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定時退社がタブー?時代錯誤な企業文化が招く未来のリスク

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletのサコガシラです。

仕事柄、いろんな転職希望者とお話しする機会があります。
本日は、そこでお聞きした内容から。

今の昔も人間関係に悩んだり、残業問題、給与が上がらないといった転職理由をよく聞きますが、最近ではリモートワークの縮小が転職の機会になることや、働き方という選択肢を重視される方もいらっしゃったりします。
職種によっては、労働人口の減少から求職者が選べる立場にある、そんな傾向にあります。

そんな中、転職理由をお聞きしていると、いまだにそんな会社あるのか?!と一周回って驚く理由に遭遇します。

先日お聞きした内容は、
「今の会社、定時で帰るとか、そういうのすごく気を遣います」

なるほど。私が20代に勤めていた会社は確かにそんな風潮がありました。

当時は就職氷河期で掃いて捨てるほど人が余っていて、お前の代わりなんていくらでもいると風潮もあり、また仕事も今ほどIT化されてないものも多く、労働集約的に働いていたからでもありました。

ただ時代は21世紀、、むむ、、

多少の残業があるのは理解できるとしても、この発言の真意はそうではなく、なんとなく早く帰ることがヨシとされないんでしょう。

こういう会社って、人事評価に欠陥あったりしませんかね?

実際、その時間に仕事しているかというとそうでもないケースも多い。

日本の労働生産性が低いと叫ばれて久しいですが、これもその一つだと思います。要は我慢みたいなところも一つの評価なわけですよね。

俯瞰してみてください。こんな会社にいい人がくると思いますか?

私のビジネスターゲットとなるIT業界なんて、優秀であれば選び放題なわけで、これはデメリットでしかない、、

となると、こういう会社には相対的に優秀でない人がきて、我慢して修行っぽく働いて、みたいなルーティンがあるわけですが、ここからが面白いのは、そんな環境でも成長する人は一定数いるわけです。

これを知ると、人間って実はたくさん働くとスキルが伸びるんじゃない?って仮説が立つわけで、あながち間違ってないのかもと思う部分もあります。

ただ問題は、育った人がずっといてくれる保証はないわけで、ある時隣の芝が青々しく感じるタイミングがやってきて巣立っていくわけです。

私が駆け出しの20年前ならこの方法で会社は成り立っていましたが、今は情報が溢れ、転職しようと思い立ったらスマホでピピっとアクセスして、明日にでも面接がセットされるなんて容易です。

働く側のニーズをきちんと把握して、設計して、と真摯に向き合わないと、そのうち誰もこない会社になってしまいます。

おそらくこの数年で状況はもっと変化してきます。

今まで採用できていたのに、もはや誰も応募もない、、みたいなことは普通になります。

そうなってからでは遅く、早いうちに手を打てるに越したことはありません。

少しでも思い当たる節のある企業様は、ぜひ考えてみてほしいと思います。

今週もお読み頂きありがとうございました。

また来週お目にかかりたく思います。

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