「ちっちゃな頃から優等生」

Adoさんの「うっせえわ」という曲をご存知でしょうか。
これは今たくさんの歌い手の方々がカバーしている人気の曲。

そもそも歌い手とは
広義においてはプロとして活動する歌手を含むボーカリストを表す言葉であるが、ここではニコニコ動画やYouTube、こえ部などにおける「歌ってみた」ジャンルの作品内でボーカルを担当する者の総称を指す。

タイトルから分かる通り、歌詞もメロディーもとにかく強い。
内に秘め続けた感情が豪雨のように激しく降り注ぐ。描写としては社会人の話なので大学生のわたしは「社会人じゃ当然のルール」とされることも「不文律最低限のマナー」とされることも知らなかったわけだが、この「うっせえわ」はおそらく誰もが一度は抱いたことのあるであろう、それ何のためにしなくちゃいけないの？誰得？を爽快に述べている。きっとそれが聞く人に共感を生んで流行しているのだろう。

まあ百聞は一見にしかずということで一度聞いてみてください。

ちなみに、歌い手は自身でオリジナル曲を作り歌う人もいるがカバーが主な人もいる。同じ曲でもキー、声の出し方やブレスの違いで全く別の曲になる。それがとても面白くて最高なのでハマったら是非他の方も聞いてみてください。

また個人的に「歌手」と「歌い手」に区別をつけるとしたら、顔を出すか出さないかだと思う。テレビによく出る歌手は作品＋ビジュアルが商品、つまり顔も覚えてもらって認知度を上げる。歌い手は作品が主体でネット上という自由な場での活動なので顔を出す必要がない上に出したくない。そして歌い手は作品主体だからこそ、歌い方や声の好みは色々あるにしろ、みんな上手い。

勝手な推測だけれど音楽は芸術なので各々好きなように楽しめばそれでいい。実在する筈なのに姿を現さない、まるで宇宙人のように謎と魅力が豊富な彼等の次に投稿される歌を心底楽しみにしている。