睡眠が企業課題になる日「質の良い睡眠」が未来の福利厚生になる日も近い?!
いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。
今週は睡眠のお話です。
もう20年以上前の話ですが、
「24時間働けますか?」という標語をひっさげた栄養ドリンクのCMが流れていました。
※ 2014年には、「3、4時間働けますか?」になっていましたがw
今だと完全にアウトな内容ですが、これが地上波のCMで流れていたくらい、日本人にとっては寝ないことが一種の美徳とされていた時代がありました。
時は流れて、現代ではどうなっているのか、先日面白いデータを見つけました。
私が愛用している枕のブレインスリープ社が出しているデータです。
コロナ以降、日本の睡眠時間が伸びてきているというデータです。
日本人は、OECD加盟の30カ国の中で最下位、世界的に見て睡眠が短いということは変わりませんが、少しづつ改善されてきているようです。
改善した理由は、コロナ以降在宅ワークが浸透し、睡眠時間が確保できるようになってきたとありました。
一方こんなデータもあるんです。
端的に説明すると、「ほぼ毎日在宅ワーク」もしくは「ほぼ毎日出社」という相反する働き方ではありますが、この2つとも睡眠においてはスコアが高いという結果。
むむ、これはなかなか意外、、
このデータの見解は、日々一定の生活リズムでいることが睡眠にとっては都合が良いこと、また、睡眠のデリケートさも指摘されていました。
在宅ワークに関しては、フル在宅を認めている会社はまだまだ多くはなく、在宅と出社のハイブリッドを採用していることが多いように思います。
しかし、睡眠においてはそれが課題だというのです。
色々なデータや有識者の見解を見ていましたが、これから会社も真剣に考えることになりそうですね。とはいえ睡眠ってまだまだ個人の問題で、会社が関与すべき領域ではありません。
しかし、労働人口の減少で1人ひとりのパフォーマンスを上げることが命題の日本にとっては、欠かすことのできない経営課題の1つになるように思われます。
生産性の低下、メンタル不調、睡眠不足の蓄積による心身の疲労は、個人の問題から会社にとっての課題になりつつあるようです。
健康経営が叫ばれる現在において、会社として改善策を打ち出し、社員の睡眠をより良いものにすることが一歩先ゆく働き方、福利厚生になる日も近いと思います。
具体的な策を述べることはできませんが、数年先には会社選びの軸に睡眠という項目が出てくる日も、そう遠くないんじゃないでしょうか。
近年、猫も杓子もウェアラブルデバイスを身につける時代です。年配の方の腕にAppleWatchが違和感なく装着されているのをみて、一昔前にはなかったデバイスがあることで睡眠の質を簡単に確認できるようになりました。それも相まって以前よりも睡眠についての理解度が高まってきていますし、今後を見据えて会社は知恵を絞る必要があると思います。
さて、これを読んだみなさまの睡眠の質はいかがですか??まずはみなさんが質の良い睡眠をとって、スッキリした頭で今後の方針を考えてみてはいかがでしょうかw
また来週お目にかかりたく思います。