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アンチ京大文化に対する見解
京大、おもろいと思ってくれる人も多い反面、アンチも作りがちであるということはみなさんも薄々お気づきであろう。彼らはなんなのかということを考察していこう。
まず、手始めにアンチ京大を分類するところから始めよう。困難は分割せよ。
よくあるアンチ京大発言
「頭のいい俺たちがアホなことやってるのおもれーって思ってそう」
「京大文化は森見登美彦のパクリ」
「百万遍にコタツを出すなどモラルが欠如している」
「左翼活動家の巣窟である」
「シンプルにおもんない」
こんなところだろうか。それではひとつづつ、事実確認と私の意見を述べていこう。
1.頭のいい俺たちがアホなことやってるのおもれーって思ってそう
重大な事実誤認である。京大の偏差値が高いことと、阿呆の文化はまた別物である。そもそも、他大学にもかつては阿呆の文化はあったのだ。立て看板も、自治寮も、雲散霧消するコタツもどの大学にもあった。単に、文化が生き残ったのが京都大学だけだったという話だ。
京大には文化が生き残りやすい風土があった。学生寮の存在、学生がほとんど下宿をしているということ、管理の行き届いていない敷地、リベラルな学風、これらによって京大の文化は絶滅を逃れてきた。最近は死にかけているが。
ただ、悲しいことにただ一度だけ「俺たち頭いいのにアホなことやってて面白い(直球)」という発言を京大生から聞いてしまったことがある。矜持を持っていただきたい。
2.京大文化は森見登美彦のパクリ
これも事実誤認である。京大文化が先、森見登美彦があと。むしろ森見登美彦氏は京大文化の安売りをしてしまったのだ。総括せよ。
百万遍にコタツが出た事件(あまり思い出したくないが)がyoutubeに上がったとき本当に「森見登美彦のパクリじゃん」というコメントがついていた。戦前からあるわボケ。
3.百万遍にコタツを出すなどモラルが欠如している
これに関してはかなりの割合で学生側に落ち度がある。百万遍交差点にコタツは出すべきではない。危険だからだ。立看板を固定せずに出すべきではない。倒れるからだ。四条交差点で某会をすべきではない。交通の邪魔だからだ。
しかし、近年のモラルは行きすぎていないだろうか。モラルと称してただ自由を抑圧したいだけではないだろうか。立看板だって安全性を担保すれば誰にも迷惑が掛からないはずだ。学内(これ大事)に出すコタツだって誰にも迷惑が掛からないはずだ。どうも、最近の社会というのはお気持ちで動くらしい。他人に迷惑がかからないなら何をしてもいいことは社会の前提だったはずなのに。抑圧の前に対話のテーブルにつけ。
また、日本人というのは公共財は「みんなが使うから私は使ってはいけないもの」として捉えているらしい。道路なんかがいい例だ。大道芸や、ビラ配りや、露天をやっていると警察がすぐに排除してくる(排除する法的根拠がなくても)。「みんなが使うから私もあなたも自由に使っていいもの」という視点が欠如していて悲しい。この考え方の方がみんな幸せやろ。
4.左翼活動家の巣窟である
だいたい京大のアンチってネトウヨだったりする。それはやはり京大と左翼との関係があることからだろう。ネトウヨの事実誤認として、京大生はほぼほぼ左翼であり、中核派はかなり多いと勘違いしていることがある。まあ、確かに左寄りは多いんだが、中核派は絶滅危惧種だ。「吉田寮は中核派の巣窟」というヤフコメのコメントを一億回見た。事実誤認である。吉田寮ほど丁寧に中核派を排除しているところはない。また、大学が気に入らないイベントに対してとりあえず中核派が関係しているとこじつけて告示を出したりすることもよくある。
また、「時計台占拠で暴力行為が行われている」などの大学のプロパガンダをマジで信じている人もいる。実際、大学の発言通りに報道とかはなされることは多いので騙されるのも仕方ないのではあるが、事実として「転び公妨」の類は存在するし、それで処分された友人もいる。というか思想とかどうでもよくないか。思想を排除するのは難しいし、仮に排除できたとしても豊かな文化は残らない。
シンプルにおもんない
知らんがな。わざわざアンチコメすんな。確かにスベってるものも結構あるけど俺は大体において面白いと思ってる。そもそも、一般の人が知りうる京大文化は一部の悪目立ちしたものばかりだ。そういう奴に言えることはただ一つ。
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以上。面白くなき世を面白く。