OWV LIVE TOUR 2023-MUSEUM-新潟公演
友達と3日間遊び散らかした話。
20231110
お仕事をお休みして、本田さんの舞台『A Brilliant Christmas』を見に行ってきました。
今日から3日間、になちゃんとまちおかさんに会えるんだと思ったら嬉しくて「私たち今日から3日連続で会うんだよ!初日楽しもうね!」とLINEしたら「気合い入ってて可愛いね」と返されて、1人だけ気合い入ってたのが恥ずかしくなって帰ろうかと思いました。
やりたいことが見つからないどら息子 東条一輝(本田さん)が、イヤイヤお母さんの経営するホテルで働きながら、5年に1度ホテルで開催されるクリスマスショーに向けて奮闘する、愛に溢れたお話。
序盤からずっと、他の人には見えない"座敷童みたいなもの"キラのことが1人だけ見えてしまう一輝が、キラを鬱陶しく思いながらも完全に無視したり振り切ったりできない優しいところ、きっと今まで一緒に暮らしてきたお母さんに対する態度と同じで、2人で暮らす中、反抗期のときも喧嘩したときもこういうふうにお母さんとコミュニケーションを取りながら育ったんだろうなと思えてとても好きでした。一輝が改めてお母さんの口から亡くなったお父さんの話を聞いて、一輝の存在そのものを肯定されたあと、"座敷童みたいなもの"がお父さんであるだと確信して呼びかけるところで泣いたし、そのあと一輝がステージでたった1人で歌うところもすごく良くてシクシク泣きました。私はOWVのメンバーが1人で歌うシーンにとても弱いです。
あと、物語の本筋に直接関係ない部分でもあちこちでそれぞれが演技をしていてディズニーランドのアトラクションみたいな感じですごく楽しかったし、全体がリズミカルに展開していって、すごく良い舞台でした。
浦野さんが出演した舞台も今回見た本田さんが出演した『A Brilliant Christmas』も演者がけん玉を披露するシーンがあったので、になちゃんに「舞台ってもしかして必ずけん玉をする?」と聞いたら「舞台にけん玉縛りは無いよ」と、返されました。こうして私はまたひとつ、新しいことを学んで賢くなりました。
これは可愛くて美味しかったケーキです。明日からの2日間、新潟でなにをするか話したのですが、2日間どちらもしっかり雨予報だったので「"晴れてたら"紅葉見に行きたかった」「"晴れてたら"海を見に行きたかった」と、願望だけ伝え合って何も決まらなかったです。になちゃんが「今日から3日間本田さんに会える、こんなの好きになっちゃうよ」と言っていて、3日間連続で会うと好きになってしまうということは、つまり私とまちおかさんのことも大好きになってしまうということですね。
この日は平日だったので帰宅ラッシュに巻き込まれ、電車の中でサラリーマン風の男性2人組の会話が聞こえてきたんですが、サラリーマンが「俺この時期が季節で1番好き!なんかワクワクしてて!お前はどの時期が1番好き?」とめちゃくちゃ無邪気な質問をして、もう1人がそんなの考えたこともなかったのか、「ん"〜〜〜〜〜〜〜〜〜」としばらく唸り続けた後、「まあ今の時期が好きかな、俺、誕生日近いから祝ってもらえるし、あと正月も酒が飲めるから好き」とドライな回答をしていたのが良かったです。私もこの時期が好きです。
「今日は『また明日ね。』って言えるのすごく嬉しいね」と話してくれたになちゃんが、電車を降りるときに「またね〜!」と元気よく降りていきました。"明日"の部分が大切なのに………
また明日ね。
20231111
なぜなのか全く覚えていないのですが、私だけになちゃんとまちおかさんより1本早い新幹線を取っていたので、「先に行くね〜」とLINEしたところ、まちおかさんが走って新幹線乗り場までお見送りに来てくれました。どうせ必ず新潟駅で会えるのに、私が見つかるかどうかも分からないなか走ってお見送りに来てくれるのがめちゃくちゃ嬉しくて、こんなに優しくされて私は何かを返せるんだろうか?と新潟に向かう新幹線の中で真面目に考えましたが、答えは見つかりませんでした。
