鬼怒川・日光江戸村 旅行/鬼怒川編
2024年6月16日、「日光江戸村いってみたい」と何気なく言った言葉に、R.S.とK.H.が賛成してくれた。あっという間に行くことが決まり、11月10日と11月11日に1泊2日、鬼怒川へ旅行に行った。
本日記は2024年11月10日の鬼怒川編。
北千住駅から下今市駅へ
さて旅行まで1週間足らずと言ったところで、僕たちは行きと帰りの電車の席をとることをすっかり忘れていたことに気づいた。僕に至ってはそもそもその発想にすら至らなかった。指定席を買って電車に乗るということを自発的にしたことがなかったからだ。とりあえず電車賃を払っていつも通りの電車に乗るようなものだと思っていたが、どうやら違うらしい。
この時点で北千住駅から鬼怒川温泉駅までの席はすでに埋まっていた。北千住駅から下今市駅に向かい、そこで一旦降りてからローカル線で鬼怒川温泉駅まで行こうということになった。チケットは行きも帰りもRが取ってくれた。
当日になってKが寝坊するなどしてひやひやした時もあったが、なんとか全員合流できた。Kを待っている間、Rはとにかく不安そうだったが、僕はRに不安を押し付けたかのようにぽけーっとしていた。というか、まぁ間に合うだろうという気持ちだった。人といるとこうして任せきりになるのは僕の悪い癖なので、悪いなァと思いつつ、ぽけーっとしていた。今回はチケットやお得なクーポン諸々はRがやってくれたし、地図や場所調べもRとKがほぼやってくれたので、僕は大反省すべきである。(良いところを見せようとして計画立てなどの初動は頑張ったが、どうも格好がつかず終わった)。
車内は快適だった。僕は景色が見たかったので窓側が良いと言ってみると、Kはいいよと言ってくれて、Sはむしろ通路側が良いというので、無事に収まった。ありがたい。左前にS、その隣に知らないおじさん、僕の隣にK、窓側に僕。
前日は全く眠れず朝の5時くらいまで起きていたので、眠気が凄かった。これは座ったらすぐ眠るなぁと思っていたが、そんなことはなかった。Kと仕事の話や窓から見える景色について語ったり、途中で買ったお菓子をシェアしていたら眠る暇が無かった。Rは寝ていた。
天気予報は1日目が晴れ、2日目が曇時々雨の予報だったが、ずれ込んで1日目が曇りと雨になった。朝から外は薄らと雲がかかっていた。窓からの景色は小学生の頃修学旅行として行った日光へ向かう道を思い出させた。
下今市駅
しもいまいち。そのままの読み方らしい。駅に降りると東京都は全然違う寒さだった。雨の匂いがした。肌を刺すような冷たさが僕にとっては嬉しかった。次の電車まで40分ほど時間があったので、駅を冒険することにした。
下今市駅はSLが有名なようで、いろいろと展示してあった。僕は電車類には詳しくないため、さっと見たくらいだったが、たまたま降り立つことになった駅にこういうものがあるのはなんだか良かった。
SLはもう使われなくなったものが展示してあるのかと思いきや、今も現役で使われているらしい。僕たちが電車に乗るまでに発車する瞬間は見られなかった。
SLに関する展示ルームに、鬼怒川でのおすすめご飯屋さんなんかがまとめられたパンフレットがあったので、一枚貰った。
霧雨が降ったり止んだり、雲がちょっと開けて青空が見えてきた。ローカル電車がやってきて、僕たちは最後尾の車両に乗った。ボタンを押さないと開かないタイプのやつだ。「押していい?」と僕が聞くと、二人はいいよと頷いてくれた。
中はガラガラで、1人の男性と、1組の恋人たち(?)と、僕らだけがその車両に乗った。隣の車両にはもう少し人がいた。車内には広告が全然無かった。あるとしても東武鉄道が出している旅関係のものだけで、二重整形だの脱毛だのといった広告は全く無い。平均的な目線の高さに貼られているようなシール広告も無い。すっきりしていて良かった。席も4席分陣取っても、誰も怒りはしない。
