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鉄鋼業界

業界の概要

世界の粗鋼生産量の5%を担うのが、日本の鉄鋼産業(高炉メーカー主要三社)
カーボンニュートラルに向けて新技術の確立など、様々な挑戦を行っている。

業界規模

業界規模 16兆3,221億円 (主要対象企業46社の売上高の合計)
平均年収 627万円

ビジネスモデル

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出典 https://newspicks.com/news/2135625/body/

鉄鋼業界の内役

①高炉メーカー
高炉から普通鋼および特殊鋼鋼材を製造する会社。

②普通鋼電炉メーカー
電気炉から普通鋼鋼材を製造する会社。

③特殊鋼電炉メーカー
電気炉から特殊鋼鋼材を製造する会社。

④単圧メーカー
他から受け入れた鋼材から冷延鋼板、亜鉛めっき鋼板、鋼管などを製造する会社。

⑤フェロアロイメーカー
フェロアロイ(合金鉄)を製造するメーカー。

出典https://job.rikunabi.com/media/theme/steel/company.html

現在の課題・現状・将来性


課題
①脱炭素化問題!
鉄鋼業界の二酸化炭素排出量は、日本全体の約14%を占め、産業部門の中では最も高い。
二酸化炭素低減が最も必要。

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出典http://www.tokyosteel.co.jp/pdf/q2-1-1.pdf

②産業用の電気料金高止まり
先程の二酸化炭素を最も排出するのは、高炉メーカー。
それに伴い、比較的に排出量の少ない電炉メーカーにシフトする傾向がある。
ここで問題となるのが、日本の産業用電気料金の高止まり。
原子力発電所の再稼働が鍵を握る

③中国の過剰生産による打撃
中国では毎年過剰生産しており、日本の鉄鋼より安価に購入できるため、海外営業は苦戦。また成長国の鉄鋼産業の成長の阻害になる。

現状
国内鉄鋼市場は総じて弱いものの、一部に改善が見られる。需要産業を見ると、建築部門は新設住宅着工戸数、非住宅着工床面積ともに低水準で推移。製造業を見ると、自動車部門では、3月の販売は2ヵ月ぶりの前年比増加と推移するも、生産は車載用半導体不足の影響等により2ヵ月連続の前年割れ。産業機械部門では、前年低水準の反動に加え、米中向けの回復により、2月の生産用機械や汎用・業務用機械生産がともに前年比増加。こうしたなか、2月の国内鉄鋼関連指標では、粗鋼生産が前年同月比5.7%減の747万トンと12ヵ月連続の前年割れ、普通鋼国内向け出荷も同4.8%減と 17 ヵ月連続の前年割れ。同月の鉄鋼貿易は、全鉄鋼輸出が前年同月比 9.0%減の271 万トンと10 ヵ月連続で減少も、鋼材輸入は同10.4%増の42 万トンと14ヵ月ぶりの増加。

将来性
下記をご覧いただけると理解しやすいが、今後も鉄鋼の需要は確実にあると予測される。日本国内での需要よりは、東南アジアやアフリカなどの成長国での需要が急増する。また他の業界マップにもある、自動車・電機等は鉄鋼から製造されているため、必要性は揺るがない。
しかし脱二酸化炭素の現状では厳しい


就活生が感じたリアルなメリット・デメリット
※(圧倒的執筆者の主観です) 


メリット
業界最大手企業は、ネームバリューや年収など申し分ない。
また、日本の鉄鋼は世界でもかなりの高価値(高級鋼と言われる)である為、執筆者が生きている限りでは食いっぱぐれはないと思う。(代替できる新素材が突如として生まれない限り)
鉄鋼は「鉄は国家なり」や「産業のコメ」と言われるほど、国・産業において重要な位置付けである為、やりがいや規模感は満足できるはず。 


デメリット
年功序列な企業である為、人によってはデメリット。
環境問題などによって厳しい業界。
基本的に最大手3社(ほぼ2社)で成り立っていると言えるため、倍率が高い。
鉄鋼は景気にかなり左右されやすいため、役職が上がるにつれ、ボーナスの変動が大きいらしい。
たまにやらかす。(採用担当が…察して)

職種と働き方

総合職(グローバル職)
事務系と技術系に分けられる。事務系は技術職に比べ狭き門になる。
入社後は、地方にある製鉄所又は事務所にて3年ほど務めることが多い。
その後は海外向け営業や調達など様々なキャリアプランがある。(駐在あり)

代表的な企業

①高炉メーカー
日本製鉄
JFEスチール
神戸製鋼所
②普通鋼電炉メーカー
共英製鋼
トピー工業
③特殊鋼電炉メーカー
三菱製鋼
大同特殊鋼
④単圧メーカー
日本金属
JFE鋼板
⑤フェロアロイメーカー
新日本電工

鉄鋼業界を見ている後輩へのメッセージ

給料や知名度は申し分ない為、入社難易度も高水準。文系学生はさらに入社人数が限られる為、更なる難度😭
だけど相手は同じ学生なので、論理的にお話さえできれば望みはある!
しっかりとした企業・業界対策等の準備をして、挑戦することを諦めず、頑張ろう!!


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