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何事もほどほどがいい。

ネトフリで配信されている「WE ARE」。
友達が最高だったというので見始めた。
いろんな感情を思い出したので備忘録ついでに書いてみる。

かくいうわたしはめちゃめちゃジャニオタだった。
小学生の時にキムタクに出会い、中1から嵐にハマり、セクゾ、キンプリ、SixTONESとひと通りハマってきた。

その中でも嵐はわたしの人生と言っても過言ではない。
嵐が、わたしの人生の選択に影響した局面は両手でも数えきれないと思う。

そんな嵐が活動休止を発表した折にはこの世の絶望を煮詰めたような感情に支配されて何も手につかなかった。
あの時、就職活動が終わっててそれだけは本当に良かったと思う。受験なんて控えてたら、と思うとゾッとする。
それくらいわたしは嵐に、オタ活に、依存していた。

同じく推していたキンプリも、ご存知の通りメンバーの脱退という衝撃のニュースが舞い込んできた際には、これまた嵐の活動休止の時に近い感情に支配された。
このときは仕事がしんどい時で、本当にやめてくれと思ったのを覚えている。

わたしはジャニーズが本当に人生の生き甲斐で、輝いている彼らをみることで「人生頑張ろう」と本気で思えていた人間だった。
今思うと依存だったのかなと思う。
だからこそ、活動休止とか脱退とかそういう問題によってわたしの心はズタズタになり、普通に生活している人たちが感じなくていい感情に左右されてしまっていた。

多分オタクであり続けることに、無意識にしんどさを感じていたのかも知れない。
ついにジャニーズ事務所がジャニーズ事務所でなくなってしまった時、わたしはすんなりジャニオタを卒業した。


ジャニオタをやっていた約13年間、本当に楽しかった。
思いっきりジャニーズに、嵐に、キンプリにハマれて本当に良かったと思う。
あの頃のわたしの座右の銘「推しは推せるうちに推せ」を貫いて良かった。

ジャニオタを卒業して約1年。
「WE ARE」で久々に、ステージ上で輝く彼らを観て思う。
「やっぱりいいなぁ」と。
ただ、同時に思う。
「あの、苦しい感情はもう味わいたくないな」と。


推し活は楽しい。
人生を豊かにしてくれる。
彼らも頑張ってるんだから私も頑張ろう、そんな活力をくれる。


ただ依存するのは危ない。
あんな絶望感、ほんとは感じなくていい。
ほどほどに推していたらあんな生活に支障をきたすほど絶望なんてしなかったんじゃないかと思う。

またオタ活したいなと思うことはあるけど、今度はほどほどに推したいな、なんて思う。
高校生の時のわたしが今のわたしを見たらどう思うだろうか。
冷めた大人になってしまって、と悲しむかな。

これもまた人生。
何事もほどほどがいい、この歳でようやく気づけた。

とはいえ、彼らが、ステージで歌い続けてくれたおかげで今のわたしはいるわけで、とりあえずこの場を借りて言いたい。
STARTO ENTERTAINMENTの皆さん、アイドルを続けてくれて本当にありがとう。
これからもステージで歌い続けてどこかの誰かの生きる活力になり続けてください。