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印刷業界

〜紙だけじゃないぞい!!〜

(印刷は上位2社が売り上げのほとんどを占めているため、今回は上位2社を代表企業として取り上げます。)

業界規模

業界規模 3兆7,651億円 平均年収 519万円
(引用:業界動向20年版 https://gyokai-search.com/3-insatu.htm

ビジネスモデル

B to B to C

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!!!紙だけじゃない!!!!
印刷会社は企画段階からチラシに関わり、デザインやマーケティング、ブランディングにまでその業務範囲は及ぶのだ。そこから、印刷し発送の段階までサポートし、在庫管理まで行う場合もあり、総合的にサポートする役割を担ってるのだ。

①商業印刷

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大きく①宣伝用印刷②業務用印刷の2つに分かれてる。
①の宣伝印刷はチラシやパンフレットのように販売促進のための製品を作る。
‌②業務用印刷ではカタログ、社内広報、名簿など社内業務やコミュニケーションに用いられる製品を扱う。

②出版印刷

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出版印刷は、出版社や新聞社などが発行する商業出版物、つまりコミックや単行本といった書籍や雑誌、また地図、教科書、学習参考書などを扱う印刷。
‌‌出版社から発注を受け、印刷、加工、製本を行い、その際には紙の種類やサイズ、色使い、そして製本方式などを要望に合わせて提案する。それらの過程を経た後、取次、書店を介して読者のもとに本が届く。こんなかんじで出版印刷を主に取り扱う印刷会社は出版印刷会社と呼ばれてる。

事業内容

主に以下の3部門に分かれている

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(凸版印刷
HP:https://www.toppan.co.jp/recruit/shinsotsu/business/category.html
の事業別売上高)

①情報コミュニケーション部門

(1)ペーパー(出版)ソリューション
EX.雑誌、書籍、アナログ、出版流通事業

(2)非ペーパーメディア
❶マーケティングコミュニケーション
EX.マーケティング、コンテンツ(アニメ)ビジネス

❷情報セキュリティ
EX.決済サービス、本人認証サービス、BPO

❸イメージングコミュニケーション
EX.フォトプリントサービス、証明写真

②生活・産業部門
パッケージ、建装材
EX「手が汚れないモミモミパンケーキ」
  再生紙で作った地球に優しい「グリーンパッケージ」
  映える木目シート

③エレクトロニクス部門
半導体、ディスプレイ

※図を見ればわかるように、売り上げの多くはもはや紙ではなく、情報関連。工場や開発技術を持っていることが強みであるため、印刷技術を活かし開発するためマーケティングソリューションに力を入れている。

現在の課題・現状

デジタル化・ペーパーレス化の進行で紙媒体(雑誌、チラシなど)の需要が落ち込んでおり、市場が縮小傾向にある。
印刷事業以外の新たな分野で収益を確保するために、デジタルコンテンツ(電子カタログ、チラシなど)やパッケージ、液晶などの非印刷事業に注力している。

強みと魅力

「ものつくり と ことつくり」
→メーカーと広告代理店のいいとこどり
技術力・工場があるからこそ、企画で終わらず開発・実行まで移すことができている。
キャンペーンや企画を通した提案が多いため、物に付加価値を持たせることができる。
コンペにも代理店同様、参加できる。また、電博と一緒に企画をすることもある。

幅広い業界の企業に対し課題解決を行い、その中で培ってきた技術力やノウハウをデジタルなど他の分野の事業にも生かすことができる。

職種

①営業職
②企画職
(※DNPは22年度はセットで企画営業職という括り)
③技術職
④事務職

営業職は課題解決型営業がスタイル。
8、9割が既存クライアントのため、テレアポは一切ない。
代理店と一緒に企画コンペにも参加できる。
上位2社はクライアントがかなり大きく、1チームにつき5〜10名のチームで動く。
(例:TOYOTA、日立、サントリーなど)

採用人数とプレエントリー数

①大日本印刷(22年度、予定)

