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「リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション」 京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー
京都国立近代美術館3階で企画展を見た後は、4階でのコレクション展も併せて見ることができ、同じく同フロアで開催されていた、もう一つの企画展、「リュイユ─フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション」展も鑑賞することができました。
5章に分かれて構成されていた京都国立美術館のコレクション展では、絵画から、書、刺繍、立体作品、工芸作品、織物など、様々な作品を鑑賞することができました。そして、その後に控える、リュイユ展。
今回、初めてリュイユという言葉も、作品も見ることになりました。
フィンランドで伝統的に結婚のお祝いなどにも併せて作られていたという織物。平坦な布ではなく、毛足が織物です。平坦ではなく、毛足があるからこそ出てくる、出せるグラデーションが美しい。また、一つの作品で、太さの違う毛糸を組み併せ毛足の長さにも長短があるものなどは、それが植物の壁植えであるかのような躍動感がありました。
毛糸が使われ、温かみのあるリュイユは小さなお子さんも楽しんで鑑賞できるような、印象的な展覧会でした。
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