「SL列車とすれ違うため、停車いたします。皆さまどうぞお手を振ってお見送りください」
僕たち3人、男性、恋人たちはなんだなんだと窓際へ寄った。
「えぇ、向こうから来るってこと?」とみんなどよめいた。
ラッキー!鬼怒川温泉駅に直行していたら見れなかったかもしれないSL。手を振るとすれ違う乗客たちがにこにこと手を振り返してくれた。
鬼怒川温泉駅
鬼怒川温泉駅は実に観光者向けな装飾がしてあった。鬼怒川温泉駅に来たぞ、という感じがした。
雨は止んでいたが曇っていた。山々に雲と霧がかかっている。東京ではまず見られないので、この光景を見ることができて嬉しかった。いつまでも見ていられると思った。
駅に着いてからホテルに向かうバスは30分ほど時間があった。またここでも少し探検することにした。
駅前には足湯、タクシー・バス乗り場、土産屋、飲食店諸々があった。足湯は行きたいと話していたが、残りの30分で入るのは慌ただしくなりそう、土産は5時くらいに閉まってしまうということで、Rが行きたがっていた『はちやカフェ』店に先に行くことにした。
はちやカフェ
電車内でKと話し合って決めていたことなのだが、ここで僕とKでRに奢ることにした。今回の旅行でRには大変お世話になったからだ。Rはバウムクーヘン4種盛りと紅茶を、僕はバウムクーヘン4種盛り単品を頼んだ。Kは購入直前で『日光しょうゆ』(ソフトクリームに醤油をかけたもの)というものにしていた。
バウムクーヘン4種盛りには、『はちや』、『いちご』、『ろっく』、『日光しょうゆ』が入っていた。醤油味?と疑問だったが、食べてみたら美味しかった。個人的には『はちや』と『ろっく』が良かった。『はちや』の味は勝手に蜂蜜だと思い込んでいたが、調べてみると、いわゆるこの店のプレーン味らしい。「蜂蜜味美味しい」と言った記憶があるので申し訳ない。『ろっく』はおそらくそのまま岩の意味だろう。ホームページの英語表記にはRockと書いてあるし、商品説明には「鬼怒川渓谷のダイナミックな自然の造形美をイメージして焼き上げたハードタイプの逸品」と書いてある。
なぜ『はちや』なんだろう。この店のロゴにもあるように、はちやの「はち」は八の「はち」だろう。答えを探しにホームページを色々と探ってみたが、答えは見つからなかったので、問い合わせてみた。回答の掲載許可をいただいたので、ここに載せる。(自分から送った問い合わせ内容は保存するのを忘れてしまった)。
八木澤様、ご回答いただきありがとうございました。
はちやカフェを後にして、近辺のホテルを巡回するバスに乗り込んだ。泊まるホテルを言うとそこに停まってくれる。一旦ホテルに行って荷物を預けてから駅に歩いて戻ろうか、なんて話していたが、バスが通る道を見て、こりゃ徒歩で戻るのは無理だなという結論に至った。俯瞰してみると確かに駅からホテルまでは近く見えるが、実際はその狭いエリアの中で道が曲がりくねって入り組んでいた。斜め線上に行けたらよかったのだが。
一旦荷物を預け、辺りを散策することにした。
日曜日というのもあるだろうが、とにかく人が少なかった。ちらほら観光客や地元の人と思われる人たちがいたが、それにしたって人が少ない。みんな日光の方に行っているのかも知れない。
橋の上からは鬼怒川が一筋に流れているのが見えた。この辺りの眺めがよく広告などで見る景色なのだろう。紅葉を狙って行ったが、今年の秋はどこに行ったのか、なかなか涼しくならなかったので、木々もそこまで赤くなっていなかった。もう少し後にくれば、この川の両端が綺麗な紅葉に染まっていたかもしれない。
