罪!咎!憂!

讃美歌312番「いつくしみ深き」の日本語訳の歌詞に対して思っていること。


「いつくしみ深き 友なるイエスは
罪咎憂いを 取り去りたもう」


重苦しくマイナスなイメージをもつ3ワード「つみ・とが・うれい」を、あか・しろ・きいろくらいフランクに列挙してくる、その勇猛果敢っぷりには目を見張るものがある。
罪咎憂!!!安いよ安いよさぁ買った!!!って、商店街のおじさんが威勢の良い声で呼び掛けてくるのが目に浮かぶ。
ラーメンズの、千葉!滋賀!佐賀!のこともちょっぴり思い出す。

あと、つみとがうれいをって声に出して読むとYOASOBIのアイドルの冒頭みたいになるのも良い。歌い踊り舞うマリアに対するアンサーソング。
つ↑み↓と↑が↓う↑れ↓い↑を↓ゆるすイエス↑


ちなみに本家の罪咎憂いは音楽的にはたぶん歌いにくいんじゃないかと思う。お歌のことなんにも知らないけど。

つーーみとがうれいーーを
ドーードレドラファファーーレ

2つ目のドをほんの少しだけよいしょ↗︎って次のレに持って行くのが音楽のフレーズ的には自然なんだけど、日本語の歌詞は「つーーみ」の一単語で区切られてしまうから心にしこりが残る。
つーーみiiとが、みたいな感じで母音のiを多めに意識することでフレーズのキモさは解決するけど、今度は日本語がどこで区切られているのかわかりづらくなる。

つみと が うれいを

その「が」はなんだ、「が」は。

この曲を最初に聴いた時にそう思った人、私以外にも絶対いるよね?

「罪とか憂いを」だと思ってたタイプもいるでしょ。おばかちん。


あともういっこ言いたいのは、最後のフレーズの歌詞。
「などかは下ろさぬ 負える重荷を」
(現代語訳:どうして下ろさないのですか?)


「どうして宿題をやっていないのですか?」


と同じくらいのうざさがある。
反抗期の私が「うっせーな!!!今重荷下ろそうと思ったんだよ!!!!!」って怒鳴り散らしながらドアをガチャリと閉めて出て行ってしまう。

けど、そのような心の嘆きもきっとイエス様は取り去りたもう。


Ⅳ〜〜〜I〜〜〜
(アーメン終止)


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