26浪を英検2級に合格させた話
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今回、私は勉強コンサルとして26浪えぐざま(https://twitter.com/ut_examer)さんを英検2級の面接に合格させました。2002年からずっと英検2級不合格だったらしく、今回はガチでやるということで私がコンサルにつきました。
問題の切り分け
初回のzoom面談の前に2つ宿題を出しました。
英検の面接の過去問を見てくること
自分の語彙数を(https://t.co/kjQ0zLhkpX)で把握すること
これは現状の把握のためです。英検の面接ができない原因はなんなのか、理由を切り分けようということです。
結果として分かったことは、語彙数には特に問題はないこと、そして、リスニング能力と文章構成能力に問題があることでした。
正直なところここまでで私の仕事の7割くらいはおしまいです。
具体的指示
短期的にリスニング能力を上げることは難しいです。時間があれば、語彙数を引き上げるだとか、定型文を覚えるだとかでだいぶ良くなることは想定されました。
しかし、この仕事を引き受けてから試験まで2ヶ月ほどしかなかったため、対処療法程度のことで乗り切るしかありませんでした。一応、とにかく英語のシャワーを浴びるよう指示しました。通勤時間などをうまく利用する感じです。
スピーキングですが、経験量が圧倒的に足りていないので以下の指示をしました。
日常生活で見聞きしたものを全て英訳しろ。国内で留学するんだ!
たとえば、同僚が資料のコピーを取りに行こうとしているのを目撃したら、頭の中で、"She is going to copy documents"と唱える。これだけでだいぶ経験量を稼ぐことができます。
問題発生
コンサルなので週1くらいで報告を求めていました。今週はこんな練習をしただとか、そんな報告です。その結果わかったことがありました。とにかく文法がめちゃくちゃ。
Items can buy people.
みたいなことを平気で言ってしまうのです。そこで新たな指示を加えました。喋ることを全てSVだけにする。というものです。
ご存知の通り、英語には5文型というものがあります。
第一文型:SV
第二文型:SVC
第三文型:SVO
第四文型:SVOO
第五文型:SVOC
というやつですね。第二文型以降は難しいので一旦、第一文型を完璧にしようというアイデアです。さすがにえぐざまさんをナメてるような指示ですが、主述の関係を逆転させてしまったり一般動詞をbe動詞にしてしまうレベルで文法ができていないのでこの指示をしました。
第二文型以降の文というのは結局第一文型にCなりOなりがついたものなので第一文型をマスターすることが英語の文を作る基本なのです。いずれ、OなりCなりを肉付けできるようになっていけばいいということです。
英検ハック
これはえぐざまさんのnote(https://note.com/examer/n/n9b12a24a5fbe)などを見ていただいた方がいいと思うのですが、英検をメタにハックするということをしました。
たとえば、第一問は必ずリード文の要旨にかかわる問題が出ます。故に、答えは
"By using <keyword>"
とか
"Because <keyword> is <keyword>"
とか
"Because of <keyword>"
などで済むことが多いです。キーワード見つけ出せば終わりだったりします。
また、
"Do you agree with 〇〇?"に対しては必ず
"I agree/disagree. Because ~~"
の形を徹底するようにしました。なぜ I agree. で一旦文を切るかというと、agree という動詞をよくわかっていないため、agree withなのかagree toなのかで混乱してしまいそうだったからです。本当はBecauseではなくIt is because~にさせようかとも思ったのですが、混乱させそうなのでやめました。
いずれ鉄壁を完璧にしていただきたいですね。たいていの場合agreeはwithで、proposalなどの特殊な場合のみtoになります。
本番直前
特にないです。普段なら、緊張しないようにいい感じの指示をするのですが、えぐざまさんは試験慣れしているので特にメンタルケアは必要ありませんでした。
まとめ
問題の切り分け、大事。
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