右側の崖の下の方に何やら通路のようなものがあったが、どこがどう繋がっているのかはわからなかった。この辺りが廃れる前は行けたのかもしれない。
この辺りは廃れてしまったホテルやカフェがあった。下へ続く謎の階段があって、僕は好奇心に駆られた。が、虫がいたら嫌なので、二人に先に行ってくれと頼んだら自分で行ってこいだのなんだの言われてしまった。Rがお手洗いの標識を見つけたので、この階段はお手洗いに続いていることがわかった。このクリフサイドという名前の店の入り口には、「新型コロナ対策推進宣言」と張り紙がしてあったので、コロナ禍まではやっていたのだろう……。そこから次第に人が来なくなり、閉店。こんなふうに廃れてしまった観光地はたくさんありそうだ。
鬼怒子の湯
足湯に到着した。この辺りには駅前だけでなくいくつか足湯があるようだ。
足湯はとても熱かった。とにかく熱かった。僕は普段からあまり湯船にも浸からないので、足先だけでも大変だった。両隣の二人や奥にいる他の観光客が普通に足を浸けていられるのが凄かった。「慣れたらいける」と二人が言うので、頑張ってじっと耐えてみた。頑張って耐えたらなんとかいけた。この日は息が白くなるくらい寒かったので、足湯は最高だった。
暫くゆっくりして、僕が行きたかった鬼怒川温泉神社に行くことにした。ロープウェイの近くらしいので、ちょうど良かった。足湯から立ち上がる時、僕は袴だったので裾を踏ん付けて滑るんじゃないかという危険があった。注意すべし。
ほかほかになった足で僕たちは出発した。冷えて固まっていた足が、今ならどこにでもすいすい進んでいけるというくらい解れていた。僕たちはこれを『足湯バフ』と呼んではしゃいでいた。急勾配な坂も、高い階段もそこまで疲れずに登れた。
鬼怒川温泉神社
鬼怒川温泉神社までは長い坂を登る必要があった。途中分かれ道があり、どっちに進んだら良いのか迷っていたら、地元民と思しき方が左手の道からやってきた。
「ロープウェイはこっちの道登った方が良いですよ。そっちは車用の坂でもありますから、気を付けてくださいね」
「ありがとうございます」
勧められた道は虫がぶんぶん飛んでいて、僕は嫌がった。右手の道には道路のすぐ横に坂があるという形になっていた。『ロープウェイ おさるの山 入口』と書いてあるし、まぁこっちで良いだろうと進んで行った。暫く歩いていたら、後ろから車が来た。さっきの人たちが言っていたのはこういうことかと、その時漸く飲み込めた。歩道に見えていたが普通に車道だったようだ。
坂を登りきると大きな鳥居が見えた。雨が降ったり止んだりしていたからか、この辺りには虫がよく飛んでいた。白いふわふわしたよく見る虫だ。気持ち悪かったけど、『妖精さん』と呼ぶことでなんとか許してやることができた。
僕は御朱印が欲しかったので、鳥居をくぐって左手にある社務所に向かった。窓の手前のテーブルににお守りがずらりと並んでいた。学校で使われているような椅子も併せて置いてあった。
呼び鈴を鳴らすと奥からお爺さんが出てきた。『護国神社』と書かれたものと、『温泉神社』と書かれた2種類から選べた。ここへ来たとわかるようにしたかったので、後者を選んだ。出来上がるのを待つか、先にお詣りして後から受け取るかを選ぶように言われたので、これは前者にした。RとKも一緒に待ってくれた。
出来上がった御朱印を渡される時、お爺さんは神社は二つあるから、右の方へお詣りするようにと言った。多分僕が選んだ御朱印の方の神社を言ってくれたのだろう。
お金を入れてから鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼という礼儀作法を、覚えていたはずなのに僕はなぜか間違えてちぐはぐにしてしまった。心の中で神様に謝っておいた。
