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テン年代後半浪人界隈の変質
ここ10年ほどで、浪人界隈・学歴界隈は大衆ウケ方向にシフトしていったという話。反論は大いに受け入れるし、要検証だ。割と雑考察。
インターネット文化の変遷
「2ちゃんねるからyoutubeへ」である。昔の浪人界隈というのは閉鎖的だった。内輪で外から入る余地はあまりなかった。予備校内のつながりが核となりその周りに結晶を作り上げていくそういうtwitterコミュニティだった。
あえて2ちゃんねるを持ち出したのは2ちゃんねるも浪人界隈のコミュニティ形成の場だったからである。治安はとにかくわるかった。悪口しかない。
テン年代中盤といえば東大多浪交流会がブイブイ言わせてた時期でもある。懐かしい。
他方、今は学歴系youtuberが商業的にコミュニティを作り上げているところがある。wakatte TVとかbar 三代目近辺である。
どの時代も「社会不適合」をテーマにしているところがあるが、近年はコンプライアンス意識が強い。フロホで頭にプリン乗せたりしない。
志望校から浪数へ
昔は志望校の偏差値が高いほうが偉いとされていた。東大や医学部の人のほうがツイッターで有名になる余地があった。
今は浪数が多いほうが有名になりやすい。早慶くらいが一番ウケる。学歴界隈の規模がでかくなったぶん、本気でいい大学に行くために成績の良い人を見てやる気を出すような人たちが相対的に減ったのだろう。
年齢層
年齢層が高まった。ちゃんと時間をとってyoutubeをやれる人、コミュニティ運営ができる20代中盤以降の人が増えた。また、n浪のnがインフレした結果、有名になるためには最低でも4,5年の遅れが必要になった。
某学歴系youtubeチャンネルでは出演者の経歴インフレがえぐいらしい。そりゃ高年齢の方が人生のコンテンツ性は多いに決まっているので必然的な高年齢化は進んだ。
もしかして現役の浪人生は彼らだけでまとまっているのだろうか。今学歴界隈で名を馳せている人たちは2015年くらいの浪人界隈のコホートがそのまま移動してきただけの可能性はある。要調査。
あとがき
この前、怖いもの見たさで自称浪人界隈のスペースに行ったら「ゴミクルーン」なんて誰も知らなかった。なんなら「浪人界隈ってここ数年でできたんじゃないんですか?」などという発言もあった。浪人界隈は少しずつメンバーが変わって受け継がれていくまさにテセウスの船である。