「URLはロイター板」説
概念メタファー
気が付いていないだけで、私たちが思っているよりもたくさんの比喩が言語には隠れています。その比喩にもいくつか種類があるんですが、今日はメタファーについて書きたいと思います。
言語学においてメタファー(隠喩)とは、用法や形状の類似に基づく置き換えのことです。例えば、「目玉焼き」は卵の形状が目玉に似ていることからその名前がついています。
そして、認知言語学という言語学の分野では「概念メタファー」という用語があります。
「概念メタファー」とは、「ある概念領域を別の概念領域を用いて理解すること」である。
日本語において、言葉が液体メタファーであるというのはなかでも有名です。
「必要事項を書き漏らす。」「母の言葉が染みる。」「罵声を浴びる。」「声を絞り出す。」などなど。他にもたくさんの表現があります。
この概念メタファー、一見難しそうなんですが、意外とすぐに見つけられます。言葉って私たちが思っているよりも曖昧なもので、普段当たり前に使っていても、よくよく考えてみると「いや実際にはこうならないじゃん。」って思う表現ばっかりです。
そんな私が最近友達と話していて思ったこと。
「URL」って「ロイター版」なんじゃないか?
みなさん、ロイター版分かりますよね。小中学校と、跳び箱の前で思いっきり踏みつけられながらも、私たちに華麗なるジャンプを実現させてくれていたあれです。(ちなみに私は彼の努力むなしく跳び箱はほとんど跳べませんでした。)
本題に戻ると「サイトのURLを踏む。」「URLからリンク先へ飛ぶ。」って表現しますよね。そこで思ったんです。
「サイトのURLを踏んでリンク先へ飛んでいくってことは、URLってロイター版と同じやん。」
こんなことこの上なくどうでもいい発見ですけど、やっぱり何か発見できると楽しいですよね。感覚が子供なのかもしれません。小さいときに砂場で遊んでいるときに、綺麗な石をたまたま見つけたような感じ。
noteを書いているとき、ふと思い出したら概念メタファーをちょっと探してみてください。
大きな砂のお城を作るのは見た目にも格好良くてすごいことだし、お母さんが迎えに来る前に完成させないといけないから大変ですよね。でも、ずっと作業するのも疲れちゃいますから。たまには、ちょっとつるつるした石を見つけてちょっとだけ嬉しくなっちゃいましょう。
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