なぜ恋愛は難しいのかという理由まとめ
あたりまえのことをまとめるだけ。自分が見返す用の記事。
目的の発散
簡単にいえば「なんのために恋愛をしたいのか」に対する答えが人によって違ったり、自分のなかで整理がつかなかったりするということ。
自分⇄相手の矛盾
相手と同じ方向を見ていないことも多々あるだろう。性差によって目的意識も違うだろう。そうすると、関係の維持は難しい。
自分のなかでの発散
性欲のために恋愛がしたいのか。承認のために恋愛がしたいのか。はてまた、生活の安定のために恋愛がしたいのか。はてまた、子孫を作るために恋愛がしたいのか。
ひとりの人間のなかでも目的が複数あることがあり、そうすると相手選びなどの最適化問題の目的変数がはっきりしなくなる。
不可逆性
基本的に恋愛は後戻りできない。この人!と決めてしまったら別れるハードルは非常に高い。
この前の記事で言うところの谷から谷へと移るための山が急すぎる状況だ。これも最適化問題の難易度を上げる。
よくある最適マッチング問題のように見えて、個人からしたら秘書問題(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%98%E6%9B%B8%E5%95%8F%E9%A1%8C )なのもクソ要素。
日本的な恋愛の難しさ
友達→恋人→結婚
という世界的には当たり前ではない段階を踏んだ恋愛の場合、別れるのは難しい。日本式恋愛では謎の「告白」という儀式によって友達は恋人に昇格する。日本以外の多くの国では友達が気づいたら恋人になっていたみたいな感じらしい。
貞操観念
「貞操観念は大事にしよう」と我々は子供の頃から洗脳されている。洗脳に抗うことは非常に難しい。一方で、モテないやつはダメだみたいな風潮もある。ここには性差も大きい。オスにとっては多数のメスと交配するのが有利な一方で、メスには出産リスクがある。
本能と合理性の乖離
「この人、いい人なんだけど経済能力ないよね」みたいなことも多い。80年の伴侶がたった一晩で決まるみたいなこともあるだろう。それで結果的に幸せになれればいいが、なれなければ80年の地獄が待っている。その子供も多くの場合地獄である。
「飽き」の可能性も怖い。人間は数年付き合って「一緒にいると落ち着く」の段階に移行できないと冷めがちである。最近なにかと話題の「蛙化現象」も怖い。今の自分と未来の自分両方考慮しなければいけない。
最適化する関数の説明変数に本能と合理性の両方を入れなければならず、難易度が上がる。
コミュニケーションの齟齬
コミュニケーションがうまくいかないとしんどい。もともと喋るのが苦手だとか、隠し事しなければいけないことが多いだとか、いろいろなコミュニケーションの齟齬の要因があり、最適化の難易度を上げている。
環境や性差による最適化戦略の違い
これは上記「自分⇄相手の矛盾」や「コミュニケーションの齟齬」とも通じる。
モテる人は余裕をもって恋愛すればいいし、モテない人は必死こいて恋愛するしかなくなる。
概して女性は待ちの姿勢が最善なのに対して、男性は積極的でないとモテない。
待ち側と積極側という二項対立も難しさを増している。モテるなら待ちの姿勢でいい。モテるならさらにモテても逆に困るし、何かトラブルがあったときは「そっちから先にアプローチしてきた」と主張することが可能になる。一方でモテない場合は積極的にならないと何もはじまらない。
「今付き合っている人と愛し合っているけれども、別の人からアプローチされてそちらの方が私にとって好みだから乗り換えよう」みたいなことも男女ともにありうる。乗り換えされた相手からしたらたまったものではない。
顔がいいからモテるけど、結局顔しか見てくれないとかもある。
いい会社に勤めているからモテるけど、経済力目当ての残念な人たちばかりが集まってくるようなこともある。
自分の最適化関数の説明変数の中に相手の最適化関数が入っている。こんな問題解けるわけがない。
じゃあどうすればいいか
雑な最適化として「考えて恋愛するか考えずに恋愛するか」という考え方があって、考えれば一生恋愛なんてできないし、考えなければ変な人と結婚して一生破滅である。
どれくらい考えればいいのか、わかんねー。