旅日記17:ローマ観光最終日

「自分の顔しか
写ってなかったんでしょ?!笑ー!」
「それそれ!笑ー!」

フィンランド人のルームメイトと
なんとなくの言葉で、
あるあるー!
と笑い合ったネタができた
ローマ観光最終日。

午前中は旅日記13に詳しく書いた、
漢方薬屋さんへ。

お昼を食べた後、
横になって、2時間程たった夕方。

今日で最終日かぁ。

と思うと、やっぱり、
少しでも景色を見ておきたいなぁ。
となります。

むくむく、と起き出して、
うん、大丈夫。
歩いてお腹が痛くなったら、
そこから引き返してこよう。

と、観光初日に見たトレビの泉方面へ、
夕暮れから夜にかけての
ライトアップされた景色を
見に行くことに、決めました。

私の泊まっていた宿から
トレビの泉方面にはスペイン広場もあり、
道中は高級ブティックなども並ぶ、
賑やかなエリア。
ウインドウショッピングを
しているだけでも、ワクワクします。

トレビの泉に着いた時、
冒頭のネタへとつながりました。

わぁ、綺麗だなぁ。

今回の旅では、そんなに自分の写真は
撮らなくていいやぁ。と思っていました。
...けれど、この景色...。
ここにいたんだなぁ。
という実感を残しておきたくて、
この綺麗な夜のトレビの泉と
写真を撮って欲しい。
そう思い、人が良さそうな、
隣のマダムに声をかけました。

「私とこの風景撮ってもらえますか?」

ガヤガヤとした雰囲気の中、
バタバタと伝えた内容を、
マダムは、快く、「プレーゴ!」
と二つ返事で受けてくれました。

とにかく人の多い、トレビの泉。
細かい取り直しをお願いしている隙は
私に見つけられません。

満面の笑みで、
「チェックしてみて!」
と返してくれた、写真を見ると...

見返す、私の満面の笑み。

お腹が痛かった人の顔か?
というほど、今年1番じゃないか。
くらいのいい笑顔で写っている、
私の笑顔。

それは、トレビなのか、
どこなのか、もう、
はっきり分からないけれど、
本当に、いい写真であることは間違いない。

「マダムにめちゃめちゃいいです!
グラッツェ ミーレ!」
と挨拶をして別れたのでした。

とにかく背景は、
ローマなのか道頓堀なのか新世界なのか、
わからないかもしれない。

美味しいご馳走を目にしていたわけでも、
愛する人と共に過ごしていたわけでもないけれど、

あの笑顔が、その時の満足を全て
表してたなぁ。と思うほど、
輝いた笑顔ができていた、
ローマ観光最終日でした。


その後は、スペイン広場方面へ向かう
アレキサンダーのショップ前。
大勢の人が、ハロウィンのディスプレイに
釘付けになってるなぁ。と
前を通ると、突然、
マネキンが動いたのでした。

その日は、演者さんが特別に
マネキンの真似をしていたようです。

そんなこととは知らずに、
ビクッ!っとして、
マネキンさんから、
いいリアクションだったよ!の
アイコンタクトをもらい、
集まっていたギャラリーの方々からの
笑いもとれました。

気付けば宿に帰る頃には
3時間が経過。
本当にローマは毎日時間が経つのが
早い街でした。


いい思い出になった、
最終日でした。



今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

皆様の楽しい1日をお祈りしております。


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Atsuko
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