パワハラでの労働審判が終わって・・・

昨日、午後から労働審判が裁判所で行われました。

争点はパワハラによる損害賠償と、不当解雇を辞めてほしいということです。
実際は会社に戻りたいとは１mmも思っていませんが、そうするとパワハラだけでの損害賠償ではそんなにお金を取れないので、席を残してほしいということを主張することで争うしかないという担当弁護士の方針でそうなりました。

まず、労働審判では裁判官と相手方とこちら側とにそれぞれ１名ずつ労働審判員がつきます。
開始時間になると、両者と弁護人が労働審判廷という会議室のような部屋に通され、裁判官からの導入説明がなされ、それぞれが提出した書面の確認などがあります。
そして審尋といって、裁判官や労働審判員から提出書面のなかでの疑問点に対する質問が双方にされます。

会社側の主張は「パワハラは存在しない」ですので、労働審判が開かれる
1週間前になり提出してきた答弁書とともに提出された証拠書類の中身は
ペラペラのうっすい内容で、パワハラをしていた事実をなんとか否定しようと浅知恵を働かせ、嘘といいわけばかりで必死に固めているんやけど、無理やで？くらいにしか思いませんでしたが、
とにかくひどいものばかりで、腹が立ち正直悲しかったのも事実です。
例えば、自分に有利なことを従業員に書かせた嘘ばかりの陳述書や、実際は有休消化をしていて何ら問題のない欠勤や早退・リモートをした日付をまとめた表。
そして一番腹が立ったのが、私より少し前に職場を去った部下のY木が社長に送った私とのLINEを密告したものでした。

私としては誰も見方はいないという前提で流される可能性も視野に入れて送っていたので、内容で何も困ることはなかったのですが、他のメンバーにはできれば内緒でと、念の為わざと一言付け加えて送ったので彼女の人間性も疑いました。

この際、この場でY木の人間性の悪さについて触れておきます。
（注意：ここからちょっと口が悪くなります）

この女、ほんまにど厚かましい女なんです。
給料が昇給しなかったから辞めていく社員のことを
「社長に昇給ちゃんとするように、皆のために言ってほしいですよね～。なんで言ってくれへんねやろう、〇さん。」と皆の前で発言。
本人にも「社長に言ってくださいよ！私たちのためにも」と、悪びれることなく言ってたくせに、いざ自分が同じ目に遭ったら
自分が〇さんに言っていたように社長に進言して辞めていけばいいのに、何も言わずにさっさと辞めていくという、どこまでも自己中な女でした。

Y木は韓国に留学に行くといって去って行ったのにもかかわらず、辞めてもまだ韓国から退職した職場の人間関係を搔きまわすサイコパスっぷり。
社長に送ったLINEの内容は、私とのやり取りを直接スクショで送ってないんです。
なぜなら、私とのLINEでは自分が会社の悪口を書いていたため、そこは見せられなかったのでしょう。

これが元保育士というだけでぞっとしますし、もう１名
私に直接嫌がらせをしてきていたN田は、社長の大のお気に入り。
二人の仲を派遣社員が怪しいと噂さしていました。
彼女もまた元幼稚園教諭でした。

こんな人間が純真無垢な子供に教育できる立場なのか甚だ疑問です。
実際、務まらんかったから転職してるんでしょうけどね。笑

さて話を戻して。

ここからは、審尋の内容について。
まず裁判官は相手方にパワハラの内容ついて事実確認を
行いました。
社長自ら口を開いたのですが、裁判官の質問に対して端的に事実なのか違うのかを答えればいいだけなのに
関係のない話を始めだす。
「あぁ～、やっぱこいつ頭悪いねんな」と再確認。

裁判官と、弁護士にも端的にと指摘される。
そこで社長は結果、事実であることを認めた。

次に、裁判官が私に聞いたことは欠勤や早退・リモートをした日付をまとめた表について、事実かどうか。
これについては、私は５年４か月働いていたこともあり勤怠管理がされていない職場なので、この資料が正しいかどうかも確認しようがないこと。そして、一度も当日欠勤などをしたことがなかったこと。この表の中では、
「欠勤」「早退」と書かれているが、これら全てに対して有休・半休を使用したもので、早退の際は事前の許可をとっていることを主張しました。

（会社の提出証拠の中では私がシングルマザーだったから子供の都合で早退やリモート、欠勤が多かったが、温情をかけてやっていたと主張していました。）

その次に質問されたのが、席の配置についてです。
席を隔離され人間関係の切り離しをされていましたので
このことについて私は証拠写真を既に提出済みでしたが
相手側は、自身で制作した画像の中で以前の席の配置と変わらないと主張。
三年前の職場引っ越しの際に撮影した切り離し以前の
座席配置の写真を、N田が私宛に確認のため送ってきた
LINEの中での私の発言
「背中合わせで座っても大丈夫だね！ありがとうございます。」
を歪曲し、背中合わせでも大丈夫と本人も認めていると主張してきました。笑

