OWV LIVETOUR2023-CASINO-大阪公演
20230319
旅の記録。
先週の福島公演の前から出ていた喘息が疲れもあったのか悪化してしまい、吸入薬もなくなりそうだったので木曜日の仕事終わりにかかりつけの病院に駆け込みました。「更に酷くなるようだったらまた来てください」と言われ、「どれくらい様子見たほうがいいですか?」と聞いたところ「う〜ん、症状変わらなければ土曜日とかには来たほうがいいと思います。」と言われました。
金曜日の夜はおさまるどころか咳が止まらず喉も枯れてきて、寝ることができなかったので、土曜日の朝に泣きながら病院を受診し、「喘息ではなく肺炎の可能性もあるので、1度レントゲンを撮りましょうか」と言われ、(ああもう絶対肺炎だ、こんなに楽しみにしていた3泊4日の旅行とライブは全部夢のまま終わってしまうんだ)と確信し、絶望的な気持ちになりました。OWVのオタクになって、大阪、宮城、福島、愛知と本当に色んなところに気軽に出掛けるようになり、自分の肉体には健康な部位があまりないということも忘れてはしゃぎすぎていたのかもしれない、調子に乗って無理をしていた私に対するバチが当たったんだとすら思い、目にうっすらと涙が浮かんだまま、肺の写真を撮られました。
撮った結果、肺が綺麗でした。
CHASER発売記念POP UP STOREで販売されていたOWVロゴがプリントされたピルケースに、処方された薬をこれでもかというくらい詰めて、シャワーを浴びて服を着て、新大阪へ行くために家から駅までの道を走る日曜日の朝。薬によって強制的に咳を止めた肺が綺麗な私はウキウキとキャリーケースと並走しています。
今回の3泊4日、東京から大阪、そして福岡の大移動、なんとになちゃんが移動手段、ホテル、ライブチケットのうちの半分を準備してくれ、私は前日までただゴロゴロしていただけなのに無事に東京から大阪へ旅立つ新幹線に乗りました。にも関わらず、になちゃんが予約してくれた座席に座った私は早々に「寝るね〜」とか言って爆睡したことを、今こうして書きながら反省しています。
新幹線のなかで、電光掲示板に"ぴよりん"の文字を見つけて「ぴよりん欲しい、次に名古屋に行ったら絶対ライブの次の日にぴよりんが出来上がる時間にお店に行って並んでぴよりんを買って、帰る途中でぐちゃぐちゃになったぴよりんの写真を撮ってTwitterに投稿したい」と強く思いました。ぴよりん黄色いし浦野さんみたいなもんだよ。
これは西中島南方です。
正直、新大阪よりも「西中島南方」の文字を見るときのほうが大阪に来たなあという感覚があります。おととし、CHASERツアーの大阪公演のご当地クイズコーナーで、もうクイズの内容は何も覚えていないけれど、初めて「西中島南方」という言葉を聞いて知らない地名にワクワクした記憶がずっと胸にあるから。
あまりに晴れています。
入場列で並んでいる間、OWVバッグから浦野さんのぬいぐるみを取り出してショルダーバッグにつけて「見て、すごい浦野さん推しって感じがする」とになちゃんに話しかけたら、ショルダーバッグについたぬいぐるみの写真を撮ってくれたあと「OWVバッグにそんだけ黄色いグッズつけて今更何を言ってんの?」と言われました。正論パン🍞🥐🥖🫓🥨
ライブ開始です。
『PARTY』のとき、浦野さんがいつも「right now right now!!」って煽るところ、この日は「right now right now right now!!!」って3個になっていて良かったです。私はあまり「絶対オタクやめない!死ぬまでずっと応援する!」みたいなことは思っていなくて、オタクしていて楽しい間はオタクできるだけの収入と健康があるといいなと思っているのですが、さすがにこのときばかりは、4個になって5個になって100個になるまでずっとずっとオタクしていられたらいいなと思いました。
