さとやまあそび研究舎(2) 自然農園なんです…vol.11
ゴールデンウィークの最終日5月7日に、さとやまあそび研究舎が主催する田植え作業にいってきました。
米作りで盛り上がるイベントと言えば、やはり田植えと稲刈りだと思います。前回の代かきは田植え前の大事な準備作業でした。
集合時間に到着すると既にメンバーさんの作業は始まっていました。
機械音が聞こえたので、見るとそれは、歩行型の田植機ではありませんか。「全て手植えをするわけではないんだ」と思うとまずはひと安心
当日集まったのは、総勢30人以上。
下は未修学のお子さんから小学生、中学生、そのお父さんやお母さん。
女子大生の参加者もいて、にぎやかな上に華やいだ雰囲気です。
この日は、朝から雨の予報でしたが作業が完了するまで多くの晴れ男、晴れ女のおかげで、雨が降ることはありませんでした。
みんなが横一列に並んで、マス目状に引かれた線を目安に前屈みになって、一斉に苗を植え付ける風景は、今はあまり見かけなくなった日本の原風景とも言えると思います。
小学生女子のグループがふざけて泥だらけになったり、小さなお子さんの足が抜けずに尻餅を付く姿を周りの大人が笑顔で見守る、そんな和気あいあいとした雰囲気の中、予定していた範囲の田植えは午前中で完了しました。
作業が終われば、次はお待ちかねのお昼ごはんです。
○本日の献立
たけのこご飯(もちろんかまど炊)
天ぷら(ユキノシタとヨモギ)
野菜の煮物(ゴボウ、ニンジン、肉など)
デザート(ミカン)
その上、「よかったらどうぞ」と出てきたのが、かまど炊きで出来たお焦げ付のおにぎり!
このお昼ごはんをいただくだけで、田植えの疲れや腰の痛みも全て吹き飛んでしまいます。
初めての田植え体験。自分が植えた苗が無事に活着してくれることを祈るばかりです。
次回のさとやまあそび研究舎の作業は、植え残しや上手く活着できなかった場所の「補植」だそうです。
最後に代表から、7月下旬から8月上旬頃に「虫送り」という行事が行われると発表がありました。
虫送りとは、五穀豊穣を願い松明などを持ちながら練り歩き、稲に付いた虫を山に帰ってもらうよう導く、古くから農村に残る伝統行事だそうです。
西日本などでは「実盛(さねもり)送り」などとも呼ばれ、平家の落人伝説に起因するようです。
なにかしら幻想的な雰囲気があって今から楽しみです。