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いつもと違った読書の楽しみ方
こんにちは。
村上がーるちゃんです。
今日はいつもと違った、もう一歩踏み込んだ読書の楽しみ方をご紹介します。
これにハマると、もっともっと読書の時間が豊かになると私は思っている。
その方法とは!
登場人物(又は作者)の真似っこです!!!
①音楽 ②食 ③場所
この3点を中心に様々な試みをしています。
①音楽
村上作品が好きな皆さまであればきっと試したことがあるでしょう。
まずは「音楽」です。
私自身、もともと音楽には興味も知識も少ないタイプでした。
しかし村上春樹作品を楽しみ尽くすならこの要素は外せません!
きっかけは村上春樹の中長編『国境の南、太陽の西』で
主人公が経営するバーで流れ出すデュークエリントンの”Star crossed lovers”
「すれ違う恋人たち」的な感じですね。
どんな雰囲気なんだろうと思ってYoutubeで調べて流してみたら、、、
まるでそのバーにいるような気持ちに!
そしてこの曲が流れ出して、主人公はどういう気持ちになったんだろう、、、
と思いを馳せるのもとても楽しい。
この『国境の南、太陽の西』は長さ的にも調度いいし
一通り全てのシーンでやってみました。
作品にまた一歩近づけた感じがして楽しい。
おすすめです。
初期の村上春樹の作品では登場する曲の
「歌詞」や「タイトル」が物語の状況を示唆していたり、
「このシーンにピッタリだ!」というドスーーーンとハマった感じが楽しめます。
ただそれで終わらないのが村上春樹さん。はあ好き。
『海辺のカフカ』のような架空の音楽そのものを生み出して物語の中に持ってきたり
『1Q84』冒頭ではヤナーチェックのシンフォニエッタが
物語の始まりを感じさせてきますね。
ここでシンフォニエッタ使うの天才だと思うんですけどどうなの!?
音楽の役割も常にアップグレードされ続けている、、、
こうして考えながら読んでみるのもいいですね。
熱く語り過ぎちゃったよ。
②食
お次は「食」です。飲み物も含みます。
小説を読んでいたら、物語に登場した食べ物がついつい食べたくなってしまった
そんな体験はありませんか?
私はあります。
柚木麻子さんの『BUTTER』を読んだ時には
その日のうちに明治屋にエシレバターを買いに行き、
バター醤油ご飯にして食べました。思い出すだけで涎。涎。涎。
バターを愛するカジマナや主人公の気持ちになって楽しかったな。
江國香織さんの小説にはピーチネクターが出てきますね🍑
エッセイでも小説でも、もう最初からピーチネクターとセットで楽しむことにしています。
村上春樹作品ももちろん美味しいです!
パン屋再襲撃を読みながらマクドナルドを頬張ったり
ねじまき鳥を読みながらパスタを食べようと思い立ったり
羊をめぐる冒険の雪山を想像しながらおつまみを揃えたりします。
手料理系も捨てがたいですね。
『村上レシピ』って本も出ている暗いですからね。
研究しなくちゃ…
もし美味しい物語やエッセイがあったら教えてくださいね。
③場所
ラストは「場所」です。
物語を聴いて、食べた後には出かけてみましょう。
もちろん物語によっては場所が実在しないものもありますが…
辻仁成が書く『冷静と情熱の間』を読む時は豪徳寺に行っていましたね
順正とあおいが時間を共にした羽根木公園の近く。
目の前に二人が歩いていそうな錯覚に陥ります。
私が「いつか訪れたい…」と熱望しているのが
蔵王のダリア園。
これが例のゴンドラらしい。
乗りたい!なんとしても乗りたい!
冒頭で「実在しない場所」についても触れましたが
個人的には『海辺のカフカ』の
甲村記念図書館ですかね。高知県には行ったんだけど…
ないものはないわけで。それに近い雰囲気が感じられる図書館を探しています。
『国境の南、太陽の西』の主人公の別荘もいいよね。
音楽、食、場所
3つの楽しみ方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
私もやってるよ〜って方はぜひスキをお願いします♡
おすすめも教えてくださいね