声出しライブにまだまだ慣れていない私たちはいつどこでどうやって声を出したらいいのか分からず、また、思い切り声を出すことは恥ずかしかったので、ずっとかつくんに叱られている時間がありました。
大阪公演は『Sccatered』を歌う浦野さんがすごく印象に残っています。『Sccatered』は失恋バラードなのに、こんなに迫力がある歌い方をするのかと驚くくらい歌っていて、このあとのソロに対して気合いを入れてきたのが分かってすごく良かったです。『Sccatered』でバチバチ歌う浦野さんを見て、PLAYLISTという番組で『You』を披露した際にめちゃくちゃ思い切りがなりを入れた佐野さんを思い出しました。曲調に関係なくバチバチしているOWVが好きなので全部の曲でバチバチしていてほしいです。いつか『FifthSeason』のがなりが聴きたい。
浦野さんソロ、聴くのはすでに3度目だけど本当に素敵でした。『Twilight』のイメージカラーが初披露時から変わらずっとオレンジなのもすごく浦野さんに合っていて良いですよね、オレンジって広い心で見ればほぼ黄色みたいなものなので。
1部最後の挨拶、浦野さんが周りを見渡し、先月の舞台で演じた"藍備"、YouTubeの企画で演じた"ガゼル"のうちわを持ったファンがいることに言及し、「藍備とかガゼルとか色々演っていて、自分で自分が誰なのか分からなくなることがあります。そんなとき、OWVのメンバーに会うと自分が"浦野秀太"であることを思い出せます。俺は秀太だよ、親からもらった大切な名前だから。OWVやQWVがいてくれるから自分でいられるしこれからもここで頑張っていきます。」と、笑いを誘いつつ挨拶をしていてぐっと来ました。
(挨拶についてだいたいこんな感じだった気がしていますが後半は結構幻覚です。)
2月18日〜26日、仕事している以外の時間はだいたいフェイタを見ているんじゃないかと思うくらいフェイタを見ていた2週間の間、藍備を生き生きと演じる浦野さんに対して「あれは浦野さんではなく藍備だ……」という感情が日に日に大きくなり、きっと作品を見る上でそれはすごく正しいことで、浦野さんの演技力がそれだけあるということだと頭では理解し嬉しいと思いながらも、浦野さんが浦野さんではない人を演じ、そして1人で歌っていることに寂しさもあったので(自分でもこれがどういう感情なのかよく分かりませんが)、OWVの活動が浦野さんにとって大切なんだなということが私にも分かって、本当に嬉しかったです。
浦野さんの聞き取りやすい発音や隅々まで響き渡る大きな声、ディズニーアニメみたいな分かりやすい表情を見て、浦野さんがもしダンスボーカルではなく演技を仕事にしたいと望んでいたら私はOWVとしてステージでこれでもかと歌って煽って踊る浦野さんを見ることはできなかったんだろうなと改めて思ったし、OWVになったことを今までもこれからも後悔せず活動していてくれたらいいなあと思いました。
浦野さんは過去に、ファンから「OWVに浦野秀太がいて良かった」と言われたいと言っていたけど、私はずっと「浦野さんがOWVになって良かった」と思っています。浦野さんがOWVになって良かったし、OWVに浦野さんがいて良かったです。
1部アンコールでかつくんに押し出されてステージ袖まで消えていき、そのあとしれっと戻ってきて何事もなかったかのように歌う浦野さんすごく良かったです。1部最後の挨拶でまずファンとともにかつくんに「おめでとう」の言葉を伝えて、「俺メンバー思いだから」と主張を忘れないところも、"かわいいマンネ"の自我が強くて好きでした。
