#4 : SGM Critical Function Prototype
この記事は、私がME310/Sugar2021-2022プログラムに参加して、学んだこと、感じたこと、考えをドキュメンテーション化していくものです。
#4 SGM
#4 SGMでは、Paper Golfプロトタイプの中で、主要となる機能“Critical Function”を考え、それらについてプロトタイピングしてきたものを、チームごとにTeacing Teamからエスキースを行なってもらいました。
Sugar Gameについて詳しくはこちらのサイトに情報が載っています。
Critical Function
私たちは、Critical Functionを、卵を横向きの一方向に常に転がすためのレール、そして卵の向きを90度に方向変換するというBonus Challengeに絞った。
Rail
私たちは卵を転がすためのRailとしてこの様なものを使うことにした。
卵を横向きにして、このRailの上を走らせることで常に一方向の回転を実現した。
しかしこの段階では後に思いもしなかった問題点が起こるのであるが、それは後に書くことにする。
Change Direction
Railの他に、卵の進行方向を90度変えるというBonus Challengeにも取り組んだ。この方向を変えるために作ったのがSnake-Headと私たち(というよりもリームメンバーの1人が)名付けた機構と、Pagodaと名付けた機構の2つである。
Snake-Headは以下の写真の様なもので、卵の方向をコントロールしながら90度方向変換をさせるために、蛇の頭の様な形をした台を設置し、それに向かって卵を転がすものである。以下の写真だと右上の方向から卵が侵入し、Snake-Headによって、卵の進む方向を変えて右下へと卵が転がっていく。
Pagodaは、卵の形を徐々に回転させながら切り出した段ボールをレイヤー状に重ね、その切り出した穴に卵が落ちて行くことで、卵の進む方向を変化させる機構である。そのレイヤー状であることから
このPagodaとは塔のことで、レイヤー状に重ねたこの機構が五重塔に似ていることから名付けた。
このPagodaについても後々大きな問題を抱えることになる。
S-HとPagodaの違い
S-Hはある程度の精度を持って卵の向きを変えることができる。しかしこの機構には卵がある一定以上のスピードを持って侵入しないといけないことや、向きを変えるためにはリーチが必要となることが短所として挙げられる。
一方Pagodaは、一つのスポットにて卵の向きを変えることができる。しかし実際には卵の形はそれぞれ大きさがバラバラ(考えれば当たり前であるが気づかないと恐ろしい)であったため、絶妙なサイズ加減が必要となるPgodaは一つ一つの卵に対応しなければならなかった。
実際に転がしてみる
色々と微調整は必要であったが、転がしてみるとなんとか今回のCFPでは最後まで卵を転がすことができた。
動画の様に卵を転がし、そして方向を変化させる機構を用いて作っていこうとチームで決めました。
次は実際にPaper Golfの制作へと入るのですが、その制作過程などについては次回の記事にしたいと思います。
次回は#5 : SUGAR Games Final Design and Review and Challengeです。