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定期的に『獣になれない私たち』を観ないと、このストレス社会を生き抜けない

野木亜紀子脚本の『獣になれない私たち』。
今久しぶりに観始めている。多分見るのは4回目?
このドラマは自分を肯定してあげることができる、大事なドラマだ。
今結構気持ちがしんどい時期なので、けもなれ(略称)を摂取することにした。

最初に観たのは大学生の頃だったと思うが、社会人も中堅になってきて観るけもなれはまた違う味わいだ。

自分は世渡り上手で八方美人な自覚がある。だけど、それはつまり自分をかなり取り繕っているということなので生きにくさが半端ない。周りの空気を察する能力が高いだけで、自分の本音を大事にすることができていない損な性格なのだと最近すごく思う。

絶対聞く人が聞いたら嫌味にしか聞こえないし、要領よくていいじゃんと思う人もいるかもしれないんだけど、「大体卒なく何とか出来てしまう」ってかなり割を食う性格だと思っていて、そんな自分が最近ものすごくしんどい。
大体うまく事を進められてしまうので、実は結構しんどいなと思っていることを誰にも悟ってもらえない。上司にも、同僚にも、後輩にも、友達にも、親にも。
面白おかしく愚痴にしたり、ネタとして昇華した経験談ならいえるが、本音は言えない。

いろいろ嫌になって12月に憧れのドイツに行こうと思ったが、先日、休暇申請が却下された。

そういう経緯もあって、最近は嫌なことしかなかったので、けもなれに救いを求めた。

1話で疲れ切った晶が言っていた。「恋がしたい」と。

恋をすれば、誰かを尊重して尊重されて好きというパワーがあれば、このストレス社会を生き抜くことができるんじゃないか。
ただの希望的観測だけど、だれかに救いを求めれば、このしんどい気持ちから抜け出すことができるんじゃないか。
今の年齢でそのセリフを聞くと、こういう意味なのかなと思えた。

この社会は女1人で生きるにはやはりハードモードすぎる。
上手く1人で楽しんで生きているつもりだけど、やはり定期的に人生がしんどくなる。やっぱり誰かと支えあいながら生きたい。

手段は結婚じゃなくてもいい。
恋をして尊重しあえる人がいる、それだけで少し気持ちが軽くなるんじゃないかと思う。

1話観終えたところで今回も少し自分を労わることができた。
親友も親友じゃなくなってきたような気がしていて、周りの友達もみんな人生のフェーズが変わってきていて、仕事は相変わらずなんだかな~という感じで、アラサーで独身で彼氏もいなくて、そんな中で私はよくやっていると思う。
割を食う性格だけど、ストレス半端ないけど、でもちゃんと仕事を回していてよくやっていると思う。

けもなれを摂取すると、立ち止まって自分を労わることができる。
定期的な摂取が大事だ。

ドラマで精神的な栄養補給。
栄養失調になる前にちゃんと摂取しないと。