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ルールに縛られるのではなく、ルールで広がりたい
制服は学校に着て行くものだからこそ、制服ディズニーは楽しい。
学校は昼間に行くものだからこそ、夜の学校はわくわくする。
枠(ルール)があるから、枠をはみだしたときの楽しさがある。
それは「あの人はこういう人だ、と思っていたら、そうじゃない部分が見えて嬉しくなる」ということと、すこし似ているかもしれない。
「やっちゃいけない」こともないし、「こういう人だ」と一言で言える人なんていないと思う。
物の新たな使い方や、人の新たな一面って、探せばまだまだあるはずだ。
「ルール」って聞くと、「縛られるもの」だと思ってしまいがちだよね。
(「ルール」は「課題」「約束」とも言い換えられる。)
イメージとしては、こんなかんじ。
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自分が縛られて、引っ張られているような感覚。
これだと、苦しい。
「課題に出会うたびに、新しい自分に出会える」
というようなお話を聞いて、最初はピンとこなかった。
でもたしかに。最近、そうかもと思うようになった。
自分の中になかったものを、引っ張って、たぐり寄せる。
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自分が引っ張られるのではなく、自分で引っ張っていく。
それができたら、課題は重荷ではなく、新しい扉になる。
ロープ、紐、コード…。
使い方によっては自分を殺める道具にもなるし、命綱にもなる。
コードといえば、「ドレスコード」という言葉がある。
日本語に訳すと、「服装規定」。
パーティーなどで「この色/柄の服を着てきてね」などという、服装にルールを設けたものだ。
もしかして、「紐」という意味での「コード」には「規定」という意味もあるのかな?と思い、調べてみた。
「コード」には、3つの同音異義語があるそうで。
①紐(cord)
②規則、規定(code)
③弦、和音(chord)
紐の「cord」と規則の「code」は、別物だった。
けど、イラストを描いてみたことで、通じるものがあると気づいた。
ここで、思い出した阿部さんの言葉。
「書くことは、writingでもあるし、lighting(光を当てること)でもある」
同音異義語を、どっちもの意味でとらえている。
違うものだけど、「発音が同じ」という偶然がうれしくて、必然にしたくなったのかな。
重なるところが見つかると、うれしい。
「自分」と「自分以外」(課題、他人など)の重なるところを見つけたい。
そして、新しい自分をもっと知ろう。