あとまちおかさんが走っているところ、初めて見た。
ずっと雨予報だったのに、なんと新潟は青空が広がっていました。晴れリーダー本田さんありがとう。
ホテルに向かい、フロントで「予約していたあいざわです!」と元気よく名乗り、「あいざわ様の予約はございません。」とクールに返されて、心臓飛び出るかと思いました。(私が適当な名前で予約していただけで、ちゃんと予約はしてありました。)
まちおかさんとホテルに荷物を預けて、同じく荷物を預けに行ったになちゃんを待っている間、みたらし団子を食べました。先に食べ始めたまちおかさんが「これもう飲み物!」って言って、それを聞いた私は、餅が飲み物なわけないでしょ!もう!と思いながら一口食べたら本当に飲み物でした。あとから合流したになちゃんにもみたらし団子を勧めて、食べたになちゃんが「飲み物だ!」と言ってくれたので満足しました。
開演。
浦野さんが「今日は楽しめる?!」と質問。「イェーイ!」と元気よく答える会場のファンに対して「かも(加茂)ー!でしょ!」とニコニコ笑う浦野さん。
「今日は盛り上がれる?!」「かもー!」
「ここはどこ?!」「加茂ー!」
浦野さんの挨拶のあと、出てきた佐野さんが開口一番「浦野秀太は佐野文哉の?!」と質問し、元気よく「カモー!」と答える会場。このご当地挨拶を聞けただけでも、今日はるばる新潟まで来た甲斐があったなあと思って嬉しい気持ちになりました。
ライブ後半戦、『Caution』『NaNaNa』『UBA UBA』3曲、OWVがバリバリ歌って踊っていて良かったです。私はMUSEUMツアーの後半、赤い照明に照らされ、いつも通り全身黒い衣装に身を包んだOWVが『Caution』で突っ込んでくる感じがとても好きなんですが、新潟公演はよりその突っ込み方にスピード感を感じました。あとは『UBA UBA』の「Baby, right naw」のあと浦野さんがターンしながら下がるところ、最近はかつくんに思い切りぶつかりに行くこともなく綺麗にターンしていたのですが、この日はまたかつくんに遠慮なくぶつかりに行って、かつくんがしっかりそれを受け止めていて、久しぶりに見たので嬉しかったです。
アンコールはもちろん佐野DJ。
ツアーの前に新潟を紹介するYouTube企画で、新潟に来た本田・中川が街なかで出会った高校生3人にサインを書いて渡したところ、「メルカリに出すなよ」という本田さんの言葉虚しくメルカリにはMUSEUMツアーのサイン入りチラシが出品されていた件について、ステージ上でしゃがんで落ち込む2人。「2人を応援してください!」という浦野さんの促しに会場全体が「ファイトー!」と声援を送ります。
ファンからしたら少し複雑な出来事でしたが、いつでもそういうファンのもやもやとした気持ちを払拭してくれるかのようにOWVがこうしてエンタメに変えてくれるの、とてもすごいことだなと思います。
本田さんが最後の挨拶で「地元の人はもちろん、遠くから来てくれた人もありがとうございます。今日新幹線に乗るときも『今日ライブ行きますよ!』と声をかけてくれた人が何人かいて、一緒に新幹線に乗って移動できることとか、一緒にステージを作っていけることが嬉しいです。」と挨拶し、"一緒に新幹線に乗って移動できる"の発言が面白かったので客席からちょっと笑いが起きたのですが、かつくん本田さんは「なんで笑ってるの?」「今面白いこと言ってなくない?」と戸惑いの表情を浮かべ、佐野さん浦野さんが「"一緒に移動できて嬉しい"はなんか変じゃない?」「それはもう好きな子への気持ちじゃん、隣の席になって嬉しいな〜みたいな!」とツッコミを入れたところ、本田さんがニッコリ笑って「でもみんな俺の好きな子だから、間違ってないよ」と答えて、客席がキャー!となった一連の流れがすごく鮮やかで綺麗で、本田さんらしい挨拶だなと思いました。
帰り、駅に小さめのカニが落ちていてびっくりしました。加茂駅にはカニが落ちている。
名物、タレかつとお蕎麦を食べました。タレかつ、どうしてソースがこんなにかかっているのに衣がサクサクなんだろう、魔法?
