死人に口なし


 調査結果の中で、「難しい人」と表現されている原作者の芦原妃名子先生。

 私は、一読者でしかなく、先生ご本人と直接お会いしたことがある訳ではない。だから、もしかすると実際に会ったことがある、よく知る人からは「難しい人」だった可能性は否定できないが。

 作品や最後のSNSでの投稿内容などから持った印象は、「難しい人」ではないだろうということ。
 「作品に対する思い入れが深い」ことが「難しい人」であることは、必ずしもイコールではないこと。

 終始一貫して、原作者を軽視していたのだろうとわかる内容だった。
 自分の対応が悪いことが原因で相手を怒らせているにも関わらず、相手を「クレーマー」呼ばわりしているような印象を受けた。

 脚本家のSNSの投稿、それに伴う原作者への誹謗中傷が原因となって、原作者が亡くなったのか?
 おそらく、「要因」であったとしても、直接的な「原因」ではないと思われる。

 この言葉を最期に残した先生に対して、「難しい人」とは、よく表現されたものだな、と。

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