鬼怒川温泉ロープウェイ
神社の右手側にロープウェイはあった。先にチケットを買う。700円くらいかなと思っていたら、往復で1,200円だった。片道700円だと思えば安い。券売機で買うかクレジット・デジタル決済を選ぶことができた。
ゴンドラに乗り込むとそれなりに揺れた。真上の細い線にここにいる全員の体重が乗っていると思うと、妙な気持ちになる。窓は四方全て黄みがかっていた。ポスターなどに写っているゴンドラも、窓は真っ黒になっている。多分、外から中が見えないようになっているのだろう。真上のガラスなんかはちゃんと透明で、外の景色に色はかかっていなかった。少し残念だった。これはなぜなんだろうかと話し合う。紫外線遮断のためか?外から内部の人間が見えないようにするため(服装などによるプライバシー保護のため)?ゴンドラ内の人間の動きで猿に刺激を与えないようにするため?思い返してみれば、子供の頃広島で乗ったロープウェイの窓は透明で、紅葉も綺麗に見えたはずだ。
終着点はかなりの急勾配で、ふらっと目眩でも起こそうものならそのまま転げ落ちていってしまいそうだった。霧雨も降っていた。Rは高いところは平気だけど、流石にこれは怖い、と言っていた気がする。
猿は数匹いたが、思っていたよりもいなかった。寒いからだろうか。
展望のための木造の足場があった。階段を登っていけば景色を見ることができる。全体的に簡素な造りで、木の板一枚を階段の一段としていた。雨も降っていて足元も悪かった。僕も高いところは平気な方だと思っていたが、流石にこれは怖かった。高いところそのものが怖い、と言うよりも、足がすっぽ抜けてこのまま落っこちて死ぬんじゃないか、という命の危機を感じた。天辺についても、床束の無いところを歩くのは怖かった。登る時はRの腕にしがみついていた。
こんなにも空気遠近法を肉眼で見ることができるなんて。僕はこの日、朝からずっと興奮しっぱなしだった。国内でこんな様子じゃ、来年のイギリス旅行では倒れるかもしれない。
更に奥には双龍門というものがあった。僕たちは辰年2人と巳年1人だったので、なんだか親近感が湧いた。
ざっと見て、そろそろ降りるかということになった。列待ちする屋内には缶ビールやシャボン玉が売っていた。こんなところでお酒を売るんだな、とちょっと不思議だった。晴れだと飲みたくなるものなんだろうか。危ない気がする。シャボン玉も、猿にはストレスじゃないんだろうか。
山を降りて一旦ホテルに戻った。チェックインをして、鬼怒川温泉行きのタクシーと、明日の江戸村に当てたタクシーを予約しておいた。
ホテルの部屋に入ると、既に布団が3つ敷かれていて、足の踏み場が殆どなかった。ツインの部屋も考えたけれど、僕たち3人は戦争を避けるために布団部屋を選んだのだ。平和は大事。
お土産とご飯
諸々準備を済ませてエントランスに戻ってみると既にタクシーは来ていた。高齢の運転手だった。挨拶をするとちゃんと受け答えしてくれた。助手席にR、後ろに僕とK。
「この辺りでおすすめのごはんとかありますか?」
Rは運転手の方をちゃんと見て言った。返事は無い。ちょっとした間があって、Rは声を上げて笑ったし、僕らもニヤニヤしていた。今、無視されたか?奇妙な空間になった。運転手はトランシーバーで何やらやりとりをしている……。運転する仕事人として徹したいのかもしれない、と思ったので、僕はフォローを入れようにも入れられなかった。
駅に着いて、お土産屋でお土産を買った。今日の夜はホテルで晩酌しようという話になっていたので、おつまみも併せて買った。温泉饅頭が売っていて、RとKが食べていた。僕は買わなかったがRが一口くれた。小さい饅頭の一口を。
