大人になるということは

知りすぎてしまった。
27歳、まだ若いと思われる年かもしれないが
過去を振り返るとあまりに大変なことが多く困難を抜けてきた。

あれこれと知りすぎてしまったせいか
人への期待はなくなり、
人を信じるということをやめてしまう。
結婚や出産をしない選択を選ぶようになった。

人の目が気にならなくなり、他人に興味がなくなる。
必要以上に自分のことを語らなくなり
自主的な人との交流は避けるようになる。
ＳＮＳで友人の投稿を見なくなる。投稿もしなくなる。

周りは27歳で婚活・結婚・出産ラッシュ、友人との会話もそんな話ばかり。
ただ、そこで結婚願望のなさを語ると

「人生つまんなそうだな。」
「猫でも飼ってれば。」
「じゃあ結婚しなければいいんじゃない。」
「人間レベルが低いな。」

そんな言葉が返ってきた。

そんな友人に聞いた【結婚する意味って何だと思う？】
これについてはまた他で書き留めたい。

さて、既にここまでで
この人捻くれ拗らせた人だなと感じた人もいるかもしれない。

私は、結婚願望は中学生の時からない。
男に頼らず自分１人でも生きていけるようにならないといけない。
私が母を支える。
と考えていて、大学時代は１日8－13時間勉強して特待生になり
国家資格を取得しバリバリ働くようになった。

そんなこんなで、友人に結婚や恋愛に対する価値観を話すと

「家庭環境何かあった？」

と言われることもあった。
そう、そのとおり。
（図星だけどすごく切ない気持ちになったものだ）

結婚や出産という世間でいう夢？キラキラ？には一切惹かれない。
必要以上に自分のことを語ることをやめてしまった。
人と群れなくなった。

まだまだ幼い頃から
私は世を知りすぎてしまったよう。


対個人や、集団の和を乱さないよう
自分を犠牲にしてまでして調和を大切に生きてきたなと
この27年間を振り返ると思う。

本当は大切な人と人とが結ぶ信頼や
永遠になくならない絆を紡いでいきたかった。

なくならない、壊れないと信じてやまなかった
大切な大好きな「家族」が中３の時に崩壊してしまった。

大粒の涙が静かに顎下を伝っているが、本音は寂しくて
辛くて悲しいんだと思う。

それを隠すかのように強がって強がって生きてきた。

常に誰かと連絡を取ったり、友人や男との予定で埋めるような
くだらない生活も終わり。

やっと自分に使える時間も・お金も自分の手で生めるようになった。
やっと自分を大切にすることの大切さに気付いた。

さーて、どんな人生にしていこうか。
自分を一番大切に、自分を一番に信じて
幸せを積み上げ、私の人生を織っていきたいと思う。