企画営業職(事務系総合職):80名
技術職(技術系総合職)  :110名
デザイン         :数名

リクナビ22による
22年度プレエントリー総数  :8816名(企画営業職)

②凸版印刷(22年度、予定)
営業:150名
企画:30名

リクナビ22による
22年度プレエントリー総数  :13660名(営業・企画職)

働き方

テレワーク推進。クライアントが実物を見て話したいというとき以外は宣言解除後もリモート。副業も許されている。また、2年前あたりから内部改革をしたらく
残業が大幅に減ったらしい。土日は絶対休めるって聞いた(OB)

有給休暇の平均取得日数・・・11日
残業・・・16時間
女性管理職・・・6%


勤続年数(リクナビより)
DNP・・・19年
凸版・・・14年

転職先例

①リクルート
②ソフトバン(子会社)
③楽天
④電通・博報堂(契約社員)
⑤プルデンシャル生命保険
⑥パナソニック(子会社)
⑦クラウドサービス提供企業


上位2社の選考フロー

①凸版印刷(従業員数8993名)

※営業職
インターン経由の早期選考
ES(前半項目)→テストセンター(SPI)→個人面接(オンライン)+ES(後半項目)→最終面接(対面)→内定

⚠️ESの後半項目の審査はないが、1回目の面接前に提出が必要。面接で聞かれる。

本選考 【関東】
ES→テスセン(性格重視らしい、非言語2割が通った)→GD→1次(再度ES提出)→2次→内定

②大日本印刷(従業員数10328名)

ES+WEBテスト(玉手箱、TG-Web)→1次→2次→内定
例年、ESとWEBテストの後にGDがあり、そこで絞られていたが、22年度はGDが無い代わりに書類で9割落としていた。

凸版と大日本印刷の違い
ガチでない。本当にない。そのため面接でいうならガチで社風しかない。
凸版は穏やか、大日本は体育会とよばれいる。これはマジらしい。
OBの方々も皆社風と言っていたときいた。
売り上げは凸版、年収はDNPのが比較すると高いが、割と誤差。事業領域も本当に同じ。
前までは凸版は活字か印刷の歴史の博物館、DNPは渋谷にアニメセンターを持っていたので、歴史を重んじる凸版、未来を見るDNPと分けられていたらしいが、昨年DNPも博物館を建てたらしく、言えなくなってしまった。あ、凸版のが微妙にVRにつよいらしい。
今年の選考フローだけかもしれないが、凸版のほうがとる人数も多く、インターンからも本選考からも多くとっているため、出す機会が多いように感じる。実際、選考フローも鬼門と言われる場所がなく、ちょうどいい人数を数回に分けた選考フローで落としているイメージがある。夏インターンからもある程度とっていた。反対にDNPはインターンから数名しかとらなかったらしく、本選考は今年書類で大幅に落とし、面接も2回でほぼ雑談だったらしいので、これは相性ゲーな気がする。

各社のポジション

売上高ランキング

1. 凸版印刷 14,860 億円
2. 大日本印刷 14,018 億円
3. トッパン・フォームズ 2,241億円
4. NISSHA 1,731億円
5. 共同印刷 1,008億円
6. 日本創発グループ 558億円
7. 共立印刷 444億円
8. 朝日印刷 404億円
9. 竹田印刷 356億円
10. 廣済堂 350億円

引用:https://gyokai-search.com/4-insatu-uriage.htm


業界を見ている人へのメッセージ

印刷って正直本とか紙のイメージが強すぎて、斜陽なんじゃ・・・?と思いがちだが説明会に参加してみたら全然そんなことはなく、「可能性を絞るには早すぎる」と感じた(トッパンのビジョン笑)
印刷を第1志望に置く人はいるけど、単願で出す人はほとんどいないから、倍率はめちゃたかい。けど採用人数も比較的多いのでチャレンジするのは大いにありだと思います!親会社だしクライアントでかいし本当にいろんな事やってて幅が広いから踏み込んでみるのおもしろいのでは!応援してます!!

参考文献

https://matcher.jp/dictionary/articles/374
https://gyokai-search.com/3-insatu.htm

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