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SESのまさかそこを突いてきたか!という話
いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletのサコガシラです。
今日はIT業界のお話。
少し前のニュースですが、システムエンジニアの派遣会社に採用され、取引先で働いた元SEの男性3人が、実務経験がないのに経歴詐称を強要され、過重業務で精神的苦痛を受けたなどとして、裁判になったものがありました。
派遣会社の代表ら2人に計約1300万円の賠償を求めた訴訟の判決で、慰謝料など計約510万円の支払いを命じたというもの。
判決によると男性3人は求人サイトを通じ、派遣会社に採用され、経歴や年齢を偽った「スキルシート」を作成させられ、取引先に勤務。能力に見合わない業務を担当し、精神的苦痛から退職に追い込まれたとのこと。
以前からチラホラあった話ではありますが、ちょっと衝撃を受けた判決じゃないかと思います。
正直ひと昔前は横行していて、珍しくもなんともない話でした。
しかしここにきて従業員が会社を相手どっての裁判というのはなんとも新鮮な感じだったわけです。
そしていい風潮だな〜と感じた次第です。
労働者が強いっていうのが顕著な事例だし、アサインが厳しくなると横行する手なので、こんな事例が増えて抑止力になるといいですよね〜。
IT企業のアサインって今も昔もなんやかんやでSESが支えてるわけで、一説には7割とも言われています。
経歴の詐称については、業界に長くいる方なら聞いたことない人なんていないと思いますし、今回のような抑止力になるようなニュースが出ると、きちんと育ててから仕事を充てるというのがある程度期待できると思います。
要するに、真面目にやってる会社が割を食わない世の中になることが非常に大切だと私は思うので、立場の強い労働者が抑止力として声を上げたこのケースは重要な社会的意味を含んでいると感じました。
ここ最近、いろんな面でITエンジニアのアサインについて、特に中小のソフトハウスはそこそこ難しくなってきている面を感じます。
それに加えてこういう話が出てくると一定の浄化作用が期待でき、優良な企業だけが残るというような流れがある程度出てくるんでしょうね〜
真面目に取り組んでいる企業が割を食わない世の中、そんな一助になると期待します。
今週もお読み頂きましてありがとうございました。
また来週お目にかかりたく思います。