群馬の山々を眺めながらのんびり過ごせるカフェ「楽水楽山」
伊香保温泉のなかでもかなり歴史ある旅館「千明仁泉亭」。
石段街に構える、美しい群馬の景色を堪能できる温泉宿です。
その景色は、作家・徳冨蘆花も気に入っていたそうで、『不如帰』のなかにも登場させています。
上州伊香保千明の三階の障子開きて、夕景色をながむる婦人。歳は十八九。品よき丸髷に結いて、草色の紐つけし小紋縮緬の被布を着たり。
『不如帰』徳冨蘆花
▲いつかの夏に泊まったときの。
デッキを持っていってここでデュエルした。
そんな素敵な温泉宿「千明仁泉亭」には、
宿泊客以外も利用できる「楽水楽山」というカフェ&バーがあります。
バーとして利用したときのことは、
あらためて温泉宿「千明仁泉亭」についてまとめた際に書くとして、
今回はカフェとして利用したときの思い出を。
「楽水楽山」について端的に紹介するなら、
・こだわりのブレンドコーヒーが飲める
・プリンが超超超美味(最高)
・シフォンケーキももちもちでおいしい
・店内でよく安藤裕子が流れている
・窓際の席なら景色も最高
という感じ。
わたしは自他ともに認めるカフェイン中毒および無類のプリン好きなので
いつもコーヒーとプリンを頼んでしまいますが、
コーヒー以外のドリンクとして梅ジュースやりんごジュース(どちらもこだわりのもの)などあります。
牛さんみたいにもっといっぱい胃袋があったら、
全部飲んで全部たべるのにな。
人間ゆえにたのしめることもあれば、人間ゆえに諦めることもあります。
プリンもシフォンケーキも、そこまでおなかの容量は圧迫しないので、
糖分が切れたときやカフェインが切れたとき、石段街で歩き疲れたときは
ぜひ「楽水楽山」で安藤裕子を聞きながら休んでください。
▲チーズケーキとカフェラテ。
▲窓際席からの眺め。
両脇の黒いのは窓枠です。
トリミングしたらいいのに、というのはわたしもいま思っています。