2部、かつくんのソロラップ開始直後「止まらない〜🎶」とかつくんが歌いだした瞬間スッと音が消え、かつくんも戸惑いながらすぐにステージ袖を確認します。なにかトラブルかな?大丈夫かな?と思ったところで、モニターにかつくんが現在出演しているドラマ『ブルーバースデー』の予告が流れ、そのあとにブルーバースデーに出演している松井愛莉さん、濱正悟さん、小島梨里杏さんからの「中川くんお誕生日おめでとう」というお祝いコメントが流れ始めました。全然1ミリもかつくんではなく、全然1ミリも祝われていない私が嬉しくて泣きました。そのあと、モニターにJO1鶴房汐恩さんが登場し、会場に今日1番のざわめきが起こりました。「かつくんとは、オーディション番組で知り合って、たまにお仕事で一緒になったりもして……」と挨拶のあと、「25歳?26歳?おめでとう」とニコニコした鶴房が可愛かったです。
ビデオメッセージによるお祝いが終わり、聞き慣れたお誕生日のお祝いの曲とともに浦野さん、本田さん、佐野さんがケーキを持って登場します。会場の人たち全員が「Happy Birthday to you」と歌う声が響いて、みんなでこうして声に出してお祝いできることが嬉しいなと思いました。
「曲止まったときのかつくんどんな感じだったの?秀太見てたんでしょ?」と聞く佐野さん、「こんなんだった」とかつくんの真似をしてかっこつける浦野さん、それに対して笑顔を見せるかつくん、本田さんが「このあと、ソロ出来る?」とニコニコと聞いていてすごく温かい空間でした。後ろで明るく光る「HKD316」(Happy Katsunari Day 3月16日)の文字を見て「えいちけーでぃー……ってなんだろう?」と聞く浦野さんに速攻「北海道」と答える笑顔のかつくんが本当に良かったです。
私はモニターにブルーバースデーが流れたときから泣いていたので記憶が曖昧ですが、隣にいたになちゃんが背中をトントンしてくれたことは覚えています。
OWVが結成した最初のころずっと困ったようにふんわり笑っていたかつくんが、1人でステージに立ってパフォーマンスをしていることも嬉しいし、お仕事で共演した人たちからお祝いされて喜んでいるのも嬉しかったです。2年前はかつくんへのドッキリ企画としてYouTube撮影中にメンバーがみかんを丸呑みしていても、みんなグレちゃったのかな?と思いながらニコニコと企画を進めていたかつくんも、今ならきっと遠慮なくツッコめるんだろうな………まで思ったけど9ヶ月前のドッキリ企画でもずっと様子のおかしい本田さんにニコニコしていました。かつくんはずっと変わらず優しいね。
かつくんのお誕生日ケーキをぺろりと舐める浦野さんとそれに対して怒るかつくん、やっぱりトムとジェリーみたいですごく良かったです。そのあとのケーキ、OWV、客席を含めた会場全体での写真撮影にて浦野さんが「本日のメインイベントです!」と大きな声で叫び、「そんなわけないやろ!!!」とすごいスピードでかつくんに突っ込まれていて、そのスピードの速さにめちゃくちゃ笑いました。ポーズを取るときにもう1度クリームを舐めて、客席に向かってシー🤫としてくる浦野さん、ずっと人のお誕生日ケーキで暴れ散らかしていて最低で最高だし、終演後のインスタストーリーでもきちんと生クリームを鼻先につける浦野さんと、かつくんがちゃんと「それ可愛いからやめてや」と言っていたところまで、全部しゅたかつでした。
2部アンコール、1部に引き続き、かつくんに捕まり背負われてそのままステージ袖に持っていかれる浦野さん、最近筋トレをしている身長180センチ成人男性の浦野さんを背負えるかつくんの逞しさに驚くとともに、物理的な距離感にも驚きました。浦野さんとかつくんはいつもゼロ距離なので、いつも一緒にサウナに行けるんだなあと感動しました。私は仕事の同僚でも友達でも一緒にサウナには入りたくありません。
