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入国して早々に旅の洗礼を受けた話|二カ国目【アゼルバイジャン】🇦🇿

6月11日 タシケント


ブハラからタシケントへ電車で移動をしたのだが、行きの時とは違い予定通り到着した。お腹も最骨頂に調子が悪く、カメラはぶら下げていたが写真を撮る気力も無くなっていた。
宿に着いた頃は只々、横になりたかった。

6月12日 アゼルバイジャンへ

最終日、早朝0時にタシケントからアゼルバイジャンへ移動する。眠たい目を擦りながら空港へ向かった。薬のおかげか先日より体調が楽になっている気がする。
アゼルバイジャンに到着する予定は3時半。昼行性の僕にとっては常に眠気との戦いだった。

遅れる事なく飛行機に搭乗し、自分の席に座る。ドリンクサービスでオレンジジュースを頼んだ。テーブルに置き、靴の紐がほどけていたので直そうと思いしゃがんだ時、コップにあたり僕の靴にめがけてジュースがこぼれた。
幸い他の乗客にはかからなかったのでよかったのだが、よりによってなぜジュースを溢すのか…ベッタベタになるじゃないのよ…

少しだけ幸先が不安である。


空港へ到着した。早朝という事もあり、フリーsimが手に入らないためネットが使えない。空港内にはwifiがあったので、Uberでタクシーを呼んだ。

このタクシーの運転手がハズレだった。
待ち合わせ場所に行くと、朝の3時にもかかわらずハイテンションな兄ちゃんが手を振っていた。やたら高級そうな車で、かなり胡散臭い雰囲気が漂っている。「この人で本当に大丈夫なのか?」と思い仕方なく車に乗り、宿までお願いする事に。車内でもハイテンションな会話で、こちとら早く寝たいし移動が続いていたのでかなり疲れているから、話す気力もないのだよ。

「この時間だと空港内のsimは手に入れてないだろ?大丈夫だ!俺の知り合いは24時間やっているからそこまで案内するぜ」と言ってきた。
「大丈夫だから宿に向かって」と断っているのに、知り合いのお店へ無理にでも連れて行こうとする。というかその知り合いのお店についてた。

とりあえず中に入り、料金表を見させてもらうと明らかに空港内のお店より
高かったので「ごめんけど買えないよ」と伝えてその場を後にしてくれた。その後も「次はどこまで行くの?」とか「どこでも連れて行くよ!」とかずっと話しかけられていた。

宿に到着し、あらかじめ指定された金額を支払うと「少ないよ、空港内は駐車場代もあるしそれも払ってもらはないと困る!あと、チップをくれ!」と言い出した。
「Uberに記載された金額以外は渡さない。」とか口論をしているときに気づいたが、お釣りを渡されていない。こっそり懐に入れる素振りをしたから、流石の僕たちも少し半ギレで指摘した。
なんとかお釣りを回収し、宿が目に見えていたので歩いて向かうとすぐそばに交番があった。僕たちが交番に気づいたのと同時に、運転手の兄ちゃんも気づいたらしくそそくさに帰っていった。


どんな事があっても、早朝に起床したが眠れた気がしない。日本に近い気温と湿度で、ウズベキスタンとは違い蒸し暑い。
旅も終盤に近づいていたからか、少しだけ飽きている自分がいる。いや、終盤だからと言うより美味しいご飯が恋しいだけなのかも。

写真を見てわかるように、アゼルバイジャン首都バクーは近未来のような建造物が建ち並んでいる。日本でも見ないような形をしているのでなかなかに面白い。

こんな発展しているアゼルバイジャンだが実は街の中に旧市街が存在する。


城塞都市バクー

旧市街に入った途端、まるで旧世紀の城下町来たのかと思うくらいの街並みだ。昼間の治安もかなり良いように感じるし、人々の表情を見ても皆穏やかな雰囲気。坂道が多くて、少し体力が必要になるがそんな事も忘れさせるくらい街歩きが楽しい。

あと猫が至る所にいる。


この薄茶色の猫が気が弱そうな雰囲気だが、そのまんまの性格で白猫が威嚇してくると、耳を下に下げて今にでも泣きそうな表情をしていた。
こんな気の弱そうな猫見た事がなかったので、ずっと観察していた。

この子はすごく優しいんだろうな。

この表情かわいい。

バクーには2日間の滞在したのち陸路で国境まで向かい、ジョージアに入国する予定で移動が約6時間くらい。それまでは体力を温存しときたいのであまり気を張らずに過ごそうと思う。





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