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食品メーカー

1業界規模

20.5兆円
内食、中食を扱うところは伸びていますが、外食はやや凹んでいます。

2ビジネスモデル

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(引用:https://unistyleinc.com/techniques/1627

生産者→組合・業者→卸売→製造業→(加工)食品卸売→物流→食品小売・外食産業
生鮮食品等は製造業通さず動くと思いますが、一番長くてこのようなシステムになっていると思います。小売・外食以外はBtoBが大半です。

3現在の課題・現状

課題
・人口減少
・国内食品自給率(カロリーベース)38%の低さ
→米や大豆の消費量を挙げるべき、との声が高まっています。
・コロナ禍での外食の減少が色々なとこで響いています。
→外食産業はもちろん、そこから注文を受けていたメーカーや卸売が大口の注文がなくなり打撃を受けています。
・いつの時代も切り離せないですが、異物混入等のや安全性。
→HACCPやISO22000を取り入れているかどうかは鍵になると思います。
将来性・成長性(トレンド)
需要が尽きないので、安定しています。人口が減るのでどうしても消費量は減るけど
完全にはなくならないので、将来性はそこそこあります。成長性はおうちごはん需要で内食・中食はかなりあると思います。外食業界はそれに比べたらどうしても成長性が欠けるのかな。と感じました、もし、外食が成長するならいかに中食を取り入れられるかが鍵になると考えます。

トレンド
トレンドは健康志向やSDGs等の環境への配慮です。健康志向は、添加物・化学調味料フリーや大豆等の植物性タンパク質の需要が高いと考えられています。環境への配慮は過剰包装を減らす、食品ロスの削減等に取り組んでいる企業が多いです。

就活生が感じたリアルなメリットデメリット

※あくまでも主観です。
メリット
・生活に必須であるため、需要が無くならない。
・確実に必要なものであるため、人の暮らしを確実に支えられる。

デメリット
・異物混入の心配を100%消すことが難しい
・食品ロスがどうしても出る
・消費者の思考が読めなかったときの打撃が痛い。(コロナ禍の買いだめ需要、転売など)

業界内の分類

・メーカー
・食品卸、専門商社
・小売
・外食

職種と働き方

職種は、どこでも最初は営業、というところが多いです。
働き方としては、メーカーや大手は転勤有りのところが多いように思いました。
もちろん無しのところもあるため、そこはしっかり選ぶと良いと思います。(私は適当に説明会応募して、「げっ…転勤有りじゃん。や―めたっ」と説明会取り消したことが何度もあります)
そして、商品開発が人気が高い、と社員さんは仰っていました。
大手はホワイトで福利厚生手厚い、と名高いですが中小もホワイトなところは割とあります。

キャリアステップ

見た限り、ジョブローテーション制が多く
1~3年目営業→4年目~マーケティング、開発、品質保証等、他部署
4年目ぐらいから昇進。一通りの部署を経験し、やりたい仕事、合っている仕事を見つけていく、というパターンが多いと思います。

代表的な企業

・メーカーカゴメ、雪印、キッコーマン、明治、森永、
・卸 三菱食品、日本アクセス、国分グループ、加藤産業、デリカフーズ
・小売 イオン、セブンアンドアイ、ユニー、ライフ、西友
・外食産業 すかいらーくグループ、ゼンショーHD、マクドナルド、コロワイド

その業界を見てる後輩へのメッセージ

自分は出版業界を最初目指していて、そこから食品に移ったため、正直最初は「出版よりマシ。どうにかなるでしょ」となめた気持ちでいました。
しかし、やはり需要がなくならず安定している業界であるため周りからは「厳しい」「人気あるよ」とのことで、実際に結構きつかったです。出版約20社、食品は約30社受けました。私は中小の方が合うかな、と思いあまり大手は受けていませんでした。それでもかなり苦労したため、大手に行きたい人は、相応の努力が必要だと思います。(大手はインターンからキラキラした人いっぱいでした…)
たくさん挫折すると思います。ですが、(受ける会社の企業研究も兼ねて)美味しいもの食べてメンタルを保ちつつ、頑張りすぎず頑張ってください!


参考文献、おすすめの引用サイト

図解即戦力 食品業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書 単行本(ソフトカバー)
松岡 康浩 (著), 竹田 クニ (著)
https://www.amazon.co.jp/%E6%9D%BE%E5%B2%A1-%E5%BA%B7%E6%B5%A9/e/B08D3SR1H2/ref=dp_byline_cont_book_1



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