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家庭教師生活7ヶ月目 全てを伝える覚悟はあるか?日々進化する小学生。

肌寒くなった10月。
でも時々暑くなった10月。
季節の変わり目で体調も崩しやすい。言ってるそばからダウンした10月。
でも、子どもらと勉強しましたよ〜!



すべてを伝える覚悟が僕にはあるか。

中学生のこの時期ってほんと、いろいろ考えるというか、考えないというか、考えられないというか。。。
「思考する材料がないから、どうしたらわからん」って感じが伝わる。

めちゃくちゃどうにかしたいけど、コントロールするわけにはいかないというジレンマにも陥って、逆にこっちが滅入っちゃう。

受験。

進路を選択する時期になり、志望校を絞る。
「ここに行きたい」と思っても到達できるか不明な現実。
刻々と迫るタイムリミット。

思えば、このタイムリミットにいつも悩まされてる。
勉強してるのに、テストは伸びない。
家庭教師やり始めのしてたことが、覚えられていない。
毎週毎週通って一緒に勉強してるけど、身につかない。
でも、時間は有限。

時間はないけど、このまま闇雲に進むのも危ういと感じて、夏休み明けの実力テストと、学力テストが終わり、その結果を見て、今の「彼」についてを聞こうと思った。

2時間のうち、1時間30分勉強してきりが良いところで、
🧑🏻‍🏫「今どんな感じ?」と聞いてみる。
👨🏼‍🎓「わからん。迷ってる。」
🧑🏻‍🏫「どういうところに迷ってる?」
👨🏼‍🎓「ん〜。。。モチベーション?」
🧑🏻‍🏫「やる気が出んってこと?」
👨🏼‍🎓「本命で行きたいところは、今勉強してるよりももっともっと勉強して行けるかどうか。でも、今の勉強量?がマックスでこれ以上はできん。
次に行きたい、というか行けるところは遥か下で、今のままで行ける。」
🧑🏻‍🏫「間は?」
👨🏼‍🎓「間はあるけど。合わんと感じてる。行きたくない。」
🧑🏻‍🏫「そうかぁ。どうしよか。悩ましいな。どっちか決めきれんってことやんな。」
👨🏼‍🎓「うん。行きたいところに受かるってことは基礎ができたってことやから、高校からの勉強は心配してない。そこまで行くかどうか。」
🧑🏻‍🏫「勉強は嫌い?笑」
👨🏼‍🎓「そうやなぁ笑 勉強のせえで全部制限されてきた。だから嫌い。」

と。
深刻な勉強嫌いを目の当たりにする。
というかよくここまで俺との時間を過ごせてきたな、と思った(伝えた)。
👨🏼‍🎓「ここでなら、まぁやれる。どうしたらいいかさえ分かれば、それと誰かすぐに聞ける人がおればやれる。」

ここで提案する。
🧑🏻‍🏫「じゃあ、どういう環境やったら勉強したい?逆にこんなところで勉強したくないってある?自由になんでもものは揃うとしたら」
自分がどういう環境で勉強ができたか、できなかったかを彼自身にわからせようと伝えた。
出てきた要因が「誰のせえか」も分けさせた。
自分が環境を悪くしてるのか、自分以外のせえなのか。
自分の場合は自分がやるしかない、自分以外には伝えてみるしかない(変わるかは相手次第)。【課題の分離】


でも、そこまで自由に発想できず、
👨🏼‍🎓「勉強しろ、って言われたくない。」
が一番大きかった。
ほぼこれだけしか出なかったけど、これが一番大きいんやろうなと思う。

この時間では解決しないままタイムリミット。
🧑🏻‍🏫「考えに詰まったら参考にしてみて。ここはだいたいいつもおるから自習室的に使っていいからね。」と伝えた。

『馬を水辺に連れて行くことはできるけど、水を飲ませることはできない。』
ほんまそれ。つくづくこれ。That's light!
そして逆に、「ホンマに連れていけてたか?自分?」と自問する。