ここは他の店と比べて高級なお店だった。山椒やチーズのクッキーがあって、味見もさせてもらえた。どれも美味しく、ワインなどのお酒が欲しくなるような味だった。僕はここでもお土産を買った。
2人がゆばを食べたいと言うので、下今市駅で手に入れたパンフレットに書かれていた『つるや』に入った。すでに17時頃で、多くの店が閉まろうとしていた。ここは18時半がラストオーダーだったのでなんとか入ることができた。僕は子供の頃に食べたゆばが味がしなかった記憶があるので気が進まなかったけれど、たまには違うものを食べて挑戦するのも大事だと思って、僕もゆば丼を頼んだ。
味付けは薄め、優しい味わいだった。柚子の爽やかさがアクセントになっていて旅疲れに効く感じがした。ゆばも記憶とは違って、これは美味しく食べることができた。食べて良かった。
漬物も美味しかったので、一階の土産屋に売っていた、実際に出された漬物を買った。たしか『たまり漬』というやつだ。この土産屋は会計の度におまけのチョコレートをくれた。僕の着物と袴を褒めてくれた。
夜の眺め
外に出ると辺りは暗くなっていた。
美しすぎる景色だ。1日目は元々晴れの予報で、2日目は雨の予報だった。それが前にずれて、山々にかかる雲と霧を見ることができた。晴れてほしかったけれど、こんなにも美しい景色を見ることができたのだから、僕は大満足だった。暫くここに突っ立って眺めていたかった。
ホテルまでのバスにはまだ時間があったので、ちょっと歩いた先にあるローソンでおつまみやお酒を買い足すことにした。下今市駅でも遠目にガストなんかを見ることができたが、やはり見知った店や看板があるとちょっと安心する。
Kはお土産屋で『門外不出』というお酒を買っていたが、僕とRは買っていなかった。僕はお酒に強くないので、ノンアルコールの檸檬堂を買った。こんなものが出ているとは知らなかった。Rも同じものを買った。
ローソンへ向かう途中で、ローカル自販機やちょっと怖そうな道を見つけたりした。
晩酌
ホテルに着いた。ホテルを散策してから風呂に入ろうということにした。温泉がある施設だったけれど、僕は温泉が得意じゃなかったので、部屋のシャワーを使うことにした。
卓球やビリヤード、クラブがあるという情報があった。遊技場があり、卓球を楽しむ気満々で訪れたら、使用料が別途かかるようだったのでやめた。クラブ(バー?)はどこにあるかわからなかった以前に部屋で晩酌することになったので探さなかった。
エレベーターに乗っていると、お婆さんたちが乗り込んできた。
「あら、かっこいいわね。剣道?」
「いえ違います。いつもこんなです」
「え?剣道じゃないの」
「ええ、まぁ……あ、それじゃあ」
僕だけ先にエレベーターを降りた。後にRが僕が私服でいつもこんな感じであることを話したようだ。だいたいこういう時に言われるのは「何かやってるの」だ。
こんなふうに好きなものを買ってテーブルに並べて、仲の良い人たちと乾杯するのはなかなかないので、すごく嬉しかった。ビーフジャーキーが美味しかった。この時間に何か頭を空っぽにしてみられるような映画を見れたら最高だったけど、この部屋で映画の貸し出しはなかった。ネットフリックスとか配信サービスは入っていたが、そもそもWi-Fiが無かった。
飲み終えて、寝る準備。僕は真ん中に寝たかったなで、真ん中を占拠させてもらった。端っこは妙に落ち着かない。寝る前は好きなこと語ったり好きな音楽流したりして、気付いたらみんな寝てた。薄明かりをつけていたけど、Kが途中で消すと言っていたので放っておいたら、朝までついていた。途中何度か目が覚めた気がするけど、僕は明かりを消さなかった。