【勇気】
死ねば良いのに
死ねればいいのに
家に帰りたい
歩く
横
誰かの家の大きな窓ガラス
私が伝染る
伝染る姿はいつも僕が見ているから
疲れているんだな
わかった
そうか
そうなんだ
僕だ
そしてキミだ
ふわふわふらふら
くるくるぐるぐる
ああぼろぼろ
心と脳が忙しくて
コロコロ目まぐるしく移り変わって
自分ではどこに辿り着くのか
辿り着きたいのかよくわからなくなってしまった
考えすぎもよくないと思う
それじゃあひとまず休憩して
そこのベンチでご飯食べよ
疲れてどうしようもないときは
ちゃんと食べて
ちゃんと寝れば大丈夫
そしたらしっかり自分の足で立てるでしょう
右足左足で歩いて何かの拍子で片足失ったとしても
両手ともう片足で這いつくばっても進めばいい
車椅子で誰かにおされて勝手に進められるよりは
自分で進んで自分だけの足跡作って
義足つけたり松葉杖ついたりしてもいいじゃんか
だってそこにはその時しかない
感情と想いと景色があるよ
ちゃんと自分を信じて
1メートル、1センチ、1ミリ、
片足、片腕、手の指、足の指、
たくさんもがいて動いてみてよ
そこで後ろを振り返ると
不器用なりにも変な足跡たくさんあって
生きてきた道がちゃんとあるから
大きなちゃんとした目標なんてなくなっていいじゃない
明日は朝に味噌汁飲もうかな」
このくらいの歩幅でいいじゃない
ゆっくり自分の心が落ち着く所に