この公演にて、ライブの最初と最後を飾る私たちの知らない曲のタイトルが『Gamer』であることが明かされました。OWVの曲は『Roar』、『Time Jackers』、『Sound the Alarm』などサビで歌詞のない部分があるいわゆる音サビと言われるもの(多分?)が多いのですが、『Gamer』はほとんどずっと歌詞があり、ずっと歌ってくれているところが好きです。私はOWV以外のアーティストはスピッツしか知らないのですが、この曲はJ-POPらしさというか平成っぽさというか、なんとなく懐かしくて親しみやすい、分かりやすく盛り上がるメロディも良いです。
改めて2ndアルバム発売決定、嬉しい。
公演後、になちゃんとホテル近くのローソンで夜ご飯を買ってになちゃんのお部屋で食べました。
ライブ後はいつも首と肩が痛くなってしまうので今回はアンメルツヨコヨコを連れてきてあげました。たくさん塗ればよく効くんじゃないかと思い、たくさん塗ったら首と肩が痛くて寝れませんでした。DJ佐野にしごかれた首と肩によく染みるアンメルツヨコヨコでした。
20230320
起きて最初に今いる場所が大阪であることに感動しました。になちゃんが「起きたからいつでも部屋に来ていいよ」とLINEをくれたのでになちゃんの部屋で準備をしようと思ってメイクポーチとアイロンを持って「になちゃん遊ぼ〜」と隣の部屋のドアを叩きましたが、待てど暮らせどになちゃんは出てきてくれず、仕方がないので自分の部屋に戻って1人でおとなしく顔と髪の毛を作りました。になちゃんは朝ご飯を食べに行ってしまい不在だったそうです。
特にやりたいことがなかったので伊丹空港で大阪土産を見て、大阪にはなんの関係もないさくらご飯、さくら香り塩を買いました。さくらの味は特に好きではないどころか少し苦手なくらいなのですが、さくら味のものを見ると春が来たことが嬉しくてつい買ってしまいます。ピンクで可愛いしね。
大阪はいつでも来られるからと適当になってしまうけど、次こそりくろーおじさんのふんわふんわのチーズケーキを買って食べたいです。
そのあと、サスティナブルなバナナのお菓子があったのでこれも大阪にはなんの関係もなさそうだけど買いました。空港にあるくらいだから本当は大阪と深い縁があるのかもしれません。生まれる時代も見た目も名前も違って一見なんの関係もなさそうに見える藍備とツタバのように。
アイスを食べたいねと言っていたのに、アイス屋さんが臨時休業していて、悲しみに暮れつつ代わりに選んだのがくくるの出汁たこ焼き。本当は明石焼きが良かったのですが、現在やっていないとのことだったのでたこ焼きにしました。ふわふわで美味しかったです。
特にやりたいことがなかったので、空港のスタバでまったりゆずシトラスティーを飲みました。果肉入りの飲み物って飲んだらいいか食べたらいいか分からなくて困っちゃうな。
空港で楽しそうな私です。
飛行機に乗るのは10年ぶりくらいで、高いところも絶叫マシンも慣れないことも苦手なので少し緊張していたけど、飛行機が怖いって言うのは恥ずかしいな………というプライドがエベレストの私と、飛行機かっこいい!というアホの私が心の中にいてくれたおかげで乗り切ることができました。
福岡に降り立つ前、「見てになちゃん、陸地が見えてきたよ」と言ったら「それ、海じゃない?船いるよ?」と言われました。衝撃の事実。になちゃんと並んで目を凝らし、「あっちは多分陸地だね」と言っていたけど、よくよく見たらそれもまだ海で、福岡はとても遠いんだなと思いました。本当は福岡が遠いとか大阪は近いとかではなくて、冷静な判断力を失っているだけです。
そういえば、浦野さんは初心を忘れないために大阪に来たら必ず551の豚まんを食べると言っていたから私も必ず食べようと思っていたのに、今回の大阪遠征では551の豚まんを食べませんでした。人はこうして初心を忘れ、いつしか惰性で生き、輝いていたころの自分を見失ってしまうんだと思い、反省しました。
あいざわ
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