ご飯を食べながら話していたら、まちおかさんの人生経験が豊富すぎて話の引き出しが5000個くらいあるので「すごい、私と対照的すぎて月と太陽だよ、私の人生なにも経験してなくてペラペラだもん」と言ったら、「ひぐちさんはねぇ、ん"〜〜〜〜……うん……」と全然フォローしてくれない素直なになちゃんと、「でも私、春頃にひぐちさんに影響されて可愛いお皿買ったんだけど、今までよりも料理しようって気持ちになったんだよ」と優しいフォローをしてくれるまちおかさんのこと、とっても大好きでした。私は今まで何もしてこなかった人生を今になって爆速回収しているところなので、これからも2人に温かく見守ってもらえたらいいなと思います。
帰り、日本酒を飲んでほろ酔いのになちゃんが「さっきなんでお団子食べるの、私が来るまで待っててくれなかったの?って思った」と言っていたので、「私たちお腹が空いてたから、待てなくてごめんね」ってあやしてあげました。
また明日ね。
20231112
帰るまでが遠征です。
まちおかさんがまた、素敵な喫茶店を調べてくれたので、3人でモーニングセットを頼みました。パンがギチギチのモチモチで噛むとほんの少し甘くて、中心にはたっぷりバターとシナモンシュガーが詰め込まれていて、めちゃくちゃ美味しかったです。
店内BGMでペピーノ・ガリアルディの『ガラスの部屋』という曲が流れていて、私はヒロシという芸人さんの「ヒロシです……。」のネタのときに流れる曲だと気づいてしまい、ずっと脳内のヒロシが悲しそうな顔で語りかけてくるので笑いをこらえるのに必死だったのですが、2人は特に気づいてなさそうだったので孤独を感じました。
"晴れてたら"行きたいなと言っていたところ、雨だったのに全部行きました。なぜなら私たちはとてもウキウキしているからです。
まずは紅葉を見るため、旧斎藤宅別邸に行きましたが、夏が長かったせいかまだ紅葉は見られませんでした。まちおかさんに「こういうお庭って、きっと御簾とかがかかっててその隙間からうっすら見える姫を見て恋したりするやつだよね」と言ったら「そのあと和歌を送るんだね」と言ってくれて、私はずっとその気分だったのですが、そのあとになちゃんが「見て!まちおかさんとひぐちさんが並んで庭眺めてるところ撮影したよ」と写真を見せてくれて「これから2人で天下を取りに行く、みたいな後ろ姿だね」と言ったら「いや、めちゃくちゃ観光客の後ろ姿だよ」と返されて、我に帰りました。
ここから10分くらい歩くと日本海が見えると説明があったので、見に行くことになりました。
1番最初に「海に行きたい!」と言ったのは私なのですが、庭に降り注ぐ雨と屋内に吹き込む風の冷たさに面倒くさくなっていたところ、まちおかさんが「なかなか日本海を見る機会ないよ」、になちゃんが「じゃあ行こう!」と言ってくれて、引きこもり精神の抜けない私を引きずり出してくれました。海に向かって歩いているうちに雨が強くなり、寒さも一段と厳しくなったのですが、あまりにも楽しくてどうでも良かったです。
新潟はなんといっても演歌のラスボス、小林幸子の出身地なので、曇天の日本海を見ながら大音量で小林幸子の『おもいで酒』『雪椿』を流したのですが、目の前の日本海とあまりに力強いBGMに、やっぱり天下取れそうだなという気持ちになりました。
まちおかさんがこのとき撮影してくれた動画に、海が見えた瞬間「うわー!海だーーー!」と叫ぶ自分の声と、そのあと大声を出したことに疲れてになちゃんからの「この階段登る?」という質問に「うん………」とびっくりするぐらい元気のない返事をする自分の声が入っていて面白かったです。私は自分が海を見るとき、こんなにも楽しそうに叫ぶんだと初めて知ったし、新潟に来なかったらそんなこと一生知らないまま生きていくところだった。
帰りにバスの中から見つけた可愛い食器のお店に寄りました。「私、フラミンゴ柄好きなんだ」と言ったらまちおかさんが「フラミンゴのイヤリング、持ってるもんね」って言ってくれました。CASINOツアーのとき、ピンクフラミンゴのイヤリングを見せびらかしたことを覚えてくれているのが嬉しかったです。この遠征、ずっと2人に愛されています、なにせ3日間連続で会ったからね。
まちおかさんが「サラダホープを食べるとき、はしゃいでた私のこと思い出してね」と言ってきたので、2時間後に必ず会えるのにわざわざ走ってお見送りに来てくれたまちおかさんのことも、サラダホープの大袋を今まで見たことない速さで開けたまちおかさんのことも、会話に出てきた全ての食べ物について「『美味しんぼ』にそのエピソードあるよ」と言ってきたまちおかさんのことも、絶対に忘れないようにしたくて、今ここに書き残しています。
帰って新潟県産のおにぎりを食べながら、「2人とも3日間ありがとう、いつか3人で天下取ろうね!」とLINEしたら、「天下取って花火上げようね!」「思い出作って不夜城を建てよう!」と、2人がだんだんスケールを大きくしてくれたので、2人と友達になれて良かったなと思いました。
次は愛知✈️
あいざわ
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