いや、いつの話やねん。どー考えても無理があるやろ！

私は裁判官に対して「相手方の提出証拠の座席図には意図的に事実を歪曲して作成されています。実際の隔離後の座席の距離は著しく離れています。」と主張しました。
ここまで私の主張が優勢です。

その後、給料袋の敬称がなくなった件についての質問がされました。
相手方の答弁書の中で敬称を忘れたことはないと書いていましたので
認めるってこと？って感じで以前弁護士の先生と話していました。
私の弁護士は「相手方は認めています」と主張。
すると相手方弁護士は「この筆跡は本人のものですが、書かなかった記憶がないということです。
以前は市販の給料袋を使っていました。
これは鉛筆で書いたものですから、いくらでも消せるということです」とぬかしました。

ハァー？？
私がなんでそんなしょーもない幼稚なこと思いつくねん！
今お前の隣に座っているバカ社長じゃあるまいし、そんな女々しいことせんわっ！！
この発言が一番腹立ちました。

その後、労災についての質問がありました。
私が労災申請した書面の中で発症日を２０２３年１２月としたのですが、
調査対象にあたる期間は発症日からさかのぼって半年間だそうです。
そのため、座席のことや職場内いじめなどは対象外とされてしまっていました。

皆さんも労災を申請される際はここ大事なので気を付けて下さい！

その結果、会社との対立は「弱」判定となってしまい、
職場内いじめは「なし」と判定されたのです。
今回ここが一番重要だそうで、パワハラで労働審判を申し立てて争う場合
労災が降りなければパワハラがあったことはなかなか認められないそうです。
そうなるとほんとに少額しか解決金はでないそう。

補足ですが、パワハラなど精神疾患による労災認定で「強」判定がでるのはなかなか難しいと労災担当者から言われました。ですので、始めから労災がおりるとは思っていなかったので期待していませんでした。
そして結果が不服の場合、再審査を請求できるのですが
期間は3ヶ月以内です。
ですが、ここから判定が覆ることはほぼ無いと言われました。ですので、以下に私の弁護士が主張した労災の再審査請求をするというのは、ポーズで言っているだけです。


裁判官からの質問に弁護士が
「会社との対立は弱と認められていることを肯定的にとらえます。事実パワハラがあったせいで申立人は適応障害を発症することになりました。そして労災に関しては発症日を誤って申請していたのでもう一度再申請を行う予定です。」と主張。

ここで審尋が終了、両者退席。約１時間程度でした。
その後、調停といって交互に部屋に呼ばれ、労働審判委員会から心証をつたえられ意向の聞き取りや説得をうけるのです。
まず呼ばれたのは相手方で、次に私たちでした。
裁判官からは、以下の内容を伝えられました。
・労災が認められなかったため、相手方の解雇は有効である
・申立人の譲歩の意思の確認
（解雇の代わりに解決金を支払ってもらい和解とか）
・譲歩の意思があるのであれば、相手方は非常に少ない金額しか払わないと言っているが、どのくらいの額を考えているか

ここで、いったん私と弁護士の先生は退席し、相場のリアルな金額を元にいくら主張するかを決めました。
弁護士の先生曰く、労災が降りなかったら本当に取れる金額が少なく、相場では給与の３か月分くらいがMAXと言われました。
会社からはすでに解雇時の１か月分の給与は振り込まれていましたが、
これとは別に3か月分で主張しようとなり、部屋へ戻り裁判官に伝え私たちは退出しました。

そのあと、裁判官が相手方を説得。
そうすると、７５万円を請求しましたが６０万円だったら支払うということ、相手方はこちらの解雇を普通退職にしても良いと言ってきました。
ですが、現在傷病手当をもらっており既にハローワークでの失業保険の手続きを終えているので、今更私にはどうでもよく、必要ないと断り60万円で合意。
これにてスピード終了となりました。
調書を作成する上で、相手方は陳述書を書かせた2名の従業員に対して、今後一切連絡を取らないということを約束して
ほしいと条件をつけてきました。
迷惑がかからないことが条件でお願いして書いてもらったので、自分の顔が立たないからと。

はぁ？お前の顔なんてどれほどの価値があると思ってんの？？
馬鹿丸出し！

こちらもわざわざ今更連絡を取りたくもなく、とっくに
ブロックしてるというのに…
気が小さいやつばかり。
全員地獄に堕ちろ

労働審判が終わって考えること・・・

１０年以上の職務経験があるのに、シングルマザーということで足元を見られ虚偽の求人内容で５年以上私だけが昇給を一度もされず、正当な評価もなされず寸志程度賞与がたったの３度だけ。子供が小さいとなかなか正社員で働くのは難しいのが現状なので、仕方なしに働き続けてきました。

前職での年収から100万円以上も収入が減り、初任給と同じ給与で働き、挙句にパワハラ、職場いじめで追い出しとなんとも悔しい経験をしました。

この年齢なので、転職もできず自分で起業をして生きていくしかないです。

子供を持つことは素晴らしい経験ができますが、同時に一人で子育てをして
養っていくのは大変なことです。
私のような思いをする人が一人でも減りますように・・・