【随筆】文化資本はカネの話じゃなく「無キャ」の話
地方の片田舎出身なのに有名国立大学に合格しましただとか、両親は普通のサラリーマンなのに東大に合格しましただとか、そんな自慢話をよく聞くものだ。
世の中で当然のように「文化資本とは、塾に通わせてもらうことや、旅行に行ったりさまざまな経験を積むことなど、お金の力によるバフ」の意味で使われている。そして、実際に親が裕福なほど子供が高学歴になると言う統計は事実存在する。
しかしだ、これは偽相関ではないか。
子が賢くなるのは親が賢くて正しい勉強法を教えることができるからだ。子が経験豊富になるのは親に趣味があって、生き方を背中で示すことができるからだ。
これは統計とかではなく自分の周りの人を見ての感想にはなってくるが、お金を持っていても成金で無キャな親の子供はあんまりいい人生送ってない。その子の周りの子には文化があるのにその子だけそういうのがなくて惨めになる。
週末に釣りにも連れて行けないような親は何をやってもだめ。
逆に言えば、カネなんかなくても生き方を背中で教えられる親に育てられた子は負けなしの人生になりがちだ。
めちゃめちゃ個人の感想です。