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「ないものねだり」じゃないんだ、「あるものに気づいていない」だけ
わたしはドライヤーをかける時間が好きだ。
両手はふさがって何もできないし、耳元は風の音でいっぱいでほかの周りの音はほとんど聞こえない。
今だけは自分だけの世界、そんな感覚があるから。
わたしはショートヘアだから、乾かすのもすぐに終わってしまうけど、
ドライヤーをかけている短い時間で、んー、なにかとかっこつけたような、詩的な文章を、頭の中で話していることがある。(みんなあるあるかな?)
今日はそんなちょっとの時間で、こんなことを思った。
「ないものねだり」じゃないんだ
「あるものに気づいていない」だけ。
こんなに頑張っているのにみんな労った言葉をかけてくれないなあ、
あの子がやったら褒めるんだろうな、
やっぱりわたしって何にも、いいところがないな、
もっといろんなことができたらいいのに。
わたしの思考はよく動くけど、それがネガティブな方向に流れやすいってことはわかっていて(これも思考したのよね)
でもそれが嫌だったとしても、そうそう変えられるものじゃなくって、
自分の特性だってわかっても、ネガティブな流れはやっぱりいい事を生まなくて。
自分って何にも、いいところがないな、と思ったけれど、
そんな自分を大切に思ってくれる人がいて、できないことを優しく手伝ってくれる人もいて、
もしかして自分は、ないものばかりに目を向けて、それをもっている人を羨んで、さびしい思いをしているのかもしれない。
今あるものをちゃんと見たら、びっくりするほど沢山のものをもっているじゃないか。しかも、わたしだけの組み合わせで。
ドライヤーで乾かしたばかりの髪は指通りがよくて、今日のいろんなぜんぶが整ったことを教えてくれた。
今日のことだけじゃないかもしれないね、今あるものに、少しだけ気づくことができた。
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よく拝見しているYouTubeチャンネルの汐音ちゃんが、以前言っていた言葉がある。
「そこにあるものを大切にしよう」
今までも、素敵だな、そうだよな、とわかったつもりでいたけれど、なんだか自分の中にすっと馴染んだように、今日、その言葉の本質を実感できたような感覚になった。
汐音ちゃんもnoteをされているのでぜひ見てね。
これって自分にしてはけっこうな気づきというか、確信だった。
等身大の自分とかよく聞くけれど、もしかしたらこれのことかな。
弱い自分も、大荷物だったのだ。
20240120 雪が降るかもしれない夜に。