高校生と出店 in大分県日田市
8月6.7日で大分県日田市にて大分県立日田三隈高校の2年生と出店活動を行いました。
noteを書くのは4月の延岡出店以来になります!いつも拙い文章を読んで下さり、ありがとうございます。
私事ですが、実は6月から正式に″TANEMAKIの人″になりました。
6月以前までは″大学生のお手伝い″という形で出店活動に携わらせて頂いていたのですが、それが″お仕事″となり、さらに活動にコミットさせて頂いています。
そして、6月と7月は飯塚市で常設店舗設営に向けた催事を開催しました。TANEMAKIのHPにレポートを書いていますので、良かったら取り組みをご覧になられて下さい!
ただ、催事レポートはあくまでもレポートであるため、私自身の見解や所感は記載していません。
感じたこと、思ったこと、考えたことを率直にアウトプットしていくために、これからもnoteを続けようと思います。
今回の出店は三隈高校のキャリア教育の授業の一環として行いました。
そして、私が大学で所属している飛田ゼミの『BESIDE COFFEE STAND』(カフェ)と同時出店を行い、アパレルとカフェそれぞれが高校生と活動しました。
6月下旬に行った、それぞれの紹介がメインの1回目の事前授業後に、アパレル(SPINNS)は18人の高校生が手を挙げてくれました。
想定していた人数よりも多くて驚きましたが、アパレルに興味を持ってくれたこと、一緒に活動してみたいと思ってくれたことが、嬉しかったです。
7月中旬に顔合わせや活動の説明をした2回目の事前授業を行い、出店当日を迎えました。
アパレル(SPINNS)では毎回の催事で行っている、″はたらきかたワークショップ″をベースに、高校生にアパレルの知識や経営ノウハウを教えた上で店舗運営を行ってもらいました。
TANEMAKIメンバーもサポートしますが、メインはあくまでも高校生というスタンスでした。
TANEMAKIの人でありつつ大学生でもある私は高校生とはさほど変わらない歳(だと信じてます!)なので、上手くコミュニケーションを取りながら、全力で高校生をアシストしようと意気込んでいました。
しかし実際にOPENしてみると、全然お客さんが集まらず、落胆している高校生の心情がひしひしと伝わってきて、運営側としても焦りました。
集客に関しては情報収集不足や告知不足など、原因は明らかでした。コロナや気候の影響も考えられますが、告知不足がかなり痛手となった気がします。
告知に関しては、特にSNSマーケティングの実効性について高校生に伝えた上で、生徒自身のInstagramなどに自分で組んだコーディネートや商品を載せたりして、繋がりのある人に来てもらえるように宣伝してもらいました。
すると、生徒の友達や知り合いがお客さんとして来てくれたケースもあったので、実体験を通してSNSマーケティングの効果を実感してくれていたらいいなと思います。
以下は個人的な所感と見解であり、決して生徒さんを批評している訳ではありません。
今回高校生と出店活動を行ってみて、全体的に″ジブンゴト″としての意識がまだまだ足りていないと思いました。
アパレルに「興味がある」「やってみたい」と思ってくれたからこそ、活動に参加してくれたのだとは思います。
自分が販売員としてアパレル店で働くのに友達にすら宣伝をしていなかったこと、恥ずかしさからかお客さんへの声掛けに消極的だったことが、まだまだ活動をジブンゴトとして捉えきれていないと感じました。
ただ、私たち運営側の準備や設計不足も要因としてあります。
いつもワークショップで考えてもらっている個別の目標に関しては、2日目はより具体的に立ててもらいました。例えば、「洋服のお畳をする」は抽象的であるため「Tシャツを20着お畳する」といった感じで具体度を高めてもらいました。
目標を具体的に設定することで、モチベーションや達成感に繋がると思いました。
上記で触れたSNSマーケティングの実効性についても、いくら口頭で噛み砕いて説明しても、ただ単にSNSに載せといてね〜くらいの指示に聞こえてしまう気がします。
だからこそ、実体験を元にした成功体験をさせてあげることが大事だと思います。
自分がSNSで宣伝したら、友達や家族が来て洋服を買ってくれた、という体験はれっきとしたSNSマーケティングの成功体験なのです。
それを体験して初めて、SNSマーケティングとはこういうことだったのか!と理解してもらえるのではないかと思います。
まさに百聞は一見にしかず。です。
例え失敗に終わったとしても失敗で終わらせず、その結果になった理由や原因を思考し、その「なぜ」を元に次の手段を思案できるようにこちら側が導いていかないといけないと思いました。
このようにして、もっと高校生がジブンゴトとして考えて行動できるように仕向けていかないといけないと思います。
偉そうなことを書いていますが、私も自分事なのにジブンゴトとして捉えてないことは多々あると思います。私も今一度振り返りたいと思います。
私は今回参加してくれた高校生を尊敬しています。
少し脱線しますが、尊敬とは対等に相手を視ることだと思います。「尊」と「敬」という2つの漢字が組み合わさっても上下や優劣を表す表現ではないからです。
私と高校生は歳は違いますが、だからといって上下や優劣はないと思っています。
私が歳下の子に教えることもありますが、歳下の子からも沢山学んでいます。
2日間の出店中で、高校生が組んだセンス溢れたコーディネートを自分の服装の参考にしようと思ったし、高校生が描いたパッと目を引く販促POPデザインは自分が作成するときのお手本になると思いました。
そのことからも言えますが、高校生には私たち大学生とはまた違った思考の柔軟さや発想力もあると思いました。
以前、不為が「私たちが高校生からTANEMAKIをされている」とnoteに書いていましたが、勝手に引用しましたが、まさにその通りだと思います。
今回の出店は、最高気温が全国1位になる時もある大分県日田市だったため、2日間とも暑かったです。しかも蒸し暑い感じでした。
7月はクーラーの効いた部屋でテスト勉強に励んでいた大学生(私)はバテバテのヘロヘロ。しかも往復4時間強かけての通いだったため、早起きからの寝不足と疲れもあり、今回は体力がギリギリでした。
もっとコンディションが良かったら高校生とコミュニケーションをとれたりしたのかなと思うと悔やまれます。それでも高校生は2日間とも元気に活動してくれました。
9月の中旬に今回の出店の振り返り授業を行います。高校生が取り組み状況をまとめて報告してくれるそうです。所感や学びの如何も含めて聞くので楽しみです。TANEMAKIできていたらいいなと思います。
8月は20.21日に飯塚で、27.28日で壱岐(長崎)で出店します!これからもTANEMAKI活動へのご理解とご支援のほどよろしくお願いします。
最後まで読んで頂きありがとうございました!