僕は人をとても信じている。心底お人好しかも。性善説だと確信してる。
だから10言ったら5しか受け取っていないとしても、残りの5も伝えたことに変わりないから、これで良いと思ってる。
これは、相手をバカにしてないということでもあると思っている。
子どもだろうが高齢者だろうが、誰だろうが関係ない。その人の容姿や言動に囚われてはいけない。
本当はめちゃくちゃ思慮深いかも、想像を絶する経験をしているのかも、誰も考えたことないことを考えてるのかも。みたいに想像してる。
だから、僕は僕ができる限りを伝えることが仕事だと思って、相手を信じたうえで伝えている。

でも中学生の彼は、10言ったら1しか受け取っていないかもしれない。

5受け取ってると信じたいし、1だとしても残りの9も伝わってると信じたい。
でも、本当に1しか受け取る能力がなかったら…?

すごいジレンマ。
信じたい、でも疑いがある。

だから、決めた。
もっと伝えようと。
勉強のやり方から、考え方、復習の仕方、テストへの臨み方、テストに出るだろうところ、出ないからうる覚えでいいと僕が思ってるところまで。
全て。

全て伝える。
つまり、僕自身が僕のやり方から何からを信じてる必要があるということ。
少しでも疑いがあると伝えられないから。
まずは僕が僕に、そして僕が彼に誠心誠意臨もうと思った。


小学生の進化が爆発してる。

  • 漢字がキレイ

  • 筆算を自分なりにアレンジ

  • 弟が叫んでても集中を途切れない

  • 空欄を許さない

  • 宿題はやり切る

半年でここまで変われるだろうか?
3つ目以降は大人でさえ、むしろ大人だからこそできないことになりがち。

集中できないことを人のせえにしないだろうか?
見て見ぬふりをしてるのでは?
やり切らなくてもやり過ごせますよね?
どうでしょうか?

毎週毎週本当に進化してる。
弟に教えたり(悪知恵も)、宿題の範囲が間違ってても「やらない」ではなく、別の範囲をしたり、時間を超えても宿題をやり遂げたり。
すごい。本当にすごい。

お母さんも子どもらの話をよく聞いている。
よく聞いてちゃんと返事をしてる。悪いようには捉えず、肯定的に返してる。
お父さんもそうなんじゃないかと感じられる。

最初は勉強が遅れていると聞いて、勉強の習慣が作れたり、僕と一緒にお話ができれば、という温度感で始めたのだが、半年もすれば僕とほぼ同じぐらいの計算スピード。。。驚異的で、来年には僕があとから答えを出して正解かどうかを見てそうな気がする…。

それと変わったことと言えば、「言葉が多くなった」。
小学生あるあるというか、若干汚く好ましくない言葉も混じってるけど、でもそれ以上にたくさんの言葉を知り、言葉を話してくれる。
ゲームが好きだったり、ポケモンカードにハマったりと、友達とも多様に遊んでいるからだと思う。
遊びから学んでる言葉が多い気がする。
言葉だけじゃないと思う。
勝ち負けも、喜怒哀楽も、思いやり、友情も遊びから学べる。
遊んでるのに学んでる。
勉強でその学びを補完してるようにも見える。
本質は「よりよい子に」ということだと思う。
どちらかに偏らせるのではなく、その子が楽しく遊び、そして学べることが何よりも大切だと感じた。


伝える意味がないことは絶対ない。

ありがたいことに、これまでの記事を見続けてくれている方々がいる。
いいねをいただいたり、コメントまでもらえたりと、本当に嬉しい。

僕の何でもない発信がなにかになっていると疑わずにはいられない10月だった。
noteもPodcastも嘘偽りがない。
本当で、本心で伝えてる。
事実で現実。

僕が感じたことを僕を通して伝えてる。
これ自体にかなり意味がある。
こういう場があることがありがたい。

そして、見て、聞いてくださる方がいることがより一層ありがたい。

今日も最後まで見ていただき、本当にありがとうございました。




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りゅうちゃん
すごい勇気をありがとうございます。