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「場」に合わせた情報発信が炎上を防ぐ?!SNSで炎上する理由とは

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

先日ある学校で講演させてもらい、その時お話した内容はそこそこ尖ったものでしたが好評でした。
後日、その内容についてSNSで発信しようと考えたんですが、感覚的にやめることにしました。

ただ、この感覚がなんだったのかモヤモヤしたので、理由を調べてみると合点がいく情報にたどり着くことができましたので、今日はそんなお話をしようと思います。

その情報は、経済学者で国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの准教授、山口真一先生の実証研究で明らかになっていました。

それはどんな研究かというと、インターネット上の意見分布の歪みに関して、2018年に男女3000人を対象としたアンケートを実施し、意見の強さとSNS投稿行動の関係を分析した研究です。

詳細を説明すると恐ろしく長いので結論だけお伝えすると、
SNSでは中庸な意見が両極端なマイノリティの意見にかき消されるというものでした。

あるテーマに対して、人々の意見の分布は本来中庸が多い。
しかし、SNSでの発信を見てみると、超極端な意見が半数を占めるというデータになっています。
要は、中庸な意見は発信力が弱いので、一部の超極端な意見が多数派として伝わるということでした。

極端にいえば、SNSでの炎上、話題のツイートはこのような仕組みによって
引き起こされていると言えますよね?

私がSNSでの発信を躊躇った理由は、どうやらここにあったようです。

SNSという空間では、この極端な意見が増幅してあり得ない誹謗中傷が起こったりします。
しかし、リアルな場であれば極端な意見が前に出ることは少なく、目立ちづらいんですよね。

今までは感覚的に自己防衛していたようですが、改めて理由を知れたことで
私自身発信場所を選べるようになって良かったと思います。

コロナの影響でリアルのイベントが激減しましたが、最近は徐々に復活し、リアルな場でお話しさせてもらうことが増えてきたのは幸いです。

コロナ禍では情報を発信する場がインターネットの世界に限定されてきましたが、
それも落ち着いてリアルが戻ってきており、選択肢が増えましたので
都度「場」に合わせたチョイスをしながら情報発信していこうと思います。

積極的に情報発信している方々の参考になれば幸いです。

また来週お目にかかりたく思います。

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