよくなります。
パッティングの分析機器を出しているメーカーの資料には必ずと言っていいほど書いてある「インパクトの瞬間は加速させずに速度をキープしたままボールを打てた方が良い」というのはこれが理由のようです。
データで比べてみる
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ここからSamPuttのデータを見て、0加速のインパクトデータと加速させながらインパクトしたときのデータを比べてみます。
理想のストロークデータ
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68333380/picture_pc_0929aa0b5dbfa27c822d393b895aebff.png?width=1200)
下のグラフではインパクトの瞬間に加速が0になっています。そして、上のグラフではインパクトの直前にグラフ線の上昇が緩やかになり、だいたいボールの3〜5cm手前で速度が一定になりつつあるのが分かります。
理想的でないストロークデータ
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68333777/picture_pc_b31d50d8457f36d8c8793e6e9dd638b6.png?width=1200)
下グラフを見るとまだ加速している最中にインパクトしていることが分かります。上グラフでも速度を上げながらインパクトしていることが分かります。また、インパクト後もストロークスピードは上昇しています。
これではストローク全体のスピードコントロールが乏しいため、距離感のコントロールも乏しく、一貫した結果を出すことは難しくなると言えます。
グローバー理論のまとめ
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68329038/picture_pc_7bf9f3d55ff0368106118c07be0e8af2.png?width=1200)
ここまでのグローバーの理論のポイントを以下の4つにまとめることができます。
ストロークをスタートしてからインパクトまでの時間はおよそ1秒である。
パッティングの距離に関わらずストロークのテンポは常に1:2である。
テイクバックの累積フォースと切り返しの累積フォースは等しくあるべきである。
一定のスピードでインパクトを迎えることが重要である。(インパクトの0加速)
この4項目を達成できると、インパクトで起こりうるスピードによるエラーを最低限に抑えることができるため、距離感のコントロールがとてもやさしくなるそうですよ。
動画では、このスピードによるエラーを最低限にできる理由を、Σ^2=σ^2x推進力が〜と説明していました。気になる方は動画の[8:05]からご覧ください。
簡単に言うならば、パターヘッドを加速・減速している最中にインパクトを迎えると、毎回ボールスピードが大きく変わり距離のコントロールが難しくなる。そのためインパクトは「0加速」=「一定の速度」になってる瞬間に迎えるのが望ましいということですよね。わたしはそう解釈しました。笑
どうすれば0加速を実現できるのか?
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ここまで色々学んできましたが、ではどのようにすればストローク中に理想的な加速をおこなえるのでしょうか?
神チェックシート
参考動画には、自身のティーチングの経験から理想的な加速を実現させるポイントとして以下のチェック項目を紹していました。
【Don'ts - これはやらないで】
・故意的に加速させること
・加速させ続けながら打つこと
・短すぎるテイクバックからグリップを押すようにインパクトへ向けストロークすること(テイクバックよりフォロースルーの方が長くなりすぎるため)
・遅すぎるテイクバック(ダウンで加速させすぎるため)
・手首をカチカチに固めること(切り返しでフォースを使えないため)
・重すぎるパターを使用しないこと(適正重量:510〜545g)
・分厚すぎるグリップを使用しないこと(スーパーストロークの極太グリップなどは手首が固まりすぎるため)
・短かすぎるシャフトを使用しないこと(切り返しでフォースを使えないため)
【Dos - これをやってくれ】
・インパクトの後のフォロースルーの長さをバックスイングの長さと同じにする、もしくは短くすること
・インパクトの後ヘッドが軽く手を追い越すイメージでストロークすること(これをイメージするとインパクトの0加速が実現しやすい)
・切り返し〜インパクトはパターヘッドを解放すること(無理に操作しようとしない)
・切り返しの手首の動きは最低限に。でも少し使うこと。(少し手首を使わないと切り返しで適正なフォースを与えられず、ヘッドがリリースされないままインパクトを迎え振り遅れてしまうため)
・切り返しで少しフロウを使うこと(ブランコの切り返しのような動き)
フロウって何?
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さっきサラッと最後に「切り返しで少しフロウを使うこと」とありましたが、フロウって何でしょう?
タイガーの言うフロウとは
オリジナル動画の[17:15]からタイガーウッズがフロウについて語っている動画が紹介されています。『こちらからどうぞ。』
97年ペブルビーチでタイガー・ウッズはベン・クレシャーからパッティングについてアドバイスをもらい、その週末は60台をマークできたと話しています。
そのとき、タイガーは手首を固めすぎてフロウを使えていなかったんだとか。
そのため少しトウをリリースするようにフロウを意識してストロークしいい成績を残せたんだそうです。
まだ分からないのかね
いや、ん? フロウとは? まだ分からないんだが?
…とまだイマイチ理解できていない方
私も明確に説明できないから期待しないで欲しい。笑
フロウは勢いづける動き・ラグみたいなものだと思います。ロボットのように手首をガチガチにパッティングのストロークをしたときと、ものすごくフニャッフニャに握ってストロークをしたときを比べると、後者の方が切り返しでインパクトへ向けてヘッドを勢いづけるような力をグリップに与えますよね?このとき一瞬、振り遅れるような感覚を切り返しのヘッドで感じますよね?これをフロウと言うんだと私は思っています。(ベリーベリー主観)
重要な注意点があるよ
さきほどのタイガーの言ったフロウは、切り返しの「フロウ」なのですが、ここで皆さんに注意していただきたいことがあるとWaddenさんは言っています。
遅すぎるスローテンポなテイクバックから切り返しでフロウを使った場合、切り返しでクラブに与えるフォースが十分でなく加速ポイントがかなり遅れます。そのためフロウを使っても、結局、加速しながらインパクトを迎えることになってしまうため「0加速」は実現されない。とのことです。
これはアマチュアにとって秀逸なアドバイスではないでしょうか?モダンパッティングストロークでは、適正なテンポと適正なフロウの組み合わせが重要と言えますね。
取り組み方は?
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68329038/picture_pc_7bf9f3d55ff0368106118c07be0e8af2.png?width=1200)
もしあなたが、先程の注意して欲しいタイプに当てはまる「ゆっっっくりバックスイングする」ゴルファーなら、どのように練習すればいいでしょうか?
CAPTOのウェビナーでは、実際のレッスンでのデータを用いて、そのプロセスを紹介していました。
グローバー理論再登場
この記事の序盤の「タイガーのテンポ」の項、グローバー理論ではアドレス〜トップが0.67秒、トップ〜インパクトまで0.33秒のトータル1秒のストロークが理想と紹介しました。
しかし熟年のインストラクターであるBivさんの見解は一味違います。0.67〜0.33〜0.33は「理論的な適正値」かもしれないが「リアルな適正値」ではないと言及しました。
リアルなストローク時間はおよそ0.85秒がよく、0.6秒弱のバックスイングと0.3秒のトップ〜インパクトのスピードが理想だと自論を展開しました。
ちなみにパッティングでは、66〜75bpmのストロークが一般的なテンポと言われていますが、Bivさんは標準より少し速いテンポで指導しているようです。フォロースルーが長くなり過ぎてしまうストロークの問題を解決できるからなんだとか。
アクションプラン
実際のプロによるレッスンで行われる手順は以下の通り。
バックスイングの速度をあげることで、バックスイングとフォロースルーの長さを等しくする:CAPTOなどパッティング専門の測定機器を使用し、ストロークのテンポと手の加速をチェックし、手首の使い方(リストアングル)の調和をとるためHackMotionを使用し手首の角度を3Dキャプチャーで計測する。
1によりインパクトでの「0加速」が高い確率で実現しやすくなる
手のストロークを少しダウンスイングに早く移行することでフロウを使えるようにすること
Hackmotionビフォアフのデータ比較
下はHackmotionを使用した手首の角度(リストアングル)のデータです。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68325932/picture_pc_ac66798c0a5b8daf1e7e9efb022df268.png?width=1200)
右:After
タイルの数字:左から(アドレス・トップ・インパクト)
ぱっと見、似たようなグラフのパターンと数字なのでビフォアフの差がわからないですよね。ちゃちゃっと解説します。
◆【Before】左チャート(左手首)
アドレス:(14度)の背屈
トップ:(13度)の背屈
インパクト:(19度)の背屈
アドレスを0とする場合、バックスイング〜トップで(-1)、トップ〜インパクトで(+6)と左手背屈の数値が移行しています。つまり、背屈を解かずにバックスイングし、ダウンスイングで背屈を増やしていました。
◆【After】右チャート(左手首)
アドレス:(15度)の背屈
トップ:(12度)の背屈
インパクト:(16度)の背屈
アドレスを0とすると、バックスイング〜トップで(-3)、トップ〜インパクトで(+4)と背屈の数値が移行しています。つまり、バックスイングで背屈を少しほどきダウンスイングで少し背屈を戻しています。
Waddenさん曰く、パターが上手い人はアドレスからインパクトの左手の背屈の増加が1度程度なんだとか。
CAPTOビフォアフのデータ比較
続いて、先ほどのハックモーションを使いながら「アクションプランの①〜③」に注意しプロセスに取り組んだ結果、およそ50分のセッションでプレーヤーの「手の加速」のデータは以下のように変化しました。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68356484/picture_pc_4bb7cd7a43ddbaf6d715e8d73501f55a.png?width=1200)
緑線:理想
青+黄線:実際の線
上グラフがセッション開始から10球のデータで、スローテンポのバックスイングだったためフロウを上手く使えず、加速が一番大きくなるときにインパクトを迎えていました。
下グラフがセッションの最後の10球のデータで、実際のストロークは理想値の緑線と近いデータになっています。加速が0に近くなったときインパクトを迎えています。
おわりに
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68329038/picture_pc_7bf9f3d55ff0368106118c07be0e8af2.png?width=1200)
今回の記事が少しでも参考になったと思う読者の皆さんは、是非リンク先に飛んでこのオリジナル動画を見てみてください!(こちらから)
わたしは例えプロに言われたことでも自分が納得しないとやらないタイプなので(本当に何様笑)こんな私のリサーチが誰かのお役に立てば幸いです。
実は以前、わたしもCAPTOを使ったレッスンを越谷の橋本先生のところで受けてきました。ストロークでは、インパクト前に加速を弱め、インパクト後に少し加速させてることが分かったので、バックスイングのテンポを速くすることで解決できました。最高のパッティングレッスンでした。興味がある方はぜひ橋本先生のとこに行ってみてください。激おすすめ。
最後に、HackMotionを購入したい方は是非わたしにご一報ください。Full Systemの新品の在庫がラス1あるので、ディストリビューターの最低小売価格でお譲りします。興味のある方はお気軽にご相談ください。